生命保険の選び方

2021.07.25

30代独身に保険は必要?将来に向けて充実させておきたい保険とは

20代の時よりは収入も増え、生活に余裕が出てきた30代。20代の時に比べ、必要な生命保険、医療保険なども変わってきます。これからの人生を考えて、昔加入した保険の見直しなどを考えるのをオススメします。
30代で早く加入しておくとメリットがある保険は貯蓄型の死亡保険と医療保険。そしてがん保険です。
今のうちに収入のバランスを考えながら、保障の充実を図っておくことをおすすめします。

ここでは、30代で独身の場合に検討するべき保険の種類、早く加入しておくメリットについて解説していきます。
まだ保険に加入していない方、就職してから一度も保険を見直ししていない方、親から引き継いだ保険をそのまま支払っている方は、一度ご自身に必要な保険を整理してみるとよいでしょう。

■30代独身の場合、死亡保険は必要?

30代独身の場合、のこされた家族に対し保障が必要ではない場合には、今の時点で死亡保険加入の優先順位は高くないでしょう。

しかし、なかにはご両親を扶養している方、ご両親の介護が心配な方、生活を支える必要がある家族がいる方、もしもの時に葬儀費用についてご両親に負担をかけたくない方がいらっしゃると思います。

死亡保険は、被保険者(保険の対象となる人)が病気やケガなど何らかの理由で死亡または所定の高度障害になった場合に、保険金が支払われる保険です。
仮に、ご自身に万が一のことがあった場合には、のこされた家族に死亡保険金を残すことができます。必要な保障額もしっかり確認しておきましょう。
そのため、自分が死んだ場合に誰か経済的に困る人がいる場合には、死亡保険を準備しておくと安心でしょう。

■死亡保険は定期保険と終身保険のどちらを選ぶ?

死亡保険への加入を考えた場合、定期保険終身保険はどちらを選べばいいのでしょうか。
どちらを選択するかは、ご自身の家族構成、経済状況、目的などに合った保険を選ぶことが大切です。

ここでは、まず定期保険と終身保険のそれぞれの特徴を、次に具体例をあげて加入する保険を検討します。

(1)定期保険の特徴

定期保険とは、一定期間の保険期間定め、その期間内に死亡もしくは所定の高度障害状態になった場合に保険金を受け取ることができる保険です。

特徴は、まず同じ保険金額で比較した場合に保障が一生続く終身保険より保険料が割安なので、比較的少ない保険料で大きな保障額を準備することができます。

そして、特定の期間に絞って万が一の保障を準備できるため、保障額を手厚くしたい期間に合わせて定期保険に加入すれば、合理的に保障を持つことができます。
また、ライフステージによって必要な保険金額も変化するため、保険期間の満了や更新時期に合わせて、保険の見直しがしやすいといえます。

ただし、定期保険は、保険料が掛け捨てになるため、途中で解約した場合や保険期間が満了したときに受け取れるお金が基本的にはありません。
また、保険期間が終了すれば、保障がなくなります。更新により保障を継続することは可能ですが、更新時の年齢で保険料は再計算されるため、更新前より保険料が高くなるのが一般的です。

(2)終身保険の特徴

終身保険とは、保険期間が終身で一生涯の死亡保障が確保できる保険です。

同じ保険金額の定期保険と比較して、保険料が割高です。

この保険は掛捨てではありませんが、短期で解約すると解約返戻金(保険の途中で解約した時に戻ってくるお金)は払込保険料の累計を下回ります。
しかし、加入期間が長くなるほど、解約返戻金は徐々に増加しますので、何か資金が必要となったときには解約して使うことも可能です。今は死亡保障として加入するけど将来的には解約して老後の資金として使いたいと考える人にはおすすめです。

(3)具体例

1.ご自身が死亡して経済的に困るご両親がいる場合

経済的に困る時期に、保障を備えておくことができればのこされたご両親は安心です。両親に介護が必要となった時にかかる費用の心配がある方もいらっしゃると思います。
保険の見直しがしやすく、保険料を比較的抑えながら、高額の保障を準備できる定期保険を選択するといいでしょう。

2.葬儀費用など死後に必要となるお金を用意したい場合

人はいずれ誰でも亡くなりますが、どのタイミングで亡くなるか予測することは困難です。
そのため、葬儀費用を準備するのであれば、一生涯保障が続く終身保険がいいでしょう。
加入年齢が若ければ保険料は割安で、また保険料は加入時のものが一生涯続くので、若い時に加入した方がトータルの払込保険料は一般的に安いです。

ここでは、ごく一部の例でどちらの死亡保険が適しているかについて検討しましたが、必要な保障内容やどこまでの保険料を準備できるかは、人によってさまざまです。ご自身の生活状況や考え方、目的に合った保険を検討しましょう。

■医療保険とがん保険はどちらも必要?

医療保険は、病気やケガにより、入院・手術をした場合に給付金が受け取れる保険です。
医療保険には、保険期間で分類した場合、その期間が一定期間である医療保険(定期型)と、一生涯継続する医療保険(終身型)があります。

がん保険は、がんと診断されたり、手術を受けたりした場合に、給付金が受け取れる保険です。
がん保険も、保険期間で分類すると、一定期間内の定期のがん保険(定期型)と、一生涯継続する終身のがん保険(終身型)があります。
医療保険は、「がん」でも「がん以外の病気」や「ケガ」でも入院・手術を行えばお金が支払われますが、がん保険はがんに限った治療に対してお金が支払われるのが特徴です。

医療保険とがん保険の両方に加入すれば、万が一がんになった場合に手厚い保障を受けることができる点が最大のメリットです。
病気のリスクに対して最大限の保障を準備されたい場合には、医療保険とがん保険を組み合わせておけば万全といえるでしょう。
しかし、医療保険とがん保険の2種類の保険に入るということは、それぞれに保険料がかかるため、保険料の負担が増えることを意味します。
終身型の方が定期型に比べて保険料が割高なので、医療保険もがん保険も終身型を選んだ場合は、保険料は高くなります。

両方の保険に加入し、万全な保障を備えておきたいけど、保険料の負担が気になる方は、たとえば幅広く病気やケガを保障する医療保険は終身型、がん保険は定期型という組み合わせにすることで一定期間の保険料を抑えることができます。

■生命保険料控除の活用について

扶養家族がいる場合、扶養控除などさまざまな優遇措置が設けられていますが、独身者の場合は控除額が増えないため、税金負担は大きくなりがちです。
生命保険料を支払った場合には、一定の金額を所得から差し引くことで、所得税や住民税などの税負担が軽くなる生命保険料控除が使えることもメリットの1つです。

■まとめ

ここでは、年代別の30代独身の方に今から検討していただきたい、生命保険・医療保険・がん保険を中心に解説しました。
今後ライフステージの変化により、住宅購入を検討したり、結婚・出産などが訪れることも考えられます。もっと長い目で見て考えた時には、病気やケガによって就業不能状態・介護状態になった時、定年退職後の老後資金の心配ごとも考えておくと安心です。
ご自身の収入とのバランスを考えながら、その中でもまずはケガ・病気・死亡のリスクについて今のうちから保障の充実を図ることをおすすめします。

※この記事に記載の情報は公開日時点のものです。

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リアほMAGAZINE編集局

保険選びのリアルな情報やノウハウをシンプルに分かりやすく解説するリアほ編集局です。

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