保険の基礎知識

2021.07.22

自賠責保険とは?

自賠責保険(じばいせきほけん)は、自動車損害賠償責任保険(じどうしゃばいしょうせきにんほけん)の略です。

自賠責保険は、自動車損害賠償保障法(自賠法)によって、原則すべての車(二輪自動車、原動機付自転車を含む)に加入が義務付けられている強制保険です。

車の持ち主や運転者が、運行によって他人(車の持ち主、運転者に該当しないすべての人)のからだや生命を害し、法律上故意または過失により損害をあたえた場合に補償されるもので、わかりやすく言うと『人身事故を補償する保険』です。
ですから、物に対しての損害は適用されませんので、ご注意ください。

自賠責保険の保険料は、どこの保険会社でも同じ金額ですから、保険会社によって高い安いはありません。

自賠責保険は3つの補償がありますが、それぞれ上限が決まっています。
ここでは、自賠責保険の補償内容と補償ごとの支払われる上限金額について解説していきます。

1.ケガによる損害

被害者1人につき120万円まで支払われます。

たとえば、次のような費用が補償の対象です。

  • 治療費(診察料、手術料、投薬料、入院費など)
  • 入院中に必要な雑費
  • 通院の交通費
  • 被害者がお子さまの場合、付き添いをする方が看護のためにかかる費用
  • 文書発行費用(診断書、交通事故証明書、印鑑証明書などの発行手数料)
  • ケガによって収入が減った場合の休業補償(原則1日あたり6,100円。有給を消化した場合や、主婦の方も所定の金額まで支払われます。)
  • 慰謝料(原則1日あたり4,300円)

2.後遺障害による損害

被害者1人につき、障害の等級に応じて75万円~4,000万円を限度に、ケガによって将来にわたって失われた見込みの収入や、事故による精神的、肉体的苦痛に対して支払われます。

3.死亡による損害

被害者1人につき3,000万円が支払われます。

まとめ

自賠責保険は、『人』に対する賠償を確保し、被害者を救済することを目的とした保険です。
原則すべての車(二輪自動車、原動機付自転車を含む)に加入が義務付けられている強制保険です。
『物』に対してや、ご自身が運転者の場合には補償されません。
また、自賠責保険は被害者に支払われる金額に上限があり、賠償金額が高額になった場合カバーしきれない可能性があります。補償内容を正しく理解し、足らない部分は任意保険でしっかりカバーすることをお勧めします。

※この記事に記載の情報は公開日時点のものです。

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