保険見直しQ&A

2021.08.13

定期保険は見直しが必要?定期保険のメリットと見直しのポイントを解説

定期保険は、10年間、20年、60歳までというように一定期間だけを保障する保険です。
保険料は掛け捨てで、解約返戻金は無いかあってもわずかで満期保険金はありません。

定期保険の最大のメリットは、保険料が貯蓄型の保険と比べて安いため、一定の間だけ少ない負担で大きな保障を確保できることです。
また、掛け捨て型の保険のため、解約のタイミングを気にする必要がなく、途中でいつでも見直しができることもメリットと言えます。

ここでは、定期保険がおすすめな人と見直しのタイミング、見直しのポイントについてわかりやすく解説します。

■定期保険がおすすめな人は?

「一定期間、安く大きな保険に加入出来る」ことがメリットのため、以下のような一定の間だけ少ない負担で大きな保障を確保しておきたいに向いています。

・子どもが独立するまでの間だけ、万が一のときの教育資金を用意しておきたい。
・住宅を購入するまでの間だけ、万が一のときの住宅購入資金を用意しておきたい。
・定年までの間だけ、万が一のときの家族の生活資金を用意しておきたい。

一方で、お葬式代などの亡くなったあとに必ずかかる整理資金を用意するためには、途中で保障がなくなってしまう定期保険は向いていません。
ずっと必要なお金を準備しておきたい場合は、一生涯保障がつづく終身保険が適切です。

■定期保険の見直しの必要性とタイミング

人生にはさまざまなイベントがあって、そのたびに必要な保障額(必要な保険の大きさ)は変わっていきます。

次のように、ライフイベントのたびに必要な保険の大きさが増えたり減ったりしていきます。大きなライフイベントがあった際には、必ず生命保険の内容も見直しするように心掛けましょう。

・必要な保障額が増える場合

・子どもが増えた。→ 必要な教育資金や生活資金の保障額が増える。
・収入が増えて生活費が多くなった。→ 必要な生活資金の保障額が増える。

保障額を増やしたい場合は、追加で定期保険に加入する方法や、今入っている保険をやめて十分な保障額がカバーできる定期保険に入りなおす方法があります。

・必要な保障額が減る場合

・子どもが大学を卒業して社会人になった。→ 必要な教育資金や生活資金の保障額が減る。
・住宅を購入して団体信用生命保険に加入した。→ 必要な住宅資金の保障額が減る。

保障額を減らしたい場合は、現在の保険を減額して保障額を減らす方法や、今入っている保険をやめて適切な保障額の保険に加入しなおす方法があります。

■定期保険を見直すときのポイント

・万が一、亡くなったときの遺族の支出はどれくらい?

自身が亡くなったときに、家族が今までと変わらない生活をしていくには、どれくらいのお金が必要でしょうか?
最も大きいのは生活資金と教育資金です。お子さまが習いごとを続けられるようにしたり、行きたい学校に行けるようにしたりしておくためには、いくらくらい必要でしょうか?
現在の生活費とお子さまのこれからの教育プランをイメージして考えてみましょう。

住宅費用も人それぞれで異なります。
住宅ローンを組んで団体信用生命保険に入っている場合は、万が一のときにローンの支払いが免除されるため、ローンの分は重複して生命保険に入る必要はありません。
現在、賃貸の場合や親と同居の場合、もしくは将来、住宅購入を検討している場合は、今後の住宅費用も含めて万が一の支出を計算する必要があります。

そのほか、必ず必要なお葬式代やお墓代も考慮する必要があります。

これらの費用を合計して、万が一のときに必要な遺族の支出を計算します。

・万が一のときの遺族の収入を差し引いて、必要な保険の大きさ(必要保障額)を決める。

遺族年金は、万が一、亡くなったときに国からもらえるお金です。お子さまの人数によって加算があり、会社員であったか自営業であったかによって金額が異なります。
また、既にたくさん預貯金がある場合は、その分は保険で用意する必要がなくなります。

最終的に用意するべき保険金の大きさ(必要保障額)は、万が一のときの遺族の支出から遺族の収入(遺族年金や預貯金で用意出来ている金額を差し引いた金額)です。

・だんだん減っていく保障か、一定期間は減らない保障か?

定期保険には、ずっと保障額が一定のタイプだんだん保障額が下がっていく収入保障保険タイプがあります。
保険料はだんだん保障が下がっていく収入保障保険タイプの方が割安ですが、保障する目的によって選ぶ必要があります。

たとえば、子どもの教育資金や家族の生活資金のための保障は、若くて子どもが小さいときが生活資金が必要な期間も教育資金の残額も大きいため、最も大きな保障が必要です。その後、時間の経過とともに生活資金が必要な期間も教育資金の残額も減っていくため、保険で必要な金額も小さくなっていきます。
このようにだんだん小さくなっていく保障にぴったり合わせた形の保険が収入保障保険です。

一方で「住宅を購入する前までは、万が一のときに一括で住宅購入出来るように5,000万円を用意しておきたい」ような場合は、住宅を購入するまでの間、5,000万円がずっと必要です。
保障額が一定のタイプの方が、収入保障保険タイプよりは保険料が高くなります。
そのため、同じ期間が決まった定期保険であっても目的によって上手に使い分けをしていくことがポイントです。

このように、定期保険は必ず満期があり保障がそこで終わりますが、満期まで保障額が変わらないタイプとだんだん保障額が下がっていくタイプがあります。
どちらが適切か、目的に応じて選ぶようにしましょう。

また、一生涯ずっと必要な保障であれば、定期保険ではなく一生涯、保障がつづく終身保険を検討することをおすすめします。

■まとめ

定期保険は、一定期間だけ安く保険に加入出来るところが最大のメリットです。
掛け捨てなので、子どもが増えたり住宅を購入したタイミングで見直ししやすい保険でもあります。
定期保険には、ずっと保障額が一定のタイプとだんだん保障額が下がっていく収入保障保険タイプと大きく2つあります。
保険が必要な目的によって上手に使い分けをしていくことが無駄なく定期保険を活用するためのポイントです。 

※この記事に記載の情報は公開日時点のものです。

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WRITER’S PROFILE

KORI 株式会社WDC リアほマーケティング室長

大手生保、保険代理店、外資生保にて連続MDRT、社長賞など数々のタイトルを獲得。その後、コンサルティング会社を経て2021年6月 株式会社WDCに参画。

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