お金と暮らしの基礎知識

2023.06.26

法人カードおすすめ25選!ステータス別におすすめのカードから選び方まで徹底解説

「法人カードはどれがおすすめ?」
「法人カードを選ぶ時は何を基準にしたらいい?」

本記事では、法人カードの選び方やおすすめの法人カードをご紹介しています。

また、個人事業主向けのおすすめ法人カードや中小企業向けのおすすめ法人カードなども網羅しています。

お読みいただくことで、ご自身の状況にあった法人カードを見つけて申し込むことができ、経理上の手間を削減して財務状況を向上させることができますよ!

法人カードの選び方6つ

【法人カードの選び方】

  • 経費の管理と削減を主に選ぶ
  • 社会的ステータスで選ぶ
  • 法人カードをよく使う支払先で選ぶ
  • 入会金や年会費の安さで選ぶ
  • 利用限度額の多さで選ぶ
  • 特典や付帯サービスで選ぶ

1.経費の管理と削減を主に選ぶ

経費の管理と削減を主な目的として選ぶ場合、特にどこに重点を置くか決めておくと目的に合ったカードが見つかります。

経費に関して重点を置くべきなのは、以下の3点です。

  • 経費の管理
  • 経費の削減
  • 会計の管理コスト削減

法人カードを作成すると、会計の管理コストが削減できます。出張旅費・接待費などを法人カードに統一することで、従業員による仮払いや立替払いの必要がなくなるからです。

従業員による仮払いや立替払いは、支払う側の従業員もそれを計算する経理側の従業員も負担になります。しかし、会社関連の支払いを法人カードに統一することで、両者の負担が減って会計の管理コストを削減できます。

会社関連でどのような立替払いや仮払いが発生しているのかを再度確認し、その支払いに合った法人カードを選びましょう。

2.社会的ステータスで選ぶ

社会的ステータスで選ぶという方法もあります。審査の基準が厳しく、ステータスの高い法人カードを所持していることは、そのまま企業の信頼性の高さを意味するのです。

例えば、法人カードにも一般ランク・ゴールドカード・プラチナカードとランクがあります。

また、海外では法人カードが身分証にもなります。特に、American ExpressやDiners Clubは国際的にステータスが高いため、外国企業と取引する会社には特におすすめです。

3.法人カードをよく使う支払先で選ぶ

加盟店数やよく使う支払先で選ぶという方法もあります。加盟店や支払先で選ぶ際の、具体的な基準は以下の通りです。

  • よく使う支払先が加盟店か
  • よく使う支払先のポイント還元率が高いか
  • よく使う加盟店の優待サービスがあるか

法人カードにも個人カード同様、国際ブランドがあります。日本で一般的な国際ブランドはVISA・Mastercard・JCB・American Expressなどですが、よく利用する店舗が特定の国際ブランドに加盟していなければ、法人カードを作っても利用できないという事態が起こり得ます。

また、ただ使えればそれでいいと満足していてはいけません。せっかくカードを利用するなら、ポイントの還元率が高くなったり、よく使う店舗で優待を受けられたりする法人カードを選びたいものです。

4.入会金や年会費の安さで選ぶ 

コストを抑えたい場合は、入会金や年会費の安さで選ぶ方法もあります。入会金や年会費で選ぶ際、具体的な基準は以下の通りです。

  • とにかくコストを抑えたい場合は、入会金と年会費が無料の法人カード
  • 社会的ステータスを優先したい場合は、年会費1万円以上のカード

法人カードの年会費は、無料のものから1万円以上のものまで幅広くあります。法人カードを作りたいもののコストを抑えたい場合は、年会費無料のカードや安いカードを選びましょう。例えば「三井住友カード ビジネスオーナーズ」は、年会費が無料ながらポイントの還元率が高く、カード決済できない取引先相手でもカードでの支払いが可能になる請求書支払い代行サービスなど、ビジネスに役立つサービスが付帯しています。

一方で、社会的ステータスのために法人カードを作る場合は、年会費が1万円以上と高めのものを選ぶと目的に合った法人カードが見つかります。例えば「アメリカン・エキスプレスⓇ・ビジネス・ゴールド・カード」は年会費が36,300円ですが、レストランの予約に強く、独自のデータベースの利用が無料で可能など、特典が充実している上に高いステータスも備えています。

5.利用限度額の高さで選ぶ 

利用限度額の高さで選ぶことも大切です。会社の規模によって毎月に利用する金額が異なるからです。

法人カードを作る前に、まずは毎月利用する金額の目安を出しましょう。その目安となる金額から、必要な利用限度額を満たすクレジットカードを選ぶ必要があります。

ただし、場合によっては利用限度額が希望額を下回ることもあります。この場合は、法人カードの利用実績を積み上げて利用限度額を引き上げてもらう、法人カードを複数枚所持するなどの対策が考えられます。

例えば「UPSIDER」は年会費が無料ですが利用限度額は最大1億円と高額を誇っており、経費の拡大にお悩みのスタートアップ企業におすすめの法人カードです。

6.特典や付帯サービスで選ぶ 

特典や付帯サービスから選ぶという方法もあります。

法人カードに付帯した特典やサービスの内容はさまざまなので、内容を吟味して法人カードを選びましょう。

一般的な付帯サービスとしては、「海外旅行損害保険」「ショッピング保険」「ETCカード機能」「空港ラウンジの無料利用」などがあります。海外出張が多い場合は、海外旅行損害保険がついてるものを選ぶと良いでしょう。例えばNTTファイナンスBizカードゴールドは、年会費が11,000円とゴールドカードの中ではそこまで高額ではありませんが、海外旅行傷害保険は最高1億円、国内旅行傷害保険は最高5,000万円までサポートしています。

また、ホテルやレストランの優待サービスといった特典がある法人カードもあります。接待や出張が多い場合は、優待サービスを基準に選ぶと良いでしょう。ダイナースクラブ ビジネスカードは特にグルメ関連の特典が充実しており、接待先に困ることはないでしょう。

年会費無料の法人カード6選

【年会費無料の法人カード6選】

  • 三井住友カード ビジネスオーナーズ
  • NTTファイナンスBizカード レギュラー
  • ライフカードビジネスライトプラス
  • セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレスⓇ・カード
  • GMOあおぞらネット銀行ビジネスデビットカード
  • UPSIDER

1.三井住友カード ビジネスオーナーズ|セキュリティ対策が万全

  • ナンバーレスでセキュリティ対策が万全
  • 複数カードを作ってもアプリで一元管理できる
  • ポイント還元率最大1.5%

三井住友カード ビジネスオーナーズは、年会費無料の法人カードです。三井住友カードの一般カードである三井住友カード(NL)との2枚持ちも可能で、アプリで一元管理できます。

さらに、三井住友カード(NL)と2枚持ちすれば、Amazon・ANA・JALなどでポイント還元率が1.5%になるため、ポイント還元率の高さを選ぶポイントにしている企業にもおすすめです。国際ブランドは加盟店が多いVISAかMastercardから選べるため、決済しようと思ったら国際ブランドが対応していなかったという事態はほとんどないでしょう。

また、セキュリティ対策が万全であることもおすすめポイントです。三井住友カード ビジネスオーナーズは、セキュリティ対策としてナンバーレスタイプを採用しています。カード番号はアプリで表示されるため、万が一カードを紛失したり盗難されても不正利用されにくいでしょう。

年会費無料通常還元率0.50%~1.50%
対応ブランドVISA、Mastercard特約店
貯まるポイントVポイント可能なキャッシュレス決済iD、QUICPay、楽天Edy、WAON、各種スマホ決済など

2.NTTファイナンスBizカード レギュラー|ガソリン代に割引がかかる

  • ガソリン代が割引される
  • ポイント還元率が1.0%と高い
  • 保険や補償サービスが充実している

NTTファイナンスBizカードのレギュラーカードは、年会費永年無料で利用できます。年会費無料でありながらポイントの基本還元率が1.0%と高く、よく利用する支払先が加盟店であれば非常にお得に利用できるでしょう。

また、ポイント還元率の高さだけではなくガソリン代がキャッシュバックされるという特長もあります。ガソリン代がキャッシュバックされるのは、全国約6,300の出光興産系列サービスステーションです。社用車の給油を毎回出光興産系列サービスステーションで行っている場合は、いつもの給油がお得になりさらにポイントも貯められます。

最高2,000万円までの旅行傷害保険・カード盗難保険・ショッピング補償保険などの、保険や補償サービスが充実している点もおすすめポイントです。

年会費無料通常還元率1.00%~2.00%
対応ブランドVISA特約店
貯まるポイントNTTポイント可能なキャッシュレス決済楽天Edy、各種スマホ決済など

3.ライフカードビジネスライトプラス|最大限度額が高い

  • 最大限度額が高い
  • Webで申し込みが完結する
  • 法律相談が1時間無料

ライフカードビジネスライトプラスは、ライフカードが発行する年会費無料の法人カードです。最高限度額が500万円と高く、決済予定金額が多い会社の利用にも適しています。

また、Webで申し込みが完結し、好きな時間に申し込める点もおすすめポイントです。Web申し込みは最短3営業日にカードが発行されるため、急ぎで法人カードを作りたい場合も利用しやすいでしょう。

さらに、ライフカードならではのメリットとして、ライフカード提携弁護士による法律相談を1時間無料で利用できる点があります。「法律に関する相談をしたいものの相談料が高くて足踏みしている」という場合も、ライフカードビジネスライトプラスがあれば弁護士から適切なアドバイスをしてもらえやすくなるでしょう。他にも国内、国外旅行が予約できる「Travel Gate」や、海外アシスタンスサービスの「LIFE DESK」など、さまざまな特典が利用できます。

年会費無料通常還元率0.50%
対応ブランドVISA、Mastercard、JCB特約店
貯まるポイントLIFEサンクスポイント可能なキャッシュレス決済iD、楽天Edy、各種スマホ決済など

4.セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレスⓇ・カード|オンラインショッピングでも安心のセキュリティ

  • オンラインショッピングでも安心のセキュリティ
  • 永久不滅ポイントが貯まる
  • 設立1年目や個人事業主も作成できる

セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレスⓇ・カードは、株式会社クレディセゾンが発行する年会費無料の法人カードです。

利用金額に応じて貯まるポイントは、永久不滅ポイントとして還元されます。永久不滅ポイントとは、その名の通り有効期限のないポイントであることから、せっかく貯めたポイントの有効期限が切れて失効してしまったり、期限内に使い切らなければならないなど、ポイントに関する心配をする必要がありません。

このカードは、設立1年目の会社や個人事業主でも作成できます。また、Webでの不正使用により損害を補償する「オンライン・プロテクション」を備え、高いセキュリティを誇ります。ECサイトにクレジットカード情報を入力することに不安をお持ちの場合にもおすすめです。

年会費無料通常還元率0.50%~2.00%
対応ブランドAMEX特約店
貯まるポイント永久不滅ポイント可能なキャッシュレス決済iD、QUICPay、楽天Edy、Suica、各種スマホ決済など

5.GMOあおぞらネット銀行ビジネスデビットカード|対象店舗の利用で現金還元

  • 対象店舗の利用で現金還元
  • 発行手数料、年会費無料
  • 最大20枚までカードを保有できる

GMOあおぞらネット銀行ビジネスデビットカードは、発行手数料と年会費が無料の法人カードです。クレジットカードではなくデビットカードなので、決済したタイミングで口座から引き落とされます。1,000万円までの不正利用補償がついており、Webやアプリからカードの利用停止もできるため、セキュリティ的にも安心な1枚といえます。

このカードは、対象店舗で利用するとポイントではなく現金が還元されるという特徴があります。現金で還元されれば、ポイントを交換したり還元されたポイントの使い道が制限されたりといったことがなく、ポイントの管理や使い道に悩むことはありません。

また、最大20枚までカードを保有できる点もおすすめポイントです。社内でカードを使い回すことなく、チーム単位や案件単位など使途別にカードを発行できるからです。

年会費無料通常還元率1.0%~1.5%(現金)
対応ブランドVISA、Mastercard特約店
貯まるポイント可能なキャッシュレス決済

6.UPSIDER|スタートアップ企業向けの法人カード

  • 原則3営業日以内に審査完了
  • 利用限度額が最大1億円以上
  • 手続きが全てWebで完結する

UPSIDERは、株式会社UPSIDERが発行する年会費無料の法人カードです。UPSIDERはスタートアップ企業向けの法人カードであり、利用枠を増やすための再審査にすぐに応じてくれるなど、企業の成長に合わせた対応をしてくれます。申し込み後の審査は原則3営業日以内に終わるため、少しでも早く法人カードを発行したい場合は、UPSIDERが最適です。

UPSIDERの利用限度額は最大1億円以上と高額です。毎月利用する額が大きいものの、利用限度額が低いとお悩みの会社にもおすすめです。

また、カードの追加発行は何枚でも可能で、発行手続きは全てWebで完結します。発行手数料も無料で、書類を来店して提出したり、郵送したりなどの必要はありません。発行したカードの利用状況はすべて管理画面に反映され、会計ソフトとの連携やCSV出力も可能です。

年会費無料通常還元率1.00%
対応ブランドVISA特約店
貯まるポイントUPSIDERカードポイント可能なキャッシュレス決済GooglePay

個人事業主向けの法人カード3選

ここからは年会費が1万円以下で個人事業主向けのサービスが充実した法人カードをご紹介します。

【個人事業主向けの法人カード】

  • 楽天ビジネスカード
  • オリコ EX Gold for Biz S
  • Airカード

1.楽天ビジネスカード|楽天市場ならポイント5倍

  • 楽天市場での利用でポイント5倍
  • ETCカードを複数枚発行できる
  • ビジネスシーンで使える優待サービス

楽天ビジネスカードは、楽天カード株式会社が発行する法人カードです。このカードの利用には、以下の条件を満たしている必要があります。

  • 楽天プレミアムカードを所持している
  • 法人名義の預金口座がある

このカードならではのメリットとして、楽天市場での利用でポイントが5倍になります。普段から楽天市場を利用している方は、いつものお買い物がお得になるためおすすめです。

また、ETCカードを複数枚発行できるため、社用車での出張が多い部署ごとにETCカードを使い分けたい企業にもおすすめです。

さらに、Visaビジネスオファーではビジネス用ノートパソコンやビジネス用デスクトップの購入が7%オフになるなど、ビジネスシーンでお得な優待サービスが充実しています。

年会費2,200円通常還元率1.00%~5.00%
対応ブランドVISA特約店
貯まるポイント楽天ポイント可能なキャッシュレス決済楽天Edyなど

2.オリコ EX Gold for Biz S|個人事業主向けのビジネスカード

  • ポイントが20%加算される
  • キャッシングも利用可能
  • 融資金利が優遇される

オリコ EX Gold for Biz Sは、オリコカードが発行する個人事業主向けの法人ゴールドカードです。「EX Gold for Biz S」「EX Gold for Biz M」の2種類がありますが、「EX Gold for Biz M」は法人の代表者向けの法人カードです。

2年目以降2,200円の年会費がかかりますが、1万円〜100万円のキャッシング枠が付帯しており、急な出費が必要になった際の助けになります。また、このカードを持っていると、証書貸付「ビジネスサポートプラン」やビジネス向けカードローン「CREST for Biz」に申し込んで借り入れる際、金利が最大2%優遇されます。なお、証書貸付とは、金融機関が借用書(金銭消費貸付契約証書)と引き換えに、企業や事業主にお金を貸すことです。

また、オリコ EX Gold for Biz Sの基本ポイント還元率は0.5%ですが、EX Gold for Biz会員はポイントが20%加算されるため、還元率は実質0.6%になります。EX Gold for Biz会員には、オリコ EX Gold for Biz Sを所持すれば自動的に入会することができます。

年会費2,200円(初年度無料)通常還元率0.6%
対応ブランドVISA、Mastercard特約店
貯まるポイント暮らスマイル可能なキャッシュレス決済楽天Edy、各種スマホ決済など

3.Airカード|高還元率のポイントを誇る

  • 1.5%と還元率が高い
  • 店舗運営時の経費管理をサポートしてくれる
  • 紙での明細書管理が不要になる

Airカードは、リクルートとJCBが提携して発行している法人カードです。Airカードを個人事業主におすすめする理由は、経費業務の効率化が可能だからです。Airカードは、マネーフォワードやfreee会計などの主要な経理ソフトと連携することで、領収書の保管・管理・振り込み作業が簡単になり、立替金精算の申請などが不要になります。紙の明細書管理も不要になれば、紙や印刷にかかるコストの削減にもつながります。また、店舗運営を行っている個人事業主であれば、Airメイトという店舗の売上やコストの管理ツールと連携できるため、収支管理が効率良く行えるようになります。

また、通常還元率が1.5%と非常に高い点もおすすめポイントです。ただし、税金や公共料金・通話料に関する支払いのポイント還元率は0.5%、年会費・電子マネー・ETCカードへのチャージなどはポイント還元の対象外です。

年会費5,500円通常還元率1.50%
対応ブランドJCB特約店
貯まるポイントリクルートポイント可能なキャッシュレス決済QUICPay、楽天Edy、各種スマホ決済など

中小企業向けの法人カード5選

ここからは年会費が15,000円以下で、中小企業向けのサービスが充実した法人カードをご紹介します。

【中小企業向けの法人カード5選】

  • JCB一般法人カード
  • オリコビジネスカードスタンダード
  • UC法人カード
  • アメリカン・エキスプレスⓇ・ビジネス・グリーン・カード
  • オリコ EX Gold for Biz M

1.JCB一般法人カード|サイバーリスクに強い

  • サイバーリスクに強い
  • ETCカード複数枚無料で発行可能
  • 対象の店舗でポイント最大20倍

JCB一般法人カードは、JCBが発行している法人カードです。中小企業におすすめする理由は、2年目以降の年会費が1,375円と安価にもかかわらず、サイバーリスク保険が付帯しているからです。

サイバーリスク保険が付帯されたクレジットカードは業界初です。簡易リスク診断サービスなどのサイバーリスクに関する備えと、トラブル発生時の電話相談サービスや専門事業者紹介サービスなどのトラブル発生時のサポートが無料で付帯しています。

また、ETCカードを無料で複数枚発行できます。社用車で高速に乗って出張する機会が多い企業に最適です。

さらに、「JCB ORIGINAL SERIESパートナー」の加盟店ではポイントの還元率が2〜3倍に、中でもトレンドマイクロ・オンラインショップでは20倍になるなど還元率の高さもおすすめポイントです。

年会費1,375円(初年度無料)通常還元率0.47%~0.99%
対応ブランドJCB特約店
貯まるポイントOki Dokiポイント可能なキャッシュレス決済各種スマホ決済など

2.オリコビジネスカードスタンダード|ビジネスアシストがついた便利なカード

  • Mastercardビジネスアシスト付帯
  • カードごとの利用明細が一目で確認できる
  • カード利用者ごとに利用可能枠を設定可能

オリコビジネスカードスタンダードは、オリコカードが発行している法人カードです。最大20枚まで社員用のカードを発行でき、1枚ごとの利用可能額を10万円〜1,000万円の範囲で設定できます。ポイント還元やキャッシュバックなどのシステムはありませんが、ETCカードは年会費無料で発行できます。

中小企業におすすめする理由は、Mastercardビジネスアシストが付帯している点です。Mastercardビジネスアシストでは、福利厚生プログラムや経理システム、海外進出などビジネスシーンにおいて幅広くサポートしてくれます。

また、カードごとの利用明細が会員サイトで一目で確認できる点もおすすめポイントです。カードごとの利用明細が一目で確認できれば、事業全体の経費も個人単位の経費も簡単に管理できます。

年会費2,200円(初年度無料)通常還元率
対応ブランドMastercard特約店
貯まるポイント可能なキャッシュレス決済楽天Edy、各種スマホ決済など

3.UC法人カード|セゾンポイントの貯まる法人カード

  • 発行先を選べる
  • セゾンポイントが貯まる
  • 最大55日間の支払い猶予がある

UC法人カードは、発行先をユーシーカード株式会社と株式会社クレディセゾンから選べる法人カードです。発行先によるカードの機能の主な違いは、以下の通りです。

クレディセゾンUCカード
選べる国際ブランドVISA、MastercardMastercard
カードに付帯する特典・国際ブランドに付帯する特典・UCカードに付帯する特典・セゾンカードに付帯する特典・国際ブランドに付帯する特典・UCカードに付帯する特典

UCカードに付帯する特典にはUCタクシーチケット、UC ETCカードなどがあり、セゾンカードに付帯する特典にはホームページ制作サービス、レンタルスペースサービス、PRESIDENT購読優待などがあります。

特に理由がなければ、特典が充実するクレディセゾンからの発行を選ぶのがおすすめです。

UC法人カードを中小企業におすすめする理由は、最大55日間の支払い猶予があるからです。支払い猶予を活用することでキャッシュフローの改善を図ることができることができます。

また、セゾンカードと提携しているため、UC法人カードを利用すると永久不滅ポイントが貯まります。永久不滅ポイントは有効期限がないためじっくりとポイントが貯められ、様々な商品や電子ギフト券、他社ポイントと交換できます。

年会費11,000円通常還元率0.50%~1.00%
対応ブランドVISA(クレディセゾン発行のみ)、Mastercard特約店
貯まるポイント永久不滅ポイント可能なキャッシュレス決済楽天Edy、各種スマホ決済など

4.アメリカン・エキスプレスⓇ・ビジネス・グリーン・カード|会計ソフトと連携可能

  • 会計ソフトと連携できる
  • トラベルサポートが付帯している
  • 業務の効率化をサポートしてくれる

アメリカン・エキスプレスⓇ・ビジネス・グリーン・カードは、American Expressが発行する法人カードです。

中小企業にアメリカン・エキスプレス® ・ビジネス・グリーン・カードをおすすめする理由は、American Expressが発行する法人カードの中でも最も年会費が安く、かつ会計ソフトと連携できるカードだからです。このカードは、個人事業主や中小企業向けの会計や申告ソフトの大手である「弥生会計ラインアップ」「クラウド会計ソフト freee会計」と提携しています。そのため、支払い情報を自動で取り込むことができ、会計業務の効率化が図れます。

また、充実したトラベルサポートが付帯している点もおすすめポイントです。出張手配、現地のサポートに加えて最高5,000万円までの旅行傷害保険も付帯しています。出張に行く機会の多い社員の負担軽減も図れるため、特に出張に行くことの多い企業におすすめです。

年会費13,200円通常還元率0.30%~1.00%
対応ブランドAMEX特約店
貯まるポイントメンバーシップ・リワード可能なキャッシュレス決済楽天Edy、各種スマホ決済など

5.オリコ EX Gold for Biz M|国際ブランドに応じた付帯サービス

  • メンバーカードを3枚まで発行できる
  • タッチ決済が搭載されている
  • 国際ブランドごとに付帯サービスがある

オリコ EX Gold for Biz Mは、オリコカードが発行する中小企業向け法人カードです。

カードの機能は、個人事業主におすすめの法人カードで紹介したオリコ EX Gold for Biz Sとほぼ同じですが、オリコ EX Gold for Biz Sに付帯していたキャッシング枠がありません。その代わりに、このカードではメンバー用のカードを3枚まで発行できます。

また、タッチ決済が搭載されていたり、国際ブランドごとに付帯サービスがある点もおすすめポイントです。タッチ決済が搭載されていれば、携帯をかざすだけで簡単に決済できます。国際ブランドごとの付帯サービスの一例としては、Mastercardでは福利厚生システムなどビジネスシーンで使える「Mastercardビジネスアシスト」、VISAでは出張時の宿泊費や食事代がお得になる「VISAビジネスオファー」が付帯しています。

年会費2,200円(初年度無料)通常還元率0.60%
対応ブランドVISA、Mastercard特約店
貯まるポイント暮らスマイル可能なキャッシュレス決済楽天Edy、各種スマホ決済

優待特典が豊富な法人ゴールドカード3選

【優待特典が豊富な法人ゴールドカード】

  • 三井住友カード ビジネスオーナーズゴールド
  • NTTファイナンスBizカードゴールド
  • JCBビジネスプラスゴールド法人カード

1.三井住友カード ビジネスオーナーズゴールド|年間利用額100万円以上で年会費無料

  • 年間利用額100万円以上で年会費が無料になる
  • 登記簿謄本と決算書の提出不要
  • 総利用額が最大500万円

三井住友カード ビジネスオーナーズゴールドは、三井住友カード ビジネスオーナーズのゴールドカードです。ゴールドカードは優待特典が豊富なため、優待特典サービスを重視して法人カードをお探しの場合におすすめです。特典の例としては以下の通りです。

  • ETCカード年会費無料
  • 有料道路利用でご利用金額200円(税込)につき3ポイント還元
  • 最高2,000万円の旅行傷害保険(国内・海外問わず)
  • 国内空港ラウンジサービスが無料
  • 年間100万円の利用で10,000ポイントを還元

また、三井住友カード ビジネスオーナーズゴールドは5,500円(税込)の年会費がかかりますが、年間利用額100万円以上で年会費が無料になります。年間利用額が100万円を超えることがすでに予測されている場合、このカードに申し込めば2年目以降の年会費が無料でゴールドカードのサービスが受けられ、ゴールドカードを保有しているという社会的ステータスが得られます。また、申し込みの際には、登記簿謄本や決算書の提出は不要のため、申し込み時の手間が少なくて済みます。

総利用額が500万円と余裕があり、ナンバーレスでセキュリティに優れ、最高2,000万円までの旅行傷害保険も付いてくるなど、あらゆる面で頼れる1枚です。

年会費5,500円通常還元率0.50%~1.50%
対応ブランドVISA、Mastercard特約店
貯まるポイントVポイント可能なキャッシュレス決済iD、QUICPay、楽天Edy、WAON、各種スマホ決済など

2.NTTファイナンスBizカードゴールド|旅行傷害保険に優れたカード

  • 旅行傷害保険が充実している
  • ポイント還元率が1.0%と高め
  • Web明細編集サービスが付帯している

NTTファイナンスBizカードゴールドは、NTTファイナンスBizカード レギュラーのゴールドカードです。

NTTファイナンスBizカードゴールドは、特に旅行傷害保険が充実しています。海外旅行傷害保険は最高1億円、国内旅行傷害保険は最高5,000万円までサポートしてくれます。出張などで国内外に行く機会の多い企業に特におすすめです。

NTTファイナンスBizカード レギュラーでは有料になる明細書郵送やETCカードの年会費が無料になるのもゴールドにするメリットです。

NTTファイナンスBizカードゴールドには、Web明細編集サービスも付帯しています。Web明細編集サービスでは、用途によってWeb明細を分割して作成したり、メモする機能が搭載されています。明細書作成業務の効率化や経理担当の負担軽減ができるでしょう。

また、ポイントの基本還元率が1.0%と高水準であることもおすすめポイントです。

年会費11,000円通常還元率1.00%~2.00%
対応ブランドVISA特約店
貯まるポイントNTTポイント可能なキャッシュレス決済楽天Edy、各種スマホ決済など

3.JCBビジネスプラスゴールド法人カード|旅費や交通費をキャッシュバック

  • 旅費や交通費がキャッシュバックされる
  • 旅行傷害保険が充実している
  • 枚数制限なしに追加カード発行可能

JCBビジネスプラスゴールド法人カードは、JCBカードが発行するゴールドの法人カードです。

年会費は11,000円かかりますが、最高1億円の海外旅行傷害保険や最高5,000万円までの国内旅行傷害保険が付帯されています。また、他にも国内・海外航空機遅延保険や最高500万円のショッピングガード保険(国内・海外問わず)が付帯されており、保険面でのサポートが充実しています。

JCBビジネスプラスゴールド法人カードは、旅費や交通費で利用した金額の最大3%(上限15,000円/月)がキャッシュバックされることが特徴です。ポイントでの還元ではないため、ポイントを交換したり有効期限を気にしたりなどの煩わしさがありません。

社員用の追加カードは、1枚発行するごとに年会費が3,300円プラスされますが、発行できる枚数に上限がありません。また、ETCカードも年会費無料で発行できます。

年会費11,000円通常還元率毎月15,000円までキャッシュバック
対応ブランドJCB特約店
貯まるポイント可能なキャッシュレス決済QUICPay、楽天Edy、各種スマホ決済など

大企業向けのコーポレートカード2選

コーポレートカードとは、法人カードの中でも社員数の多い大企業向けのカードのことです。発行できる社員カードが多い、利用限度額が高いなどの特徴があります。

【大企業向けのコーポレートカード】

  • 三井住友コーポレートカード クラシック(一般)
  • アメリカン・エキスプレスⓇ・ゴールド・コーポレート・カード

1.三井住友コーポレートカード クラシック(一般)|大企業向けのカード

  • 利用データを経費精算システムに自動連携できる
  • 社員20人以上で利用できる
  • 1会員ごとの年会費は440円

三井住友コーポレートカード クラシック(一般)は、三井住友カードが発行するコーポレートカードです。公式サイトによると従業員20人以上が利用の目安となっており、それ以下の規模の企業が申し込んだ場合、審査に通らない恐れがあります。年会費は1,375円で、2人目以降は1会員ごとに440円という安さもおすすめポイントです。

また、経費精算業務の効率化が図れるという点もおすすめポイントです。三井住友コーポレートカード クラシック(一般)には、「コーポレートカード×経費精算システム」の利用データ自動連携機能が搭載されており、利用データをシステムに自動入力してくれるため、経費精算業務の大幅な効率化が期待できます。

また、請求書送付や入金確認を行う「BtoB売掛金回収スキーム」サービスを利用して、代金回収をアウトソーシングすることもできます。

年会費1,375円通常還元率0.40%~1.36%
対応ブランドVISA、Mastercard特約店
貯まるポイントワールドプレゼントポイント可能なキャッシュレス決済iD、楽天Edy、各種スマホ決済など

2.アメリカン・エキスプレスⓇ・ゴールド・コーポレート・カード|海外出張向けのサービス

  • 出張に関するサポートがある
  • ETCカードを5枚まで作成できる
  • オンライン明細サービスを利用可能

アメリカン・エキスプレスⓇ・ゴールド・コーポレート・カードは、American Expressが発行しているコーポレートカードです。American Expressの法人カードは、すべてのカードにAmerican Express独自の特典が付帯されていますが、ゴールドカードを選ぶことでさらに充実したサービスを受けられ、高いステータスを手にできます。

このカードでは、空港ラウンジの利用や手荷物無料宅配サービス、海外出張時に日本語でサポートが受けられるオーバーシーズ・アシストなどのサービスが受けられます。国内外の出張を手厚くサポートしてくれるため、社員も安心して出張しやすくなるでしょう。

また、ETCカードは5枚まで作成できたり、オンライン明細サービスを利用できる点もおすすめポイントです。オンライン明細サービスでは、直近6 ヶ月分の明細書がPDF ファイルでダウンロードできます。オンラインで発行できるため、紙の印刷にかかるコストを削減できたりファイリングして管理する手間が省けます。

年会費要相談(追加カードの枚数で決定)通常還元率0.50%~0.70%
対応ブランドアメリカンエキスプレス特約店
貯まるポイントコーポレート・メンバーシップ・リワードポイント可能なキャッシュレス決済QUICPay、各種スマホ決済など

ステータス重視な方におすすめのビジネスカード6選

【ステータス重視な方におすすめのビジネスカード】

  • セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレスⓇ・カード
  • ダイナースクラブ ビジネスカード
  • アメリカン・エキスプレスⓇ・ビジネス・ゴールド・カード
  • ラグジュアリーカード TITANIUM(法人)
  • ラグジュアリーカード BLACK(法人)
  • ラグジュアリーカード ゴールド(法人)

1.セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレスⓇ・カード|マイル還元率の高いカード

  • マイル還元率が高い
  • 年間200万円以上の利用で年会費が優遇される
  • 永久不滅ポイントが海外で2倍

セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレスⓇ・カードは、株式会社クレディセが発行するプラチナランクの法人カードです。年会費は22,000円かかりますが、年間200万円以上の利用で、次年度の年会費が11,000円割引され、年会費が11,000円とゴールドカードの水準程度に下げられます。

また、JALのマイル還元率が1.125%と非常に高いため、出張などでJALを使うことが多い企業に特に適しています。

貯まるポイントはマイルだけではなく永久不滅ポイントもあり、永久不滅ポイントは海外での利用で還元率が2倍になります。American Expressは海外にも加盟店が多いため、海外出張ではセゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレスⓇ・カードのメイン利用をおすすめします。

年会費22,000円通常還元率0.50%~1.00%
対応ブランドAMEX特約店
貯まるポイント永久不滅ポイント可能なキャッシュレス決済iD、QUICPay、楽天Edy、各種スマホ決済など

2.ダイナースクラブ ビジネスカード|レストランやトラベルの予約に優れたカード

  • レストランやトラベルの予約に優れている
  • 利用可能枠に一律の制限がない
  • 2枚まで追加発行が無料

ダイナースクラブ ビジネスカードは、三井住友信託銀行グループが発行するハイステータス法人カードです。レストランやトラベルの予約に優れていることから、出張や接待で使う機会が多い場合におすすめです。会食や接待に使える優待サービスの一例としては、レストランでおすすめのコースが1人分無料になる「エグゼクティブ ダイニング」、高級料亭の予約を代わりに行ってくれる「料亭プラン」などがあります。

また、利用可能枠に制限がなく、利用状況に応じて上限が設定されます。高額な支払いが重なったときや長期の海外滞在などの場合も安心です。

追加カードの発行は2枚まで無料です。追加カードの利用分も通常のカードにポイントが合算されるため、ポイントが貯まりやすいという特徴もあります。

年会費27,500円通常還元率0.40~1.00%
対応ブランドDiners特約店
貯まるポイントダイナースクラブ リワードポイント可能なキャッシュレス決済楽天Edy、各種スマホ決済など

3.アメリカン・エキスプレスⓇ・ビジネス・ゴールド・カード|レストランの予約に強いカード

  • レストランの予約サービスが充実
  • ビジネス情報サービスが利用可能
  • ポイントをマイルに交換できる

アメリカン・エキスプレスⓇ・ビジネス・ゴールド・カードは、American Expressが提供しているゴールドランクの法人カードです。

「ビジネス・ダイニング・コレクション by グルメクーポン」というサービスが付帯するなど、特にレストランの予約に強いという特徴があります。「ビジネス・ダイニング・コレクション by グルメクーポン」は、全国約200店舗の対象のレストランで所定のコース料理を2名以上で利用すると、1名分が無料になるサービスです。対象店舗は選び抜かれたレストランのため、接待や会食に活用できます。

また、企業情報、新聞・雑誌記事、人物情報などをまとめた日本最大級のビジネス情報データベースサービス「ジー・サーチ」を無料で利用できます。

さらに、貯まったポイントはマイルにも交換できます。出張時にマイルを使って飛行機に乗ることで、出張費を安く抑えられます。

年会費36,300円(初年度無料)通常還元率0.50%
対応ブランドAMEX特約店
貯まるポイントメンバーシップ・リワード可能なキャッシュレス決済楽天Edy、各種スマホ決済など

4.ラグジュアリーカード TITANIUM(法人)|ハイステータスカードのエントリーモデル

  • 1年目のスタートアップ企業や個人事業主も作成できる
  • 経費精算を簡略化できる
  • 経費や納税でもポイントが貯められる

ラグジュアリーカード TITANIUM(法人)は、3種類あるラグジュアリーカードの中で1番年会費が安いエントリーカードです。エントリーカードではありますが、利用可能枠が最大9,999万円と高額な決済にも対応しており、ハイステータスな法人カードです。また、法人税の支払いにも対応しており、還元率1%のポイント還元を受けられます。

貯めたポイントは移行上限なしでJALやANAのマイルに移行できます。また、Amazonギフト券やGooglePlayなどのギフトカードとも交換が可能です。

その他の特典として、以下があります。

  • 最高1.2億円の国内・海外旅行保険の付帯
  • 最大300万円のショッピング保険
  • カード不正使用被害時の補償
  • 148ヵ国 600都市以上の主要空港ラウンジ無料
  • VIPホテルで55,000円相当の優待特典がつく

ラグジュアリーカード TITANIUM(法人)は、経費生産の簡略化をサポートしてくれます。明細書に利用履歴を残せたり、弥生会計やMoney Forwardなどのクラウド会計と連携できるからです。最大53日間の支払い延長もでき、キャッシュフローにゆとりを持つことも可能です。

年会費55,000円通常還元率1.00%
対応ブランドMastercard特約店
貯まるポイントラグジュアリー・リワード可能なキャッシュレス決済QUICPay、楽天Edy、Suica、各種スマホ決済など

5.ラグジュアリーカード BLACK(法人)|コストパフォーマンスのよいハイクラスカード

  • 基本還元率が1.25%と高い
  • ポイントの有効期限が5年と長い
  • 24時間365日対応のコンシェルジュサービス

ラグジュアリーカード BLACK(法人)は、3種類あるラグジュアリーカードの中で2番目のランクの法人カードです。年会費は110,000円(税込)ですが、基本還元率がTITANIUMの1%から1.25%に上がります。基本還元率が非常に高い水準のため、普段の利用でもポイントが効率的に貯められます。また、ポイントの交換レートもTITANIUMから上昇します。航空マイレージへの交換レートが0.6%から0.75%に、商品交換の還元率が最大2.2%から最大2.75%になります。

また、ポイントの有効期限は、5年と長めであることもおすすめポイントです。有効期限が長ければ、余裕を持ってポイントを貯めたり交換でき、有効期限が切れてポイントを無駄にするリスクも減ります。

24時間365日対応のコンシェルジュサービスが受けられる点もおすすめポイントです。BLACKを含むラグジュアリーカードは、国内外問わずコンシェルジュのサポートが受けられる「Luxury Card Concierge」が付帯しています。電話だけではなく、メールやチャットでの問い合わせもでき、気軽にコンシェルジュに問い合わせ可能です。

年会費110,000円通常還元率1.25%
対応ブランドMastercard特約店
貯まるポイントラグジュアリー・リワード可能なキャッシュレス決済QUICPay、楽天Edy、Suica、各種スマホ決済など

6.ラグジュアリーカード ゴールド(法人)|コンシェルジュ付きのラグジュアリーカード

  • 最高1億円の個人賠償責任保険が付帯している
  • コンシェルジュ付き
  • カードは24純金製

ラグジュアリーカード ゴールド(法人)は、ラグジュアリーカードの中でも最高クラスのゴールドカードです。デザインがゴールドカラーというわけではなく、カードには実際に24純金が用いられています。持っているだけでインパクトがあり、社会的ステータスが非常に高くなります。招待制のカードではないので、申し込んで審査に通れば所持することができます。

また、ゴールドは、基本還元率がBLACKの1.25%から1.5%に上がります。また、航空マイレージへの交換レートが0.75%から0.9%に、商品交換の還元率が最大2.75%から最大3.3%になります。ポイント還元率、交換レートともに最高水準のカードといえます。

ラグジュアリーカードですので、24時間365日国内外問わずサポートが受けられるコンシェルジュサービス「Luxury Card Concierge」が付帯しています。サポート例としては、主要都市のホテル・レストラン予約やフラワーアレンジメントの手配、スポーツ観戦・オペラなどの情報提供およびチケット発行、短期のレンタルオフィスの案内などがあり、幅広くサポートしてくれます。

また、最高1億円の個人賠償責任保険も付帯しています。この保険は、国内・国外とも有効です。

年会費220,000円通常還元率1.50%
対応ブランドMastercard特約店
貯まるポイントラグジュアリー・リワード可能なキャッシュレス決済QUICPay、楽天Edy、Suica、各種スマホ決済など

【対象者別】法人用クレジットカードのおすすめを紹介

  • 個人事業主におすすめの法人カード
  • 中小企業におすすめの法人カード
  • 大手企業におすすめの法人カード

個人事業主におすすめの法人カード

個人事業主におすすめの法人用クレジットカードは以下の通りです。

  • 三井住友カード ビジネスオーナーズ:年会費が無料
  • セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレスⓇ・カード:American Expressを無料で利用できる
  • 楽天ビジネスカード:楽天市場で備品を購入する個人事業主の方のおすすめ

たとえば、三井住友カード ビジネスオーナーズの場合、以下のようなビジネス利用での特典が豊富にあります。

  • 請求書支払い代行サービスが利用できる
  • 東海道・山陽・九州新幹線をネット予約してチケットレスで利用できる

その他、以下のように個人事業主の方が得たい目的に応じて選びましょう。

  • 社会的ステータスを目的とするならアメックスのセゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレスⓇ・カード
  • 楽天でのお買い物をお得に利用する目的なら楽天ビジネスカード
年会費還元率主な特典、優待
三井住友カード ビジネスオーナーズ無料0.50%・ETCカードの年会費が無料・新幹線がネット予約&チケットレスで利用可能
セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレスⓇ・カード無料0.50%・オンラインショッピングの不正使用を補償するオンライン・プロテクション・アメリカン・エキスプレス・コネクトのサイトで期間限定特典を紹介
楽天ビジネスカード2,200円1.00%・ETCカードは複数枚発行可能・Visaの法人向けサービス「Visaビジネスオファー」が利用可能

中小企業におすすめの法人カード

中小企業におすすめの法人用クレジットカードは以下の通りです。

  • 三井住友カード ビジネスオーナーズ:セキュリティ体制が万全
  • オリコ EX Gold for Biz M:ポイント還元率が実質0.6%
  • JCB一般法人カード:サイバーリスクに強い

例えば、三井住友カード ビジネスオーナーズの場合、以下のようなビジネス利用での特典が受けられます。

  • 追加カードの発行が無料
  • ETCカードの年会費が無料

その他、以下のような中小企業の方が得たい目的に応じて選びましょう。

  • 手ごろな年会費でゴールド法人カードが欲しいならオリコ EX Gold for Biz M
  • サイバーリスクを強化したいならJCB一般法人カード
年会費還元率主な特典、優待
三井住友カード ビジネスオーナーズ無料0.50%・ETCカードの年会費が無料・新幹線がネット予約&チケットレスで利用可能
オリコ EX Gold for Biz M2,200円(初年度無料)0.60%・年会費2,200円でゴールドカードが手に入る・社員用カードを3枚まで発行可能
JCB一般法人カード1,375円(初年度無料)0.50%・サイバーリスク総合支援サービス・保険・請求書カード払いでカード決済を扱っていない取引先にもカードで支払い可能

大手企業におすすめの法人カード

大手企業におすすめの法人用クレジットカードは以下の通りです。

  • アメリカン・エキスプレスⓇ・ゴールド・コーポレート・カード:レストラン予約特典が充実
  • セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレスⓇ・カード:マイル還元率が高い
  • 三井住友コーポレートカード クラシック(一般):年会費が安いコーポレートカード

例えば、アメリカン・エキスプレスⓇ・ゴールド・コーポレート・カードの場合、以下のようなビジネス利用での特典が受けられます。

  • プライオリティパスで国内外の空港ラウンジを利用できる
  • レストランの予約サービスが充実
  • オンライン明細書サービスが利用可能

その他、以下のような大手企業の方が得たい目的に応じて選びましょう。 

  • 飛行機を使った出張が多いならセゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレスⓇ
  • 年会費が安いコーポレートカードを利用したいなら三井住友コーポレートカード クラシック(一般)
年会費還元率主な特典、優待
アメリカン・エキスプレスⓇ・ゴールド・コーポレート・カード要相談(追加カードの枚数で決定)1.00%・ビジネス・ダイニング・コレクションで1名分の食事代が無料に・DELL Technologies利用で最大7,000円キャッシュバック
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレスⓇ・カード22,000円0.75%・経費精算システムと連携可能・部署別、会員別で利用可能額が設定できる
三井住友コーポレートカード クラシック(一般)1,375円0.10%・月間利用限度額を設定・管理可能・代金回収をアウトソーシングできる

法人カードとは?類似のクレジットカードとの違い

  • 法人カードと個人カードとの違い
  • 個人事業主・法人におけるクレジットカードの違い
  • 法人カードとビジネスカード・コーポレートカードの違い

法人カードと個人カードとの違い

法人カードと個人カードの違いは、目的・限度額・信用情報です。それぞれの具体的な違いは以下の通りです。

  • 主な目的:法人カードは会社の経費支払いで、個人カードはショッピング
  • 限度額:法人のほうが高い
  • 信用情報:法人のほうが重視される

法人カードは、主に会社の経費支払いを目的に作成します。法人カードを経費支払いに利用することで、従業員の立替払いが不要になったり、経費清算が楽になります。一方で、個人カードはショッピングを目的に作成します。ショッピング時に手持ちがなくても、クレジットカードを使って購入できます。

個人事業主・法人におけるクレジットカードの違い

個人事業主と法人が法人カードを持つ最大の目的は、経理業務の効率化です。法人カードの多くが会計ソフトと連携可能であり、会計事務の作業量が削減できます。

個人事業主が法人カードを持つもう1つの目的は、仕事の支払いと個人の支払いを分けることにあります。個人事業主にとって会計の公私混同は、百害あって一利なしです。会計処理の手間を減らすためにも、カードを使い分けましょう。

法人カードとビジネスカード・コーポレートカードの違い

法人カードとビジネスカード・コーポレートカードの違いは、該当するクレジットカードの種類です。具体的に、それぞれが指すクレジットカードは以下の通りです。

  • 法人カード:総称
  • ビジネスカード:中小企業・個人事業主
  • コーポレートカード:大企業

大企業向けのクレジットカードであるコーポレートカードには以下のような特徴があります。

  • 利用可能枠が大きい
  • カード使用者の数が多い

法人カードを利用するメリット6つ

【法人カードにおけるメリット】

  • 業務に寄り添ったサービスがある
  • 利用限度額が高い傾向にある
  • 優待割引などの特典が付いている
  • 会計に関する手間をカットできる
  • ファイナンス・ガバナンスが強化される
  • 貯まったポイントは経費削減に再利用できる

1.業務に寄り添ったサービスがある

法人カードの多くには、業務に寄り添ったサービスがあります。具体的には、以下のようなサービスです。

  • 経費管理ツール
  • クラウドサービス
  • 海外旅行保険

例えば、経費管理ツールでは会計ソフトと連携すれば、カードを利用すると自動で会計ソフトに入力できます。立替払いが無くなることで従業員の負担が減るだけではなく、経理担当者の業務負担の軽減も可能です。

2.利用限度額が高い傾向にある

個人カードに比べて利用限度額が高い傾向にある点も、法人カードのメリットです。

法人カードでは高額の決済をする場合があります。利用限度額が高ければ、そういった大きな決済にも対応可能です。

利用限度額の目安としては、月1,000万円程度あればさまざまな状況に対応できるでしょう。

3.優待割引などの特典が付いている

優待割引などの特典が付いている点も法人カードのメリットです。

法人カードに付帯している優待割引には、以下のようなものがあります。

  • ラウンジ
  • レストラン
  • ホテル
  • ゴルフ

空港ラウンジが利用できるサービスは、法人カードの多くが付帯しています。さらにゴールドカードであれば、国内外の空港ラウンジが利用できる場合も多く、搭乗前の時間を有効利用できます。

4.会計に関する手間をカットできる

会計に関する手間をカットできる点も法人カードのメリットです。

経費処理は多くの労力を要します。特に、立替払いは都度処理しなければならないため手間がかかります。しかし、法人カードを使えば立替払いがなくなり、カードの利用明細をもとに自動で経費処理してくれるため、経理処理を月1回にまとめて行えます。

5.ファイナンス・ガバナンスが強化される

ファイナンスとガバナンスが強化されるというメリットもあります。ファイナンスとガバナンスの具体的な強化ポイントは、以下の通りです。

ファイナンス:支払いが1~2か月ずれるため、突発的な資金対策になる

ガバナンス:経費の可視化で、従業員の不正防止ができる

6.貯まったポイントは経費削減に再利用できる

貯まったポイントを経費削減に再利用できる点もメリットです。

法人カードも一般カード同様、利用額に応じてポイントの還元があります。特に、経費による支払いが大きいと、その分ポイントが貯められます。

貯まったポイントは、他社ポイントに交換したりギフトに交換したりと幅広い用途があり、ポイントの使用で経費を抑えることもできます。

法人カードにおけるデメリット3つ

【法人カードにおけるデメリット】

  • 法人カードによって制限がある
  • 資金繰りを誤らないように注視する必要がある
  • 従業員用カードを使用する際は管理を徹底しなければならない

1.法人カードによって制限がある

法人カードの制限とは、主に以下に関する制限です。

  • 加盟店が限られる
  • 利用限度額がある
  • 海外保険の有無や対象範囲
  • 個人事業主や中小企業は作れるカードに限度がある

クレジットカードの加盟店は、カードごとに異なります。会社がよく利用する店舗が加盟店でないこともあるため、注意が必要です。

また、法人カードには、それぞれ利用限度額が設けられています。希望する利用限度額に合致する法人カードを作りたくても、企業の規模的に難しい場合もあるでしょう。

2.資金繰りを誤らないように注視する必要がある

資金繰りを誤らないように注意しなければなりません。クレジットカードは目に見えてお金が減らないからです。

個人でもいえることですが、支払いの先送りができることによる使いすぎに注意が必要です。使いすぎを防ぐために、財務計画を立てて法人カードを使うようにしましょう。

3.従業員用カードを使用する際は管理を徹底しなければならない

従業員用カードを使用する際には、管理の徹底が必要不可欠です。

従業員用カードを作成すると1枚のカードを使い回す手間が省けますが、一方で、従業員カードごとに管理が必要です。不正や利用内容のチェックなど、作ったカードの数だけ管理の手間が増えます。

法人カードにおける審査と申し込みの流れ・手順は4STEP

法人カードにおける審査と申し込みの流れをご紹介します。とはいえ、法人カードごとに若干手順が異なるため、今回は三井住友カード ビジネスオーナーズの場合を例に説明します。

三井住友カード ビジネスオーナーズの申し込み手順は以下の通りです。

STEP1.法人カードの申し込みに必要なものを準備する

STEP2.法人カードの名義は会社名ではなく使用者の個人名で行う

STEP3.各クレジットカード会社の審査を行う

STEP4.審査が終わりクレジットカードが届く(最短3営業日~5営業日程度)

STEP1.法人カードの申し込みに必要なものを準備する

まずは、法人カードの申し込みに必要なものを準備しましょう。一般的に必要なものは以下の通りです。

  • ​法人・個人名義の口座
  • 法人の登記簿謄本
  • 印鑑証明書
  • ​代表者の身分証明書 など

個人名義の口座でも三井住友カード ビジネスオーナーズの申し込みは可能ですが、お金の流れを区別できるため、法人口座があればそちらを使うのがおすすめです。また、三井住友カード ビジネスオーナーズの場合、法人口座は三井住友銀行のものしか利用できません。

STEP2.法人カードの名義は会社名ではなく使用者の個人名で行う

申し込みサイトで、必要事項を入力します。この際、法人カードの名義は会社名ではなく、使用者の個人名を入力してください。法人カードは企業に属する個人に発行されるからです。

法人名義で申し込んだ場合、名義は個人名、支払いは法人という形になります。

STEP3.各クレジットカード会社の審査を行う

必要事項を入力したら、クレジットカード会社で審査が行われます。クレジットカード会社ごとに、​業種や規模、売上高など審査項目が異なります。

審査の結果が届くまで待ちましょう。三井住友カード ビジネスオーナーズの場合、最短3日で審査が終了します。

STEP4.審査が終わりクレジットカードが届く(最短3営業日~5営業日程度)

審査に通過すると、審査通過の連絡が来ますのでクレジットカードが届くのを待ちます。

審査終了から到着までの時間はカード会社によって異なります。三井住友カード ビジネスオーナーズの場合は、申し込みからカード郵送まで1週間程度が目安です。急いでいる場合は、カードが届くまでの日数が短い法人カードを選びましょう。

法人カードに関するよくある質問

個人カードを法人カードとして使っていい?

問題はありません。

ただし、会計処理時にどれが個人の買い物でどれが法人の買い物かを分別する手間がかかるため、クレジットカードを分けることをおすすめします。

法人カードは社員間で使いまわしていいですか?

使いまわしは、カード会社の規約に違反するためできません。

規約違反が発覚すると、最悪カードが強制解約される場合もあるため、絶対に社員間で使い回さないでください。

複数の社員で使用したい場合は、それぞれに従業員用カードを作りましょう。

法人カードで貯めたポイントは誰に使用権がありますか?

法人カードに貯まったポイントは法人のものであり、社員個人が勝手に使ってはいけません。

万が一、社員個人が勝手に貯まったポイントを使うと、横領と見なされる危険もあるためご注意ください。

おすすめの法人カードを選んで自社の事業に活かそう

従業員が立替払いをする必要がなくなり、立替払いする負担や経費処理の負担が軽減される法人カード。法人カードは多種多様で、それぞれで付帯しているサービスや利用限度額など様々な違いがあります。

法人カードを選ぶ際は、まずは何を優先したいのかを決めましょう。優先したいことが決まったら、その優先事項に合った法人カードを選ぶことで、目的に最適な法人カードを作成できます。

法人カードを作成して、自社の事業に有効に活用しましょう。

※この記事に記載の情報は公開日時点のものです。

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algorithms02 リアほマネーMAGAZINE編集局

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