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2021.08.19

新型コロナで支払われる保険とは?

実際に新型コロナウイルスに感染した場合、長期的な入院や自宅での長期療養が必要です。また、外出自粛など経済活動が制限され、収入が一時的に減少してしまったなどの問題も出てきます。
保険に加入されている方にとっては、
「自分が入っている保険は保障の対象になるのか?」
「入院以外のホテル療養や、自宅療養する場合も給付金が支払われる?」
「収入が減って保険料を払うのが困難になったら・・・」
などの不安がよぎりますよね。

ここでは、多くの保険会社の今回の事態を受けた対応についてお伝えします。

■各生命保険会社共通の特別措置

・入院給付金について

まず、医療保険に加入されている方は、新型コロナウイルスに感染して入院が必要になった場合、「疾病による治療」という扱いになりますので、給付金の対象です。

入院費などの治療費は公費負担ですので、治療費は実際かかっていなくても、医師の指示により入院、治療をされている事実があれば保険の給付対象になります。

また、今回の新型コロナウイルスは比較的症状が軽い場合や医療機関の都合で受け入れができない場合などは、入院ではなく自宅やホテルなどでの療養を指示されるケースもあります。この場合についても、ほとんどの保険会社が「医療機関の事情や医師の指示で療養しているため、給付金の対象とします。」とリリースしています。

・死亡保険金・災害死亡保険金について

万一、新型コロナウイルスに感染してお亡くなりになられた場合は、死亡保険金の対象です。
また、不慮の事故など災害時に万一のことがあった際に支払われる災害死亡保険金は、もともと新型コロナウイルスなどの指定感染症は対象外ですが、多くの保険会社が「災害死亡保険金も支払い対象とする」とホームページなどでリリースしています。

■保険金・給付金請求手続きの簡素化

多くの保険会社では、保険金や給付金の請求手続きを簡素化し、できるだけ早く受け取れるように対応をしています。
本来、給付金を請求するためには、入院や手術、通院の証明書(診断書)の提出が必要ですが、そのような証明書(診断書)を病院から受け取るには1~2週間ほど時間がかかります。

そこで給付金を円滑に支払うため、自己申告による報告書と医療機関が発行する領収書のコピーや保健所から発行される就業制限通知書と就業制限解除通知書のコピーを提出すれば、請求可能としている保険会社もあります。
このような対応は、保険会社によって条件が異なりますので、加入している保険会社に必ず確認してみましょう。

■保険料払込み・契約更新手続きの猶予期間

現在、多くの保険会社で、新型コロナウイルスの影響で保険料の払込みが一時的に困難な状況になってしまった場合に、払込みを猶予してくれる期間が設けられています。
さらに、契約更新の手続きについても、新型コロナウイルスの影響で更新手続きが難しい方のために、更新手続き期限の延長措置もとられています。
これらの対応をしてくれる保険会社の場合、契約者が自ら保険会社に申し出をすれば利用できます。気になる方は保険会社に確認してみてください。

■まとめ

新型コロナウイルスに感染した場合、現在加入している保険は役に立ちます。
特に医療保険は、入院、ホテル療養、自宅での療養にも対応していますし、万一の死亡に対しても保険金が支払われるケースが大半です。
私たちの生活様式は変わりました。リモートワークの導入、マスクの着用、アルコール消毒、ソーシャルディスタンスの確保など・・・。今後、同じような事態が起きた時の備えとして、生命保険に対しての関心度は高まっています。
現在の保険に少しでも不安がある方は、ぜひこの機会にチェックしてみてはいかがでしょうか。

※この記事に記載の情報は公開日時点のものです。

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リアほMAGAZINE編集局

保険選びのリアルな情報やノウハウをシンプルに分かりやすく解説するリアほ編集局です。

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