保険見直しQ&A
2021.08.27
30代シングルマザーに必要な生命保険「我が子に何不自由のない人生を」
・シングルマザーに生命保険は必要?
子育て、仕事に没頭し保険を考える機会を作れない方も多いのではないでしょうか?
ここでは、30代のシングルマザーに必要な保険を、見直し事例を紹介してわかりやすく解説します。
■どんな保障が必要?
まずは、自身が万が一、亡くなったとき、子どもがお金に困らないようにしておくための死亡保障が必要です。また、もうひとつの万が一である働けなくなったときの収入を補う保険も大切です。
人それぞれ生活スタイルや考え方が違うように、必要な保障額は本当にバラバラです。万が一のとき、子どもが今と変わらない生活をしていくにはどれくらいのお金が必要か、子どもへの想いとしっかり向き合って準備をしておきましょう。
■必要な保障額はだんだん下がっていく?
死亡保障も収入を補う保障も必要保障額は子どもが成長していくとだんだん下がっていきます。これは、子どもが独立するまでの残りの期間に必要な生活資金や教育資金がだんだん減っていくためです。やがて子どもが独立して自分で働くようになると、生活資金や教育資金はもうのこさなくても大丈夫ですね。
■家を購入することが保険になる
家を住宅ローンで購入すると、万が一死亡したときにローンが免除になって家がのこる、団体信用生命保険に一緒に入ることがほとんどです。団体信用生命保険は、万が一のときにのこされた家族にローンの負担が残らないようにするための保険です。
現在、賃貸アパートにお住まいの方、子どもの学区が変わらないエリアで、ローン月額が今と同じくらいの負担であれば購入を検討してみてはいかがでしょうか?住宅ローンが子どもへ住む場所をのこす保険になってくれます。
また、自身が将来的に再婚して家が不要になる可能性も考えて、購入する物件は売るときに値崩れがあまりなさそうな物件、もしくは賃貸に出せそうな物件を選んでおくと良いでしょう。
■家族構成
・母 会社員 33歳
・子ども 1人 男の子10歳
■心配な事・家族への想い
・万が一のとき、子どもが社会人になるまでの生活資金や教育資金を用意しておきたい。
・長期で入院した時の医療保障が欲しい。
・自身が働けなくなったときの、収入減で困らないようにしておきたい。
・子どものために貯蓄をしたい。
・自身の老後のために貯蓄をしたい。
■見直しのポイント
・万が一、自身が亡くなったとき、子どもが社会人になるまでの生活資金や教育資金を用意しておきたい。
→収入保障保険で将来の子どもの成長にあわせて、必要な死亡保障を用意した。
・更新で保険料が上がるのは避けたい。
→すべて更新のない保険に見直しした。
・長い入院に備えたい。
→長引くことが多い生活習慣病で入院したとき、まとまったお金が受け取れる生活習慣病一時金保険に加入した。
・働けなくなったときの、収入減をカバーしたい。
→死亡保障に加えて、働けなくなった場合にも保険金が受け取れる収入保障保険に加入した。
→死亡保障に加えて、介護状態になったときにも保険金が受け取れる終身保険に加入した。
・子どものために貯蓄をしたい。
・自身の老後のために貯蓄をしたい。
→貯蓄を兼ねて終身保険に加入した。
→子どもの病気やケガへのそなえとして共済に加入した。
■見直し前の保険
月払保険料合計 約20,000円
■見直し後の保険
月払保険料合計 約29,000円
■まとめ
シングルマザーに必要な保険は、自身が万が一、亡くなっても子どもがお金に困らないようにしておくための死亡保障と万が一、働けなくなったときの収入を補う保険です。人それぞれ生活スタイルや考え方が違うように、必要な保障額は本当にバラバラです。また、家を住宅ローンで購入すると、団体信用生命保険によって万が一のとき子どもに住む場所をのこす保険になります。
子どもへの想いとしっかり向き合って準備をしておきましょう。
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リアほMAGAZINE編集局
保険選びのリアルな情報やノウハウをシンプルに分かりやすく解説するリアほ編集局です。