保険見直しQ&A
2021.08.24
30代独身男性の保険の選び方 親戚から入った保険の見直し事例
30代で独身の場合に保険は必要でしょうか?
「親が払っていた保険をそのまま引き継ぎ、なんとなく保険には入っている。」
「親戚や友人の紹介ですすめられた保険に加入したまま。」
という方も多いのではないでしょうか?
今回は、親戚からすすめられてよく分からないままに入っていた保険を、自分にあった保険に見直しした事例を紹介します。
■独身の場合に必要な保障は?
現在、独身の場合は、家族の生活資金のための大きな死亡保障を持つ必要はありませんが、病気やケガで自身がお金に困らないための準備は必要です。軽い病気やケガの医療費なら、貯蓄で乗り切れるかもしれません。しかし、働けなくなるような大きな病気やケガをしたら、貯蓄ではどうしようもならないことも考えられます。
保険は預貯金と違い、万が一のとき最初から大きなお金を用意しておくことができます。自分のために、納得ができる保険を上手に活用しましょう。
また30代は、20代の時より収入も増え、貯蓄をする余裕が出てくる世代です。
貯蓄型の保険を活用して資産運用を始めるのも選択肢の1つです。
■身内からすすめられたら、絶対にいい保険?
今回の事例は、親戚だからという理由で加入した今の保険の内容が分からず、不安だったことが保険を見直すきっかけでした。
保険は、もしものときのお金の安心を得るために加入するもので、自分の希望にあわせて自由にオーダーメイドで選べるものです。
自分のために、自分が納得できる保険に加入できれば、不安は安心に変わります。
・生命保険の営業にもノルマがある
生命保険会社は保険料を預かり、万が一のときに大きな保険金を支払ってくれる会社ですが、営業の人には毎月、大きなノルマがあります。
身内からは断られにくいため、営業側はつい営業成績のために売りたい商品を進めてしまうケースが見られます。勧められる側も、身内だからと遠慮してしまい、聞きたいことを聞きづらく、しっかりと納得ができていない可能性も考えられるでしょう。
自身が万が一のときにショックを受けないよう、本当に自身の加入目的にあっているか、身内であっても勇気をもって確認することが大切です。
・貯蓄型の保険を活用して、資産運用することも選択肢のひとつ
今回、紹介する変額保険は、万が一のときの死亡保障を用意しながら、保険料を株や投資信託などで運用できる貯蓄型の保険です。主に死亡保障と資産運用を兼ねたい人が活用しています。
運用実績次第で保険金額や解約返戻金が増減し、解約返戻金に最低保証がないことがデメリットですが、死亡保険金は最低保証されていることが最大のメリットです。
また運用実績次第では、解約返戻金や死亡保険金が大きく増える可能性があるので、将来のインフレ対策としても有効です。
■30代独身男性の見直し事例
・家族構成
・35歳 男性
・家族構成 独身
・職業 会社員
・心配なことや見直しによってかなえたいこと
・今の保険の内容がよく分からないことが不安だ。
・今の保険は親戚のおすすめだから、たぶんいい内容と思っていたが、正直分からないので改めて確認したい。
・自分に必要な保険がよく分からない。
・どういう保険があるかよく分からない。
・今のうちから、少しずつ貯蓄もしていきたい。
・見直しのポイント
・今は、大きな死亡保障は必要ないが、万が一のときにかかるお葬式代などの整理資金は親や兄弟へのこしたい。
→更新型の死亡保険をやめて、貯蓄型の変額保険に加入した。
・入院保障は一生涯、持ちたい。
→終身医療保険に加入した。
・自身が大きな病気で働けなくなった場合の収入を補う保障がほしい。
→終身医療保険に三大疾病特約をつけて加入した。生活習慣病一時金保険にも加入した。
・少しずつ貯蓄をして運用も兼ねたい。
→変額保険(有期型)に加入した。
■見直し前の保険
月払保険料合計 約12,000円
■見直し後の保険
月払保険料合計 約19,000円
■まとめ
親戚や知人から保険に入っても、いざというときに自分を守ってくれるのは入っている保険の内容です。分からないままにしておかないよう、勇気をもって確認しましょう。
現在、独身の場合は、大きな死亡保障を持つ必要はありませんが、病気やケガでご自身がお金に困らないための準備は必要です。
働けなくなるような大きな病気やケガをしたときに困ることのないよう、医療保障を充実させておくと安心です。余裕があれば、貯蓄型の保険を活用して資産運用をしていくのも選択肢の1つです。
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リアほMAGAZINE編集局
保険選びのリアルな情報やノウハウをシンプルに分かりやすく解説するリアほ編集局です。