タトゥーを入れていた場合は生命保険に入れるの?

海外ではファッションとしてあまり抵抗がなく受け入れられているタトゥー=刺青(いれずみ)。
日本でも取り入れる方は増えてきていますが、多くの温泉やプールの入場が禁止されているように日常生活でもさまざまな制限があります。
実はタトゥーを入れていると温泉やプールだけでなく保険にも入れない場合があることをご存じでしょうか?

今回は
・タトゥーを入れていると保険に入れない理由
・生命保険加入前、加入後の注意点 
についてお話していきます。

■なぜ保険に入れないのか?

・加入者同士の公平性を保つため

生命保険は相互扶助の精神で成り立っており、加入者が少しずつお金を出し合って大きな共有の財産を準備しておき、その共有の財産をもとに万が一があった加入者に保険金を支払う仕組みです。
健康な人と病気やケガのリスクが高い人が同じ条件で加入した場合は、病気やケガのリスクが高い人の方が保険金を受け取る可能性が高くなります。これでは加入者同士の公平性が保たれているとはいえません。
リスクの不公平が生じないように、生命保険会社は病気やケガのリスク、亡くなるリスクの高い人にはその分保険料を高くしたり、加入自体をお断りしたりしています。

タトゥーを入れている人は、そのようなリスクが高いと判断されることが多いため、生命保険の加入をお断りされることがあります。
では、タトゥーを入れることによってどんな健康的リスクがあるのでしょうか?

・刺青と疾病のリスク

タトゥーは、皮膚に傷をつけ表皮の下の真皮にインクを入れて染めるものです。傷をつける時には針が使われますが、この時多少の血液や滲出液(傷口から出てくるジュクジュクした液体)がつきます。

同じ針を使いまわすと、付着した血液が針を介して別の人への感染が起きる可能性があります。
使用する針を使い捨てにすることや、衛生管理をしっかりすることでそのリスクは防げますが、絶対に感染するリスクがないとはいえないため、生命保険の審査においては感染症のリスクが高いと判断される場合が多いです。
高価な機器を使用している場合には消毒して使いまわすことも多く、消毒が完全にされていなかった場合に起こり得る可能性の高い感染症として、B型肝炎、C型肝炎、エイズの3種類があります。
それぞれ、どのような感染症か簡単に解説します。

・B型肝炎

B型肝炎ウイルスは、日本で約130~150万人(およそ100人に1人)が感染していると推定されています。感染力は強く、ごく少量の血液でも容易に感染します。
B型肝炎ウイルスは肝臓に感染をして急性肝炎を起こしますが、ほとんどは治癒して保菌者にはなりません。
しかし、肝炎が持続してしまった場合、慢性肝炎から肝硬変、さらには肝がん(肝細胞癌)へと進展する可能性があります。
また、まれに劇症肝炎という1週間ほどで死亡する可能性がある肝炎を起こすことがあり、とても怖い感染症の1つです。

・C型肝炎

C型肝炎ウイルスも日本人の約1%が保有しているといわれており、感染すると約80%が保菌者になるといわれています。C型肝炎ウイルス感染後は、すぐに症状が出ることは少なく、多くは無症状で気づかないままに慢性肝炎になり、そこから肝硬変肝がんに進行することが多いといわれています。

・ヒト免疫不全ウイルス(HIV)

ヒト免疫不全ウイルスは特定の白血球を破壊し、感染症やがんに対するからだの防御機能を低下させます。
保菌者はB型肝炎ウイルスやC型肝炎ウイルスよりかなり少ないですが、感染すると多くの病原体に感染しやすくなり、死亡する確率が高くなります。

タトゥーを入れる際に、このような感染症にかかるリスクが生じる事から、生命保険会社は加入者同士のリスクの公平性を保つため、タトゥーを病気のリスクが高いと位置づけをしているのです。

・モラルリスクを防ぐため

生命保険の不正利用や犯罪を防ぐため、道徳的な観点(生命保険の不正利用や犯罪の可能性がないか?)からも審査が行われます。生命保険協会は、生命保険事業において反社会的勢力との関係を遮断を徹底することとしています。いまやタトゥーはファッションとしても楽しまれているもので、タトゥーが入っているからと言って反社会的勢力と関連づけるのは時代にそぐわない考えではあります。
しかし、タトゥーが入っているとモラルリスクの可能性が疑われるとして、リスクが高いと判断する生命保険会社も多くあります。
ちなみに、「タトゥー」と言うと西洋的な絵や文字の洋彫りを指し、「刺青」(いれずみ)というと日本的な絵や文字の入った和彫りを意味することが多いですが、両社は本質的には同じものです。

■生命保険加入前、加入後の注意点

保険会社によっては、タトゥーが入っていても加入できるケースもあります。
その場合、加入時にタトゥーがある場合は告知し、そのうえで加入ができるかをきちんと確かめておく必要があります。
仮に、加入時にタトゥーの告知をせず隠して加入したとしても、加入後いざ保険金の請求をした際、保険金が支払われない可能性があります。そのため、告知は必ず正確にしておく必要があります。
また、加入時にはタトゥーがなく、加入後にタトゥーを入れた場合でも保険金が支払われない可能性があります。
もし、生命保険加入後にタトゥーを入れる予定がある場合は、保険に加入する前に今後タトゥーを入れたとしても保険金が問題なく請求できるのか、必ず確認しておきましょう。

■まとめ

生命保険会社の加入者同士の公平性を保つ必要があるため、タトゥーが入っている場合の保険加入はとても厳しくなるのが現状です。現在は日本でもファッションとして楽しまれる人が増えてきていますが、その健康上のリスクや社会的制限についてもぜひ知っておいていただきたいと思います。

※この記事に記載の情報は公開日時点のものです。

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WRITER'S PROFILE
なかちゃん 株式会社WDC フィナンシャルアテンダー
元栄養士、ファイナンシャルプランナー。二児のママ。 自身の家族の壮絶な経験から「保険への必要性」「保険で病気と戦える権利をもてる」 をお客さまに説くことを信念とする。 バスケは趣味だが、ガチ。(優勝経験あり。)
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