保険見直しQ&A
2021.08.28
40代の保険の選び方 子どもがいる家庭の見直し事例1
40代は、子どもの成長につれ教育費の出費が多くなり、また住宅購入を検討していらっしゃる方も多い年代です。何かと大きな出費が重なるこの時期ですが、まだまだ責任も重く、大きな死亡保障が必要です。さらに、少しずつ健康に不安が出始める年代でもあり医療保障も充実させておきたいところです。
このタイミングでどんな保険を選んでおくかは、これからの家計に大きく影響を与えます。頑張ってやりくりして、安心してこれからの人生を過ごしていけるようにしましょう。
ここでは、40代で子どもが3人いる家庭の保険の見直し事例をわかりやすく解説します。
保険を見直すために、しっかりと今後のライフプランを考え向き合った結果、住宅購入の目標が達成できる希望も見えてきました。
■40代の子どもがいる場合に、いくらの保障が必要?
・「人生を送るための地図」ライフプランニングの必要性
これからの人生に必要なお金、貯められるお金、既に準備してあるお金などを考え、お金の面から生活を設計していくことをライフプランニングといいます。
自身と家族にぴったりの生命保険に入るためには、まずしっかりとライフプランニングをすることが必要です。これから、幸せに過ごしていく夢や計画があってこそ、万が一があっても変わらない暮らしをするために生命保険で準備するべき金額(必要保障額)が出てきます。
ライフプランニングは、言い換えると「人生を送るための地図」とも言えます。
・いくらの保障が適正?
生命保険で準備するべき金額(必要保障額)は、万が一のときの遺族の支出から、万が一のときの遺族の収入(遺族年金や預貯金など)を差し引いた金額です。
「生命保険はいくらくらいが適切?」という質問をよく受けますが、同じ年齢や家族構成、収入であっても、みんなが同じ金額になることはありません。同じ収入で家族構成が同じであっても、これから何にいくらお金を使っていきたいか、将来への想いが人それぞれ異なるためです。
ライフプランニングをしっかり行うと、その想い描いた生活設計を守るために必要な保険の大きさを確認できるため、心から安心できる保険選びができます。
■家族構成
・夫: 会社員 40歳
・妻: 専業主婦 46歳
・子ども: 3人 長女5歳、次女2歳、三女0歳
■心配な事・家族への想い
・現在、入っている保険は、夫の死亡保障が2,000万円だが本当に足りるのか不安だ。
・現在、賃貸でマンションに住んでいるが、将来いくらくらいなら住宅が購入できるか不安だ。
・夫に万が一のことがあっても、3人の子どもの進学は叶えてあげたい。
・将来、住宅を買った後も家族旅行や車の買い替えを我慢することがないようにしたい。
・夫が大きな病気で働けなくなったときの生活が不安だ。
■見直しのポイント
・夫の死亡保障が現在の2,000万円では足りない。子ども3人の教育資金も考えると合計で7,000万円は確保したい。
→夫の収入保障保険に加入した。約7,000万円の死亡保障をしっかり確保できた。
・住宅を購入するより前に、夫に万が一のことがあっても、妻へ住宅購入資金をのこしてあげたい。
→夫の収入保障保険のうち、約3,000万円分は住宅購入資金として加入した。
(住宅購入後は、ローンと一緒に団体信用生命保険に入るため保障額を減額する予定)
・将来、住宅を購入した後も、家族旅行や車の買い替えを我慢することがないようにしたい。
→貯蓄を兼ねて夫の変額有期保険に加入した。将来、解約して旅行や車の購入に使う予定。
・夫が病気で働けなくなった場合の保障も充実させておきたい。
→夫の生活習慣病一時金保険に加入した。
・夫の医療保障は一生涯、ほしい。
→夫の終身医療保険に加入した。
■見直し前の保険
月払保険料合計 約14,000円
■見直し後の保険
月払保険料合計 約30,000円
■まとめ
40代は、何かと大きな出費が重なる時期ですが、まだまだ責任も重く大きな死亡保障が必要です。さらに、少しずつ健康に不安が出始める年代でもあり、医療保障も充実させておきたいところです。
自身と家族にぴったりの生命保険に入るためには、まずしっかりとライフプランニングをすることが必要です。これから幸せに過ごしていく計画があってこそ、万が一があっても、変わらない暮らしをするための生命保険で準備するべき金額(必要保障額)が出てきます。ライフプランニングは、言い換えると人生を送るための地図とも言えます。しっかりライフプランニングをして安心して今後の人生を過ごしていけるようにしましょう。
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リアほMAGAZINE編集局
保険選びのリアルな情報やノウハウをシンプルに分かりやすく解説するリアほ編集局です。