お金と暮らしの基礎知識
2021.08.30
ファイナンシャルプランナーってどういう仕事?活動内容やFP資格について解説
FP資格が人気を集めており、ファイナンシャルプランナーという仕事に興味を持ち始めた方も多いのではないでしょうか?
この記事では、ファイナンシャルプランナーの仕事内容や、どういう働き方をしているのかに興味がある人に向けて解説していきます。
ファイナンシャルプランナーの仕事に興味がある人は、ぜひ記事を参考にしてみてください。
■ファイナンシャルプランナーの仕事内容は?
ファイナンシャルプランナーは、お金に関する知識を活用して相談者のライフプランに寄り添ったお金の使い方や管理方法をアドバイスする仕事です。家計管理・保険・年金・不動産・税金などについて網羅的に知識を持っており、相談者のお金に関するさまざまな計画を立てることを手助けする業務が中心です。
相談者が「今後、どのような人生を送りたいのか?」「将来、海外旅行や車を購入する予定などがあるのか?」という情報をもとにライフプランニングを行い、最適なマネープランを提案しています。さらに必要があれば、専門の税理士や社労士などと連携して相談者に最適なプランを提供します。
ファイナンシャルプランナーは、お金全体のプロフェッショナルということです。
■活動する場所・働き方は?
ファイナンシャルプランナーの具体的な働き方や働く機関について紹介します。
保険会社・保険代理店
保険会社や保険代理店で働く多くの人がFP資格を取得しており、顧客の保険設計についての助言や提案を行っています。どのような保障がどれくらい必要なのか、現在加入している保険は適切なのかといった点を踏まえてアドバイスをします。
このように、相談者の家計状況や設計したライフプランに即した保険の提案を行うのもファイナンシャルプランナーの仕事です。
銀行・証券会社
顧客の資産準備に寄り添って、融資や投資の相談を受ける銀行や証券会社などの金融機関もファイナンシャルプランナーの活躍する場です。銀行や証券会社などで働く多くの人がFP資格を取得しています。
業務においては、顧客の子どもの教育資金準備や住宅ローン、老後の資産準備や相続などの相談を受け、アドバイスや適切な金融商品の提案をします。
不動産会社
不動産の購入は人生にとって最大の買い物となる人が多く、ファイナンシャルプランナーが活躍する場の1つとなっています。不動産業界で働く人もFP資格を取得している人が多いです。
業務においては、顧客に生活に負担をかけない住宅ローンの返済方法や、税金に関する知識を活かした不動産購入方法などを提案します。
独立系FP
FP資格を活かして自ら起業してファイナンシャルプランナーとして活動している人もいます。お金全般にまつわる知識を活かして、あらゆる観点から相談者にとってベストな選択を提案できます。お金に関する相談業務に加え、セミナー講師として講演を行ったりや執筆者として情報を発信したりと企業に所属しているFPより活動の自由度が高い傾向にあります。
■FP資格について
FP資格は、ファイナンシャルプランナーとして活動していく上で必要な資格です。ここでは国家資格で「FP技能士」と呼ばれるFP3級、2級、1級や民間資格であるAFP・CFPについて簡単に紹介します。
FP資格の入門編であるFP3級
FP資格の入門編のような資格であるFP3級は、お金について総合的に学ぶことができる資格です。保険や税制、不動産などについて学ぶことができるため、体系的にお金についての学習を進めることが可能です。
しかし、業務として活用するには物足りないと言えます。自身のマネープランを見直すための取得、今後のステップアップのための取得が一般的です。
仕事で使うならFP2級・AFP
業務に活用するのであれば、FP2級やAFPといった資格の取得がおすすめです。AFPはFP2級とほぼ同等の民間資格です。どちらもFP3級よりも深い知識が必要で、より専門性の高い資格です。そのため、学生のときに就活のために取得する方や社会人になってから転職や業務のために取得する方も多くいます。
ファイナンシャルプランナーとして活動する人の多くは、FP2級やAFPを取得しています。仕事でFP業務に携わりたい人は、FP2級やAFPの取得を目指してみましょう。
FP資格の最難関FP1級・CFP
ファイナンシャルプランナー業務を極めたい人は、FP1級やCFPに挑戦すると良いでしょう。FP資格の最難関です。
参考までに、相当に勉強している受験者でも合格率がFP1級の学科試験でおよそ10%前後※1、CFPでは10%※2を切っています。
FPとして幅広く活躍していきたいという人は、FP1級・CFPの取得を目指していくことをおすすめします。
出典
※1 一般社団法人 金融財政事情研究会HP|試験結果
※2 日本FP協会HP|CFP®資格審査試験結果
■まとめ
ファイナンシャルプランナーは、お金のプロフェッショナルとしてさまざまな場で活躍できる仕事です。相談者の今後の人生に寄り添って必要なマネープランを提案しています。活動の場としては、保険会社や銀行・証券会社などの金融機関、不動産会社などがあり、独立して活動している人も多くいます。ファイナンシャルプランナーの資格を生かして働きたい!という方は、まずはFP2級を目指してみるのはいかがでしょうか?
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リアほMAGAZINE編集局
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