著名人・専門家コラム

2023.11.28

いざというときの保険金給付金の請求、どうやればいいの?【住宅FP関根が答える!Vol.79】

みなさん、こんにちは。ファイナンシャルプランナーの関根です。
生命保険や医療保険は万一のために加入をします。長年生命保険の募集を行っていると、多くの方が保険に加入するまではたくさんの情報を集め、比較検討し加入していると思いますが、保険に加入した後は安心をしてしまい、保険金や給付金を請求する際の流れを理解できていない人も多いように見受けられます。

万一の時のために加入する生命保険や医療保険、もちろん、保険金や給付金を請求することなく、一生涯を終えることができればそれに越した事は無いのですが、現実的に考えると、医療保険やがん保険において給付金を請求する人は多いですし、19年間の生命保険募集人経験の中でも、30代40代と若い年齢で死亡保険金を請求している人も複数人おりました。

生命保険の保険金や給付金を請求する時は、多くの場合平常時ではありません。大切な家族がお亡くなりになってしまった、自分自身が入院をしているといった場合もあります。いざ保険金、給付金を請求しようとしても、慌ててしまうことも多いものです。万一の時、慌てないためにも、保険金請求の流れを理解しておく必要があります。

保険金と給付金の違い

生命保険会社から支給されるお金で代表的なものといえば、保険金給付金です。保険金とは被保険者が万一お亡くなりになったときに支給される死亡保険金や、加入している保険が満期を迎えた際に受け取る満期保険金のことをいいます。

一方給付金は、主に医療保険に加入している人が入院をしたり、手術をしたりといった場合や、がん保険に加入している人が、がんに罹患をしたときに受け取る入院給付金や手術給付金、通院給付金などのお金になります。

死亡保険金の請求

死亡保険金を請求するのは、ご遺族の方になると思います。請求の際には、まずは保険会社のカスタマーセンターに連絡をしましょう。その際には保険の証券番号契約者名被保険者名亡くなった日死亡原因や、受取人の名前等を保険会社に伝える必要があるため、それらの情報を事前に把握しておく必要があります。死亡保険金の請求においては死亡診断書が必要になることが多いですが、保険会社によって違うため、しっかりと確認を行ってください。

医療保険、がん保険の給付金請求

医療保険やがん保険は、基本的に契約者ご本人が請求することになります。最近では保険会社の契約書専用ページというものがあり、そこから必要書類を請求することもできることが多くなっております。ただやはり、保険会社のカスタマーセンターに電話をして請求する人が多いです。請求する際には、証券番号契約者名被保険者名入院をした日退院をした日手術の有無などを聞かれることが多いため、答えられるようにしておきましょう。

短期の入院の場合は、退院証明書の添付により請求をかけられることも多いのですが、手術が伴う場合には、診断書が必要な場合もあります。手術がなくても、入院日数が30日を超える場合には、診断書添付が必要になることもあります。また特定部位不担保(一定期間、特定の部位が保障されない)などが付いている場合には、手術の有無や入院日数に関係なく診断書の添付が必要になる場合があります。ただこの部分は保険会社によって基準が違うため、問い合わせる際には確認をしましょう。

保険金請求で頼れるのは?

保険金を請求する際に保険会社のカスタマーセンターに電話をかける方も多いと思いますが、一番頼りにすることができるのは、契約をした際にお世話になった保険代理店です。保険代理店の仕事は保険の契約業務だけではなく、契約後の保険金、給付金の請求や、住所変更、名義変更などの保全業務も含まれています。

保険の契約の際には、必要保障額の算出をしてもらい、保険の契約を手伝ってもらう保険代理店ですが、契約から時間が経ち疎遠になってしまうと、保険金請求の際に、代理店に連絡をするとことをためらう方も多くいらっしゃいます。そういった時にも遠慮せずに、保険代理店に問い合わせをしていただければ、保険金、給付金の請求の手伝いをしてくれます。

ちなみに私は、保険の契約時には、必要保障額の算出や商品提案、契約の実行時など、契約者様にとってストレスなく商品提案や契約業務をおこなえるようにと考えながら仕事していますが、実は代理店の本領が発揮されるのは、保険金や給付金請求の時だと考えています。保険とは契約がゴールではなく、契約をした後に万一のことが起こったときのお手伝いをすることが、本来の仕事のはずです。そのため私は、契約者さんから保険金の請求依頼があったときには、すべての業務に優先をして、保険金請求の手伝いをするようにしています。いかにして契約者様がストレスなく、保険金、給付金請求をすることができるのかを心がけています。

※この記事に記載の情報は公開日時点のものです。

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WRITER’S PROFILE

㈱投資用マンションSOS 代表取締役 関根克直

ファイナンシャルプランニング技能士2級。独立系FPとして18年。ライフプラン作成、保険見直し、住宅ローン提案、投資用不動産計算など、年間300件ほどの面談をおこない幅広いサービスを展開しています。 元ウィンドサーフィンインストラクター、またチャンネル登録10万人YouTuberとしても活躍中。

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