生命保険の選び方
2022.03.28
高校生は保険に加入すべきなの?必要性やおすすめの保険
子供が高校生になり、そろそろ保険が必要なのかどうか悩んでいる人は多いのではないでしょうか。また、保険に入るとしても、どのように選べば良いか迷いますよね。
この記事では、高校生のお子さまを保険に加入させようかと考えている人のために、
- 高校生にとっての保険の必要性
- 高校生におすすめの保険
を解説します。
お子さまにぴったりの保険を探している人は、ぜひ最後までご覧ください。
高校生にとっての保険の必要性
世の中にはさまざまな種類の保険がありますが、そもそも高校生に保険が必要かどうか、入るとしたらどの保険に加入すべきか、悩んでいる人もいるでしょう。ここでは、高校生が保険に入るべきかどうかを、高校生に必要な保障から考えてみます。
死亡や病気のリスクは低いが、ケガのリスクはある
若くて健康面に問題のない高校生の場合、大人と比べると生命保険や医療保険に加入する必要性は高くないと言えるでしょう。入院・通院が必要なほどの重い病気や死亡のリスクが低いのがその理由です。
ただし、医療保険に関しては入った方が良いケースもあります。部活動などをしている高校生はケガのリスクが高い場合があるためです。ケガによる入院や通院による医療費負担に備えられる保険には、医療保険のほかに傷害保険があります。
また、生命保険や医療保険には、年齢が低く、健康であるほど保険料が安いものがあります。高校生の時点ではそこまで必要性が高くないと感じても、将来のことを考えて、保険料が安いうちに加入することを考えても良いでしょう。
特に、生命保険のうち貯蓄性が高い終身保険であれば、万が一に備えて保障を受けながら将来のための貯蓄もできます。
18歳から運転するなら自動車保険にも加入しよう
高校生は18歳になると自動車運転免許が取れますが、まだ運転に慣れていないうちは事故を起こす確率が比較的高いです。そのため、高校生の子供が運転免許を取る予定があるなら、自動車保険の加入を検討しましょう。
自動車を運転する人には、自賠責保険の加入が義務付けられています。しかし、強制加入の自賠責保険では、補償範囲が相手方への補償に限られるうえに、補償額に上限があります。
そのため、自分や相手の車の修理費用や、運転者や同乗者のケガの治療費は補償されません。また、補償額上限は一人あたりの治療費が最高120万円、死亡でも3,000万円ですので、場合によっては不足することもあります。高校生が自動車を運転する可能性があるなら、任意の自動車保険で補償を上乗せすると安心できます。
高校生におすすめの保険
高校生にとっての保険の必要性を踏まえ、高校生が加入を検討したいおすすめの保険を3種類紹介します。
- 医療保険・傷害保険
- 自動車保険
- 終身保険
保険に入るべきか迷っている人は参考にしてください。
医療保険・傷害保険
医療保険は病気やケガによる入院・通院などの医療費に備えるための保険です。また、傷害保険は医療保険と保障範囲は似ていますが、ケガだけが保障対象のため、病気では保障が受けられないのが特徴です。
高校生は入院や通院が必要なほどの病気にかかるリスクは決して高くありませんが、部活動などでケガをするおそれはあります。また、18歳で運転免許を取得し、車を運転するようになると、交通事故を起こしたり、巻き込まれたりすることがないとは言えません。次の項目で紹介する自動車保険に加えて、医療保険や傷害保険に入っていれば万が一の交通事故でも保障が受けられる可能性があります。
自動車保険
18歳になって運転免許を取る予定があるなら、必ずと言っていいほど加入をしておきたいのが自動車保険です。自動車保険は強制加入の自賠責保険では補償されない、自分や同乗者のケガでかかる治療費や、自分と相手の車など物損でも保険金が支払われます。また、補償額が自賠責保険よりも高いのも自動車保険の加入をおすすめする理由です。
高校生の場合、家族の車を使うケースが多いのではないでしょうか。そのため、高校生が運転するときに家族が入っている自動車保険を利用することも多いのですが、この方法の問題点は家族が払う保険料が高くなってしまうことです。
そこで、自動車保険の保険料をできるだけ抑える方法としておすすめしたいのが1日単位で加入できる保険を選ぶことです。特に運転頻度が低い場合には、1日単位で加入する方がお得になるケースが多いでしょう。また、コンビニなどから簡単に申し込みができるうえに、家族だけでなく友人の車を借りるときやレンタカーに乗るときなどでも利用できるのが便利ですね。
終身保険
終身保険は貯蓄型保険のひとつで、万が一のときに備えた保障が受けられるだけでなく、将来に向けて貯蓄ができるという特徴を持っています。
終身保険では、一定期間にわたって保険料を払い込んだあとに解約すると、解約返戻金としてまとまった金額が受け取れるのです。そのため、教育費や老後の生活費などを貯める手段としても利用できます。もちろん、死亡保障もありますので、万が一の死亡のときや、保険によっては高度障害状態になったときには保険金が支払われます。
終身保険では保険料が一定で、加入時の年齢で決められた保険料が解約するまでずっと続くのが一般的です。ほとんどの保険が年齢が低いほど保険料は安いことを考えると、高校生から終身保険に入ると支払った保険料の総額よりさらに多くの解約返戻金を受け取れる可能性があります。
ただし、注意点としては、加入してから解約するまでの期間が短いと解約返戻金が払い込んだ保険料の総額を下回ったり、解約返戻金がまったく受け取れなかったりすることもあります。数年以内にまとまった金額が必要で、保険を解約する可能性が高いときは終身保険はおすすめできません。
まとめ
高校生は死亡や病気のリスクは低いけれど、ケガの治療費に備えた方が良い場合があること、また、運転免許を取る予定があるなら自動車保険がおすすめであることを説明しました。
さらに、もしものときに備えつつ将来のために貯蓄をするなら、保険料が安い若いうちから終身保険に入っておく方法もあります。
この記事が高校生の保険選びの参考になれば幸いです。
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リアほMAGAZINE編集局
保険選びのリアルな情報やノウハウをシンプルに分かりやすく解説するリアほ編集局です。