生命保険の選び方

2021.09.11

保険のプロが入っている保険とは?生命保険外交員歴20年目の私の場合

「保険屋さんって、自分はどんな保険に入っているの?」
こんな疑問を持ったことがある方は多くいらっしゃると思います。
実際に生命保険販売の現場でも、お客さまからよく聞かれます。数多くの保険会社の商品から自分に適した保険を選ぶのは難しいですし、「保険のプロなら良い保険に入っているのではないか?」とお客さまが思うのも当然だと思います。でもプロが入っている保険が必ずしもあなたに適した保険であるとは限りません。

ここでは私が入っている保険商品と、なぜその保険を選んだのかを正直にご紹介します。保険を検討する際の参考にしていただければ幸いです。

保険外交員として20年。そんな私が入っている保険とは?

私の保険をご紹介する前にまずは自己紹介をします。
私は大手旅行会社の営業として社会人スタートをしました。ちょうど10年間勤務した後、大手生命保険会社に転職し8年間ライフプランナーとして保険営業に従事、その後、同社内で職種変更、今度はマネージャーとして11年間、プランナーの育成に携わってきました。そして昨年2020年、同社の仲間と株式会社WDCを立ち上げ独立、保険屋として20年目を迎えた現在53歳のお父さんです。この間の主なライフイベントとしては、28歳で結婚、29歳で住宅購入(マンション)、31歳で1人目(女の子)、33歳で保険会社に転職、37歳で2人目(男の子)を授かりました。

保険を考える際に大切にしていること

こんな私が、保険を考える際に大切にしていることがあります。保険に入るべきケースについてです。これは実際の営業現場でもお客さまにお伝えしています。

・そうそう簡単には起こらないこと
・それがいつ起こるか、わからないこと
・もし起こったら自分の預貯金や収入でまかなえないこと

この3つに当てはまるケースの場合は保険に入るべきだと考えています。自分や家族を守る保険を考えるうえで不安なことはたくさんあります。だからといってそのすべてを保険でカバーしようとすると月々の保険料が大きな負担となってしまいます。まぁ売ってる私が言うのもおかしな話ですが・・・

私の保険加入歴

23歳 はじめて生命保険に加入

合計保険料:約8,000円/月

・A生命:定期保険特約付き終身保険(更新型)
死亡保険金:3,000万円
入院日額:1日あたり10,000円(その他諸々の特約がついたセット商品)
保険期間:10年(10年ごとに保険料がアップ)

社会人1年目の旅行会社勤務のときでした。先輩社員からA生命の営業職員を紹介され、何がなんだかわからないうちに、気付いたら加入していました・・・(笑)。今思えば、23歳の独身男が亡くなって、両親は3,000万円もの高額な死亡保険金をもらわなくても生活には困らないはずです。無駄!とまでは言いませんが(苦笑)このときは加入目的をまったく考えていませんでした。

28歳のとき、結婚を機に保険を見直し

その前まで入っていたA生命の保険を解約して、見直ししました。

合計保険料:約20,000円/月

1.X生命:変額終身保険
死亡保険金:1,000万円
保険料払込期間:60歳まで
保険期間:一生涯

2.X生命:終身医療保険
入院日額:1日あたり10,000円
保険料払込期間:60歳まで
保険期間:一生涯

私のいとこがX生命のライフプランナーでしたので、結婚を機に保障内容の見直しを相談しました。どんなときに誰がどんなことで経済的に困るのかについて細かく話をしました。当時はまだ子どもはおらず、万が一私が亡くなってしまっても妻は仕事を継続することができると考えました。そのため、それほど高額な死亡保障は不要であることから上記の保障額に決めました。1.の変額終身保険は掛け捨てではないので、将来は解約して解約返戻金を受け取り、老後資金に充てるつもりでした。

31歳のとき、長女が生まれたのを機に保障を追加

合計保険料:約25,000円/月

3.X生命:収入保障保険
保険金額:20万円/月額
保険料払込期間:60歳まで
保険期間:60歳まで

子どもが生まれたのをきっかけにこの保険を追加しました。自分の指をギュッと握る赤ん坊を見ていたら「この子が大きくなるまで死ねないっ!」と思ったからです。自分がもし死んでしまったら、妻とこの子の生活費はどうなるのか、この子の学費はだれが払う?妻のパート収入で足りるのだろうか?父親としての責任をはじめて感じた瞬間でした。この保険は亡くなったときにお給料のように毎月20万円が支払われる保険です。また、国からの遺族年金も月に約12万円ほどもらえることもわかりましたので、合わせて毎月約32万円は確保できます。これなら生活費も学費もカバーできると思い契約しました!保険料はそれまで入っていた保険と合わせて月々約25,000円となりましたが、すごく安心できたのを覚えています。

37歳のとき、長男が生まれたのを機に保障内容を点検

このときは、すでにX生命に転職していましたので自分で保障内容の点検を行いました。これから先にかかるであろう支出と亡くなったときの遺族年金と妻の収入を計算し、保険を追加しなくても大丈夫という結果になりました。

49歳のとき、変額終身保険を減額(一部解約)

長女が大学入学の際、入学金ほか一時的にお金が必要になったので、1.の変額終身保険の一部を解約し、戻ってきたお金を学費に充てました。本当は自分の老後資金にしようと思っていたお金ですが、それを少し前倒しで使ったイメージです。正直、とっても助かりました!

51歳のとき、老後資金のための保険を追加

合計保険料:約45,000円

4.X生命:変額個人年金保険
年金額:60万円(10年確定年金)
保険料払込期間:70歳まで
年金受取開始:70歳

50歳を過ぎて、だんだんと自分の退職後のことを考えるようになりました。やりたいことがいろいろと思い浮かぶのですが、そのすべてにお金がかかります。老後2,000万円問題などというニュースも流れてきた頃です。働いている内にためなきゃ!と思って加入した保険です。この保険は70歳から10年間、毎年60万円が受け取れる保険です。運用実績次第ではこれが増える可能性もある保険ですから、今から楽しみです。

52歳、独立を機に保険の見直し

それまではX生命の一社専属でしたので、自分の保険もずっとX生命でしたが、独立してほかの保険会社の商品も扱えるようになりました。改めて自分の保険を見直してみたところ、同じ保障内容ならより安く、同じ保険料ならより手厚い保障内容に変更できる部分があることがわかりました。入り直したのは次の保険です。
 
5.B生命:終身医療保険
入院日額:1日あたり10,000円
保険料払込期間:一生涯
保険期間:一生涯

6.B生命:生活習慣病入院一時金保険
保険金額:生活習慣病一時金100万円 
保険料払込期間:3年ごと更新
保険期間:3年

2.X生命 終身医療保険は長らくお世話になりましたが、解約をしました。
その結果、現在の保障内容は次のようになりました。
合計保険料:約45,000円/月

死亡保障:X生命 変額終身保険+収入保障保険 合計保険金額2,480万円(終身800万円+月々20万円×12カ月×あと7年間)
医療保障:B生命 終身医療保険+生活習慣病一時金保険 日額1万円が一生涯、生活習慣病入院一時金100万円
老後資金:X生命 変額個人年金保険 70歳から毎年60万円×10年間=600万円(予定)

保険料だけ見るとずいぶん高い保険のように見えますが、このうちの約7割は貯蓄性のある保険に充てられています。自画自賛ですが、貯蓄と保障を兼ね備えた良いバランスだと思います。

まとめ

ここまでご紹介してきた保険はあくまでも私と私の家族を守るための保険です。大切なのは「ハッキリした目的を持って保険に入る」ということです。今回ご紹介した保険は、私の家族にとってはベストですが、同じ保険に入っても、あなたのご家族にとっては必ずしもベストではないかもしれません。必要な保障額は家族ごとに異なるからです。万が一の際の必要保障額の求め方は別の記事で書いていますのでお時間のある時に読んでいただけると嬉しいです。

※この記事に記載の情報は公開日時点のものです。

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リアほMAGAZINE編集局

保険選びのリアルな情報やノウハウをシンプルに分かりやすく解説するリアほ編集局です。

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