保険の基礎知識
2021.10.12
保険料でポイントが貯まる?クレジットカード払いのメリットと注意点
生命保険料もクレジットカード払いができるのをご存じでしょうか?
保険は人生の中でも大きな買い物のひとつです。そのため、クレジットカードのポイントを活用されている方にとっては、毎月の生命保険料をクレジットカード払いにしないのはもったいないかもしれません。保険は長期契約を前提としているため、20年、30年と考えると何百万円と大きな支払いとなるケースも多く、何百万円の買い物でクレジットカードを使うのと同じようにメリットがあります。
この記事では、生命保険料をクレジットカード払いするメリットと注意点について詳しく解説します。
生命保険料をクレジットカード払いにするメリット
多くの保険会社の商品で生命保険料のクレジットカードで払いを取り扱っています。
新規で保険に加入する時にクレジットカード払いを選択できるほか、すでに加入している保険を途中で口座振替からクレジットカード払いへ変更することもできます。
クレジットカード払いにするメリットは主に以下の3つです。
・カードのポイントが貯まる
・支払日をまとめられる
・支出管理が楽に
それぞれのメリットを解説します。
カードのポイントが貯まる
生命保険料をクレジットカードで支払うとカードのポイントを貯められます。ポイントの還元率は利用するカードによって異なりますが、年会費無料のカードでもポイント還元率が1%ほどのカードも多くあります。
たとえば、毎月2万円の保険料を支払っている場合、年間の保険料は240,000円です。クレジットカード払いにしていると、そのうち1%が還元され毎年2,400円分のポイントを貯められます。
生命保険は長期で加入する事が前提となっているため、保険料の支払いにクレジットカード払いを選択すると、口座振替に比べてポイントが還元できる点でお得といえます。
支払日をまとめられる
保険料をはじめ、光熱費や食費など、毎月のいろいろな支払いをクレジットカード払いにすると、支払日をクレジットカードの引落日にまとめられるので口座残高の把握がしやすくなるといえます。
光熱費や家賃、保険料の引き落としなどの支払日が複数あると、口座の残高の把握が負担になる方もいらっしゃるかもしれません。
クレジットカード払いにしておけばカードの引落日にまとめて保険料の分も口座から引き落としされます。毎月のクレジットカードの利用明細と一緒に保険料も表示されます。
とくに他の買い物や公共料金の支払いなどもクレジットカード払いをされている方にとっては毎月の支出が一覧で表示され分かりやすい、管理しやすい点もメリットといえるでしょう。
支出管理が楽に
クレジットカード払いなら、保険会社からカード会社への保険料請求日に自動的に決済されます。そのため、口座振替の場合のように保険料の引落日に口座に現金を用意しておくのを忘れてしまうリスクを抑えられます。
他のクレジットカードの支払項目と併せて、クレジットカードの引落日の前にまとめてチェックして、口座にお金を準備しておけばよいです。1つ1つの支払日を把握しておく必要がないのでいろいろな支出の管理が楽になりますね。
クレジットカード払いにする注意点
クレジットカード払いにするメリットを解説してきましたが、逆に注意しなくてはならない点もあります。
主に3つの注意点があります。
・クレジットカード払いができるか、使える条件も確認
・年払の方がお得な場合も
・1回あたりの支払額が大きくなる
それぞれの注意点について詳しく解説します。
クレジットカード払いができるか、使える条件も確認
多くの保険会社はクレジットカード払いに対応していますが、すべての保険会社や払込方法で対応しているわけではありません。
商品の種類、払込方法を確認
クレジットカード払いに対応している保険会社でも、商品の種類や払込方法によってはカード払いができないケースもあります。月払はクレジットカード払いができても、年払、半年払はできないケースもありますので事前に確認しましょう。
本人名義のクレジットカードのみの場合も
口座振替の場合、夫の口座から妻の保険料を引き落とす事ができる場合がほとんどです。
一方でクレジットカード払いの場合は、契約者の本人名義でなければ使えないとされていることがほとんどです。
こちらも、事前に確認をしておきましょう。
年払の方がお得な場合も
月払はクレジットカード払いができるけれど、年払はクレジットカードができない保険もあることを解説しました。
ただしクレジットカード払いができなくても、年払にすると保険料そのものが割引されるというメリットがあることをおさえておきましょう。年払の割引率は保険会社によって異なります。場合によっては、月払でクレジットカード払いにしてポイントの恩恵を受けるより、年払にした方がお得!というケースも考えられます。
年払のメリットデメリットについては、こちら保険料を年払にするメリットってあるの?詳しく解説します!で解説しています。
事前に確認して、どちらがお得か、どちらが家計にとって負担がないかをよく検討しましょう。
1回あたりの支払額が大きくなる
水道光熱費や携帯電話の料金などをクレジットカード払いにしている場合は、毎月の支払いが管理しやすい一方で、1回あたりのクレジットカードの支払金額が大きくなってしまいます。
まずは、光熱費や家賃、保険料など毎月ある程度一定の支出はどれくらいの金額となるか把握しておき、そのうえで、他の買い物などにクレジットカードを使うようにしましょう。
万が一、それでも「クレジットカード会社へ一括で支払うのが苦しい!」ときには、昨今多くのクレジットカード会社であとからリボ払いが利用できます。ただし、利息がかかり、支払総額が高くなってしまうため、本当にいざというときの手段として把握しておくことをおすすめします。
クレジットカード払いに変更したいときは?
生命保険料の支払方法をクレジットカード払いに変更したい時は、まず保険会社や保険代理店に連絡をしましょう。
インターネットを使って自身のマイページから変更したり、書面を通じて変更を行う方法があります。担当者やコールセンターに問い合わせをして、変更方法を確認して進めましょう。
まとめ
この記事では、生命保険料をクレジットカード払いするメリットと注意点について解説しました。 保険は人生の中でも大きな買い物のひとつです。そのため、クレジットカードのポイントを活用されている方にとっては、毎月、数万円の生命保険料を支払うのに、クレジットカード払いにしないのはもったいないかもしれません。
口座振替で保険料を支払っている方も、メリットや注意点を把握したうえで、クレジットカード払いを検討してみてはいかがでしょうか。
WRITER’S PROFILE
リアほMAGAZINE編集局
保険選びのリアルな情報やノウハウをシンプルに分かりやすく解説するリアほ編集局です。