保険の基礎知識
2022.04.04
生命保険の悩みは誰に相談すればいいの?保険ショップアドバイザーやファイナンシャルプランナーの違い
生命保険に加入したい、見直しをしたいなど、保険について悩みや疑問があったらどうしたら良いのでしょうか。誰かに相談したいけれど、どこへ行けば良いかわからないと困っていませんか。
生命保険に関する悩みが相談できる人には、ファイナンシャルプランナーや保険会社の営業職員、保険ショップのアドバイザーなどがいます。彼らは保険相談のプロとして、保険やお金の悩みにアドバイスをしてくれるでしょう。
この記事では、それぞれのプロに保険相談をするタイミングや保険相談で失敗しないためにできることを解説します。
こんな悩みがあったら生命保険の相談をしよう
保険は一度加入したら長期の契約になることが多いため、「人生で2番目に大きな買い物」と言われることもあります。そのため、保険は慎重に選びたいですが、保険選びに自信がない人も多いのではないでしょうか。
保険を選ぶには、保険のことだけでなく、お金に関するさまざまな知識が必要です。大きな買い物だからこそ、保険に加入したり、見直したりする時には豊富な知識を持つプロに相談するのがおすすめです。
保険相談におすすめのタイミング
就職や結婚をきっかけに保険に入ろうと考えたり、子どもの誕生や住宅購入の機会に保険の見直しを考えたりしている人もいるでしょう。保険に関して悩みや疑問がある時が、相談するのにおすすめのタイミングです。以下に保険に関してよくある悩みをまとめました。
- 保険に入りたいが、選び方がわからない
- いまの保険が自分に合っているかわからない
- いまよりも保険料を抑えたい
- 気になる保険がある
このような悩みがある人は、ぜひ保険のプロに相談してみましょう。
保険の悩みをプロに相談するメリット
保険に詳しく、自分に合う保険を自分で探せる人以外は、保険の悩みはプロに相談するのがおすすめです。その理由は、一人ひとりの収入や年齢、家族の状況や健康状態などによって合う保険は千差万別であるためです。たとえば30代の男性が「30代独身男性に人気の保険」をインターネットなどで探せますが、それが自分にもベストの保険とは限りません。
せっかく保険に入るなら、必要な保障にはしっかりと備えつつ、無駄はできるだけ省きたいですよね。そのような自分にぴったりの保険を探すなら、保険の悩みはプロに相談しましょう。
生命保険は誰に相談すればいい?どこで相談できる?
保険の悩みはプロに相談するのがおすすめであることを解説しましたが、それでは具体的にどのような人が保険のプロなのでしょうか。
保険のプロとして相談できる相手は以下のように大きく3パターンに分けられます。
- ファイナンシャルプランナー
- 保険会社の営業職員
- 保険ショップのアドバイザー
それぞれの特徴や、相談するメリット・デメリットを解説します。それぞれ一長一短がありますので、よく読んで気になる人に相談してみましょう。
ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルプランナー(FP)とは、国家資格であるファイナンシャルプランナー技能士または民間資格のAFP/CFPに合格した、お金の専門家です。保険だけでなく、税金や住宅ローン、年金などお金に関する幅広い知識を持っており、家計に関して的確なアドバイスを受けられるでしょう。
ファイナンシャルプランナー(FP)には、保険会社や銀行などの特定の企業に属している企業系FPと独立して事業を営んでいる独立系FPがいます。両者の特徴は以下の通りです。
- 企業系FP
特定の企業に属しているため、紹介してもらえる保険に偏りがある。相談料は無料であることが多い。相談場所は自宅や保険ショップ・金融機関の窓口など。
- 独立系FP
企業に属していないため、中立な立場から保険を紹介してもらえる。ほとんどの場合、相談は有料。相談場所はFPの事務所など。
ファイナンシャルプランナーに相談するメリットは、お金の専門家であるため保険だけでなく家計のことなどもまとめて相談できることです。デメリットは企業系FPの場合は紹介される保険に偏りがあること、独立系FPの場合は相談するのにお金がかかることです。
保険会社の営業職員
保険会社の営業職員にも保険の相談ができます。ただし、言うまでもなく紹介してもらえる保険は所属している保険会社の商品のみに限定されます。
保険会社の営業職員に相談するメリットは、自社の商品に関して深い知識を持っていることです。すでに入りたい保険が決まっている場合は心強いですね。
しかし、他の保険会社の商品とも比較しながら選べないのがデメリットです。自宅や勤務先、カフェなどで無料で相談ができます。
保険ショップのアドバイザー
生命保険の相談相手として保険ショップのアドバイザーもおすすめです。保険ショップとは、複数の保険会社の商品を扱う保険代理店が運営している保険の専門店です。
保険ショップのアドバイザーは保険に関して社内で教育を受けており、なかにはファイナンシャルプランナーを含むさまざまな金融系の資格を持っている人もいます。複数の保険会社の商品のなかから、中立な立場で一人ひとりに合った商品をすすめてくれるでしょう。また、相談は基本的に何度でも無料です。
保険ショップで保険相談をするメリットは、中立な立場で複数の保険商品から保険を探してもらえることです。デメリットは、社内教育を受けているものの、すべてのアドバイザーがFPなどの資格を持っているわけではないため、知識の深さにバラツキがある可能性があることです。
保険相談で失敗しないために
生命保険の相談ができる保険のプロには3つの種類があることを解説しました。誰に相談する場合でも、保険相談で失敗しないためには事前の準備が大切です。
保険相談をする前に以下の点に注意しましょう。
- 相談の目的(どのような保険・保障を希望しているか)をハッキリさせる
- 収入や家族の状況、資産などをすぐに答えられるようにまとめておく
- 健康診断の結果など、健康状態がわかるものを持参する
この3つを準備しておくことで、保険に関してより適切なアドバイスを受けられるでしょう。
まとめ
保険相談ができる人にはファイナンシャルプランナーや保険会社の営業職員、保険ショップのアドバイザーがいます。生命保険に加入したい時や見直しをしたい時は頼りになる存在ですが、それぞれメリットやデメリットがありますので、自分に合った相談相手を見つけたいですね。
この記事が生命保険について誰かに相談したいと考えている人の役に立てば幸いです。
WRITER’S PROFILE
リアほMAGAZINE編集局
保険選びのリアルな情報やノウハウをシンプルに分かりやすく解説するリアほ編集局です。