医療保険の特約とは?メリット・デメリットを解説【FP監修】

医療保険の保障内容は主契約と特約から成り立っており、特約を付けることで保障をより充実させることができます。
本記事では特約の種類と特徴について、特約を付けることのメリット・デメリットを解説しています。
保険商品独自のさまざまな特約の中から選ぶときの参考にしてみてください。

医療保険の特約とは?

医療保険の仕組み【主契約と特約】

医療保険は主契約と特約の2つから成り立っています。
主契約が土台部分になっており、土台部分に特約で保障を上乗せすることができ、より充実した保障にすることができます。
主契約は保険会社によって異なりますが、主に「手術給付金」と「入院給付金」の2つがあります。
加入する場合に主契約は必須となりますが、特約を付けるかどうか自身の判断で付けても付けなくても構いません。
また、特約は単独での契約はできず、必ず主契約とセットでの加入となります。

特約の種類と特徴

特約は保険商品によってさまざまな種類のものが存在します。
以下は主にみられる特約です。
それぞれの特約の特徴をみていきましょう。

特定疾病特約

特定疾病とは「三大疾病」とも呼ばれており、がん心筋梗塞脳卒中を指します。
日本人の死因の上位を占めている病気でもあり、誰もがなり得る病気であります。
三大疾病は病状によっては治療が長期化したり、脳卒中の場合は障害がのこることも考えられ、仕事に支障をきたすおそれもあります。
特定疾病特約は三大疾病の診断を受けた場合に一時金として受け取ることができるものです。
また保険によっては入院を支払日数無制限にするものもあります。

※参考:平成21年 人口動態統計の概況|厚生労働省
    「特定疾病保障保険(特約)」で、保険金を受け取れる状態とは?|公益財団法人 生命保険文化センター

先進医療特約

先進医療の治療を受けた場合の技術料を保険会社が定める上限内で負担してくれるものです。
先進医療の治療を受ける場合には診察や検査などは保険の対象となりますが、先進医療の薬剤や技術料に対しては保険適用されず、全額自己負担となります。
そのため先進医療特約を付けることで、もしも先進医療の治療を受けることなり医療費が高額になった場合もお金の心配することなく治療に専念できます。

通院保障特約

通院保障特約とは入院を伴う病気をした場合に、入院前の診察や検査のための通院や退院後の通院治療を受けた際に保障されるものです。
日額〇円と通院日数に応じて、通院給付金を受け取ることができます。
設定金額は保険商品によって異なり、3,000〜10,000円が多く見られます。
日数は入院開始日から遡って60日や退院後120日、180日など保障内容はさまざまです。
医療機関が遠方にある場合は交通費だけでも費用がかさむおそれがあります。
また、厚生労働省が行った調査によると平成29年の平均入院日数は29.3日であり、年々短くなってきています。
入院日数が短くなってきている要因の一つに医療技術の進歩が挙げられ、今後も減少していくことが予測できるでしょう。
またその分、退院後の通院による治療が増えていくとも考えられます。
老後に備えたい場合に通院保障特約を付けることで、治療費以外の費用にも備えることができるため安心できるでしょう。

平均入院日数の年次推移グラフ
※参考:平成29年 患者調査の概況|厚生労働省

女性疾病特約

女性疾病とは「乳房」や「子宮」、「卵巣」などの女性器官の疾病に備えることができます。
女性が手術や入院する場合は女性器官の疾病であることが多く、また妊娠や出産などでも入院することから女性疾病での保障を上乗せして手厚く備えることができるものです。
入院した場合に個室を利用すると差額ベッド代が発生します。
病院によっては入院日数が短い場合でも高額になることがありますので、このような入院中にかかる費用としても備えることができます。

がん特約

がん特約とはがんと診断されたときや治療を受けた場合に保障が受けられます。
がん保険でも備えることができますが、医療保険と2つに加入するよりも保険料を抑えることができ、がんにも備えていきたい場合に向いています。
がん保険に比べて保障内容や保障金額の設定が限定的なため自分で自由に選べないなどのデメリットがあります。

特約を付けるメリット・デメリット

特約を付けることのメリット・デメリットは何があるのかみていきましょう。

特約を付けるメリット

特約を付けることのメリットは、主契約では足りない場合に特約で保障を付け足すことで、自分にとって必要な保障を付けてカスタマイズできることが挙げられます。
医療保険を定期的に見直している場合でも、ほかの医療保険に新規で加入するよりも、足りない保障を特約で足すことで、保険料を抑えることができる可能性があります。
また必要な時期だけ特約を付けて、必要がなくなった場合には特約だけ外すことも可能なため自分のライフスタイルに合わせて調整していくことができます。

特約を付けるデメリット

反対に特約を付けることのデメリットは特約を付けることで、保険料が高くなってしまうことが挙げられます。
また主契約を解約して特約だけを残すなどはできないため、主契約を解約すると自動的に特約も解約することになってしまうため、途中解約するときは注意が必要です。

まとめ

医療保険の特約の種類と特徴、また特約を付けることのメリット・デメリットを解説してきました。
自分のライフスタイルに合わせて主契約では足りない保障を特約で上乗せすることで、より充実した保障にすることができます。
特約は必要な時期に必要な保障で備え、必要がなくなれば解約することも可能です。
また反対に一旦加入した医療保険に後から特約を付けることもできます。
付けすぎると保障内容が複雑になるだけでなく、保険料も上がってしまいますので、家計を圧迫することになりかねません。
現在の自身の生活に必要な分だけ特約で付けるようにしていくことが大切です。

監修者情報

株式会社FP-MYS 代表取締役 工藤 崇
1982年北海道生まれ。相続×Fintechサービス「レタプラ」開発・運営。日本FP協会AFP認定者。2022年夏より金融教育のプロダクト提供。上場企業の多数の執筆・セミナー講師の実績を有する独立型ファイナンシャルプランナー(FP)。

※この記事に記載の情報は公開日時点のものです。

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