なぜ年齢が上がると保険料が高くなる?公平な保険料負担の方法を発見!~ジェームス・ドドソン~

 「生命保険は、若い時に入った方が保険料が安い」「年齢が上がると保険料が高くなる」のはなぜでしょうか?
起源は1,700年代にさかのぼります。
今回は、加入した年齢ごとで一定の保険料を支払うことによる公平な保険料負担の方法を発見したジェームズ:ドドソンの功績について解説します。 

■ジェームズ・ドドソンによる公平な保険料分担の発見

以前の記事で、生命保険の設計について年齢別の死亡率などを元に「生命表」を作成したエドモンド・ハレーについて解説しました。しかし、公平な保険料分担の方法を発見して、近代の生命保険の礎を築いたのは、イギリスのジェームズ・ドドソン(以下ドドソン)であると言われています。
17世紀の大英帝国では、エドモンド・ハレーによって「死亡表」が研究され、発展を遂げた結果、アミカブル・ソサエティという世界初の生命保険会社が発足しました。しかしながら、アミカブル・ソサエティでは、年齢に関係なく保険料は一律に設定されていました。
エドモンド・ハレーは「高齢者ほど死亡率が高い」という事を発見しましたが、この発見だけでは、加入者たちに公平な保険料負担をもたらす保険の仕組みを作るには不十分でした。
この仕組みでは、若者が払う保険料が高齢者よりも総額として大きくなるので、若者と高齢者の間で不公平が生まれてしまうのです。
 その後、ドドソンの公平な保険料分担の発見により、世界で初めて近代的な保険制度に基づく生命保険会社が設立されます。 

■ドドソンの発想の転換

それまでの生命保険は、1年単位で保険料と保険金とが釣り合うかを検証して設計していたのですが、ドドソンは発想を変えました。
それまでよくあったように保険金が必要になりそうな年齢になってから、駆け込みで加入する前提ではなく、長期間加入する前提で考えました。
若い人の方が死亡率は低いので保険料が安いのは現代の保険制度では当たり前の事ですが、当時はそれが当たり前ではなかったのです。
データから割り出した「死亡率」という根拠に基づいて、加入時の年齢によって保険料を決め、その保険料は毎年変わらないという仕組みはドドソンが作ったのです。

■ドドソンから現代に続く大きな功績

数学的にアミカブル・ソサエティの仕組みの欠点を解消し、考案した保険料の計算方式を採用して、新たな生命保険組合を作ろうと考え役所に申請書を出したものの、残念なことに許可は得られず、わずか47歳で病死してしまいました。
しかし、ドドソンの考え方は大勢の人に支持され、彼の死後1762年に世界初の近代的生命保険会社がエクィタブル・ソサエティとして結実をしました。エクィタブルとは、「公平な」という意味です。「公平な」保険の仕組みを初めて確立したエクィタブル・ソサエティは、それから200年以上も続きます。
今日、彼の功績は、保険の理論と実践面で貢献した人々を顕彰する保険の殿堂としてアメリカでたたえられています。

■まとめ

今回のは、公平な保険料負担の方法を発見したジェームズ:ドドソンの功績について解説しました。彼が発見した死亡率を用い、加入時の年齢によって保険料を定めるという公平な保険料分担方法は、現代も世界中で多くの人々の生活を支えてくれています

※この記事に記載の情報は公開日時点のものです。

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WRITER'S PROFILE
よーすけ 株式会社WDC 社長室長
証券会社に勤務後、生保、M&A仲介会社などを経て2021年6月に株式会社WDCに参画。 小中高と柔道、アメフトは学生(メキシコ戦代表選抜経験あり)、社会人Xリーグとプレー。 会社まではママチャリ通勤。そんなには食べないのになかなか痩せないことがなやみ。
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