個人年金保険のメリットとデメリットは?

個人年金保険は、自分のための年金を作って、公的年金(国の年金制度)だけだと足りない老後資金を補うことができる貯蓄型の保険です。
ここでは、個人年金保険のメリットとデメリットをわかりやすく解説していきます。

■個人年金保険のメリット

1.節税効果がある

生命保険料控除、介護医療保険控除とは別枠で個人年金保険料控除があることです。
わかりやすい言葉にすると、「個人年金保険の保険料を支払った人は、は税金が軽減される」という制度です。
1年間に支払った保険料の総額に応じて、課税される所得から控除される(差し引ける)金額が決まります。

個人年金保険料控除を使うためには、次の条件を満たす必要があります。
個人年金保険料税制適格特約の付与が可能な商品であること
・年金の受取人が、保険料を支払う人(契約者)または、その配偶者であること
・年金受取人が被保険者と同一であること
・保険料払込期間が10年以上あること(一時払の個人年金は対象外)
・確定年金・有期年金の場合、年金の受取開始日に被保険者の年齢が60歳以上で年金の受取期間が10年以上あること

これらの条件を満たさない場合生命保険料控除の対象になり、別で契約している生命保険や学資保険の保険料の控除と同じ枠になります。

個人年金保険料控除は、生命保険料控除と別枠で用意されているため、両方とも利用した方が節税効果は高くなります。2種類の控除枠を利用できた方が、課税される所得が減るからです。

注意点としては、個人年金保険料税制適格特約が付けられる商品の場合、契約の自由度が下がる点です。先ほど挙げた個人年金保険料控除が使える条件があるためです。

節税を意識するあまり、自分にとって最適な保険の契約をできないと、そもそも保険に加入する意味は薄くなってしまいます。節税効果はメリットですが、まずは自分にとって最適な商品を選ぶことを忘れないようにしましょう。

2.気軽に、確実に老後資金を貯められる

個人年金保険は商品を選ぶと、あとは保険会社が運用をしてくれます。
契約者がすることは、毎月しっかりと保険料を支払うだけです。

個人年金保険の保険料は口座振替やクレジットカード払いが基本です。そのため、自動的に、強制的に老後資金を貯められる点もメリットです。お金があると使ってしまうようなタイプの人にはいいですね。

そうでなくても、20年後、30年後もしくはそれ以上先の未来のために、毎月コツコツと貯蓄することは簡単なことではありません。
老後資金の形成を確実にするために、自分の意思ではなく毎月、確実に貯蓄するシステムを作る、という意味で個人年金保険を利用することもおすすめです。

■個人年金保険のデメリット

1.インフレに対応できない

物価が上昇し、お金の価値が相対的に下がることをインフレと言います。

たとえば、ある時はりんごが1個100円で販売されていたとします。
この時点では、1,000円あれば10個買えますね。
1年後にインフレが起きて、りんごが1個200円になってしまったとします。
そうすると、この時点では1,000円で5個しか買えません。同じ1,000円でもりんごで換算すると、1年後の1,000円の価値は低くなっていると言えます。
1,000円で交換できるりんごの数が減ったためです。これがインフレによりお金の価値が相対的に下がる仕組みです。

仮に、個人年金保険で将来もらえる金額が1,000万円のとき、インフレが起きて物価が大幅に上昇したら、将来もらえる1,000万円の価値は低くなります。
たとえば、今の物価なら毎月30万円で生活できていたものの、インフレが起きて毎月の生活費が100万円になったら、1,000万円あっても10か月でなくなってしまい、ぜんぜん足りないことになります。

個人年金保険では、契約時に将来受け取る年金額が決まっている商品が多いです。

現時点では、毎月5万円の年金があれば足りる試算だったものの、インフレによりお金の価値が下がると、同じ生活をするために6万円・7万円必要になることが想像できます。

このような理由から、個人年金保険はインフレに対応できないと言われています。

(個人年金保険の中には、変額年金という、保険料を株式や債券などで運用し、運用実績に応じて将来もらえる金額が変わる商品もあります。変額年金のメリットは運用実績によって将来もらえる年金が保険料よりも大きく増えるかもしれないので、インフレに強いことです。ただ、変額年金は一時払という一括して保険料を支払うものがほとんどで、コツコツ積み立てが出来る商品は少ないです。)

2.途中解約すると損をする

個人年金保険は途中解約が可能ですが、途中で解約してしまうと支払った保険料がすべて返ってくることはほとんどありません。
個人年金保険を始める前に、途中で解約した場合の解約返戻金の推移を確認して途中解約すると損をするということは覚えておきましょう。

銀行で預けているお金ならば、いつ引き出しても預けた金額よりお金が減ることはないため、解約返戻金が払い込んだ保険料を下回るのは個人年金保険のデメリットです。

しかしながら、「すぐに途中解約ができると、使ってしまう。途中でお金が減るなら絶対に解約しないので強制的に貯められる!」と思える人には、満期まで長く確実に貯蓄できるためメリットにもなります。

■まとめ

個人年金保険は、足りない老後資金を確保する手段の1つです。
個人年金保険料控除による節税効果や毎月コツコツと保険料を積み立てることで、手軽かつ着実に老後資金が貯まるメリットがあります。
一方で、デメリットはインフレに弱いこと、途中解約すると損することです。
メリットとデメリットを理解したうえで、ご自身の老後資金を準備する手段の1つとして検討することが大切です。

※この記事に記載の情報は公開日時点のものです。

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