生活習慣病特約とは?生活習慣病が引き起こす病気を解説【FP監修】

「生活習慣病」
テレビなどでも耳にしたことがあるのではないでしょうか?
医療保険には特約として生活習慣病になった場合に備えることができる生活習慣病特約があります。
本記事では生活習慣病特約の保障内容と生活習慣病が引き起こす病気について解説しています。
生活習慣病特約の特徴を知ることで、備えられる対象の疾病と保障内容が分かるので、医療保険に加入を考えている方はぜひ、参考にしてみてください。

生活習慣病特約とは?

生活習慣病特約とは医療保険の特約(主契約に付け足す保障)の一種で、生活習慣病などで入院した場合に入院給付金を上乗せして受け取ることができるものです。
例えば、入院給付金が日額5,000円で生活習慣病特約を日額5,000円のプランで契約していた場合は生活習慣病で入院した際、日額10,000円の入院給付金を受け取ることができます。
特約を付け足す分、保険料はその分多く支払います。、保険会社によって毎月の保険料や対象となる疾病の範囲は異なります。
そのため加入時はいくつかの保険プランを比較検討して確認してみることが大切です。

生活習慣病の対象となる疾病

生活習慣病の対象疾病は保険会社によって異なります。
例えば、商品名では「5大生活習慣病特約」「8大生活習慣病特約」「7大生活習慣病特約」などがあります。

保障の範囲となる疾病は以下のようなものがあります。

  • がん(悪性腫瘍)
  • 糖尿病
  • 心疾患
  • 高血圧性疾患
  • 脳血管疾患
  • 肝疾患
  • 腎疾患
  • 膵疾患

保障内容

先述したように生活習慣病で入院した場合に入院給付金を上乗せして受け取りできるほか、入院日数が60日や120日、通算1,000日など支払限度日数を設けている場合もあれば、保険会社によっては支払限度日数が無制限になるケースもあります。
また入院給付金のほかに上記の疾病で手術をした場合には、入院を伴う手術は入院日額×20倍、外来の場合は入院日額×5倍など手術給付金を受け取ることができるものもあります。
また、生活習慣病から引き起こされた疾病によっては、一時金として年単位でまとまった給付金を受け取ることができるものもあります。

生活習慣病とは?

生活習慣病とは日常生活を送る上で、偏った食事や運動不足、喫煙、飲酒、ストレスなどのさまざまな習慣が積み重なることで発症する病気を言います。
昔は「成人病」とも呼ばれていて、年齢が上がるにつれて発症するリスクが高いことからこのように呼ばれていました。
しかし、毎日の生活習慣が原因であることが分かるようになってからは、生活習慣病と呼ばれるようになってきています。

生活習慣病が引き起こす病気

生活習慣病になると、ほとんどの場合自覚症状がないと言われています。
そのため本人の気が付かないうちに、生活習慣病が悪化していることもあり、脳や心臓、血管などにダメージを与えていることがあります。
その結果、高血圧や糖尿病といった病気になったり、症状がひどい場合であれば脳卒中や脳梗塞、心筋梗塞など重篤な病気を引き起こす可能性のある病気です。

入院日数

生活習慣病が引き起こす病気の場合の入院日数をみてみていきます。
厚生労働省が平成29年に行った調査では平均入院日数が「心疾患」は19.3日「糖尿病」が33.3日で全体の疾病が29.3日のため比較した場合大差はありませんが、「脳血管疾患」では78.2日と長くなっています。
また年齢によっても入院日数は異なり、「脳血管疾患」は65歳以上になると86.7日、75歳以上98.9日にとなっており、長期入院となるおそれのある病気だということが分かります。

男女・年代・疾病別の平均入院日数
主な傷病 総数 男性 女性 15~34歳 35~64歳 65歳以上 75歳以上
胃の悪性新生物 19.2 17.1 24.3 12.5 13.0 20.8 24.0
結腸及び直腸の悪性新生物 15.7 15.2 16.3 12.7 11.7 17.1 20.5
肝及び肝内胆管の悪性新生物 16.9 16.0 19.3 36.5 13.0 17.7 19.8
気管、気管支及び肺の悪性新生物 16.3 16.3 16.3 9.7 13.3 17.1 19.3
糖尿病 33.3 26.7 42.5 13.2 16.3 45.4 62.1
高血圧性疾患 33.7 24.8 40.4 13.6 15.3 39.5 47.8
心疾患 19.3 13.5 28.3 10.0 9.0 22.2 28.8
脳血管疾患 78.2 67.3 90.7 25.6 45.6 86.7 98.9
肝疾患 22.9 22.2 23.8 10.3 16.5 27.7 31.9
※参考:平成29年患者調査の概況|厚生労働省

がんや腎不全など病状によっては治療が長期化するリスクあり

がんでは医療の進歩により入院患者数が年々減少しており、反対に通院患者数が増加してきています。
なお、いまだにがんの部位や病状によっては長期化することもあります。

慢性腎不全は罹患することで人工透析療法を治療が必要になることもあり、生涯にわたって治療が必要になります。

必要な時期に備えることを検討する

生活習慣病はさまざまな病気を引き起こす可能性のある病気です。
日頃から毎日の食事や運動をするなど気をつけていくことや健康診断、人間ドックを受けるなど健康を意識していく必要があると言えます。
保険の特約には、がんや心疾患、脳血管疾患になった場合に保障される「特定疾病特約」という名前の似たものもあります。
しかし、生活習慣病特約であれば特定疾病を含み、対象となる疾病の種類が多いため幅広く備えたい場合に良いでしょう。
特に、年齢が上がるにつれて生活習慣病になるリスクと高齢になると入院日数も長引くことから健康に不安がある場合は生活習慣病特約で備えることも検討してみても良いかもしれません。

まとめ

生活習慣病特約について、また生活習慣病が引き起こす重篤な病気についても解説してきました。
生活習慣病は進行していても気が付かないこともあり、脳や心臓、血管などにダメージを与え、ある日突然、脳梗塞や心筋梗塞などで急に倒れることもある病気です。
がん治療ではがんの部位やステージによっては、通院治療が長期化することもあるものです。
糖尿病では進行した場合「糖尿病性網膜症」、「糖尿病壊疽」などになることもあるほか、「人工透析療法」を長期的に行っていく必要性があります。
生活習慣病はこのような病気になるおそれがあり、場合によっては障害が残る場合や、仕事に復帰するにも困難になるリスクがあります。
日頃の健康維持に努めることも大切ですが、働き盛りの方であれば生活習慣病特約を付け足して備えていくことでより安心できるのではないでしょうか。

監修者情報

株式会社FP-MYS 代表取締役 工藤 崇
1982年北海道生まれ。相続×Fintechサービス「レタプラ」開発・運営。日本FP協会AFP認定者。2022年夏より金融教育のプロダクト提供。上場企業の多数の執筆・セミナー講師の実績を有する独立型ファイナンシャルプランナー(FP)。

※この記事に記載の情報は公開日時点のものです。

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