著名人・専門家コラム

2025.01.10

すべての健康は食事から、配食サービスを利用しよう【住宅FP関根が答える!Vol.131】

みなさん、こんにちは。ファイナンシャルプランナーの関根です。
人間は生きていくためには必ず毎日食事をする必要があります。毎日の食事の準備は買い出しから調理、片付けと負担が大きいです。そんな時に利用したいサービスが配食サービスです。

ここ数年の物価高により、家庭における生活費の圧迫は避けられないところがあると思います。そもそも物価高とはどういったところで図られるのでしょうか。物価高(インフレ)のエビデンスを示す指標の一つに消費者物価指数 (CPI)という数値があります。CPIは総務省が発表している数値であり、消費者が購入する商品やサービス(食料品、家賃、ガソリンなど)の価格を追跡する指標です。CPIが前年同月比で上昇している場合、物価高の兆候とされます。このCPIが2023年9月時点で前年同月比+3.0%と発表されており、確実に物価高は起こっています。中でも食料品、特に加工食品(パン、麺類、菓子類)や乳製品が大幅に上昇し、平均上昇率約+7.0%となっています。このことから急激に物価は上昇、特に食品における物価の上昇幅が大きいことが分かります。

※参考:2020年基準 消費者物価指数 全国 2023年(令和5年)12月分及び2023年(令和5年)平均|総務省

現在は物価高により、多くの飲食店でも提供価格を改定しているのが現状です。そのため、外食や中食代も高くついてしまうため、内食へと切り替える動きも多くなってきました。しかしながら、スーパーなどで買うことができる食材も価格が高騰してきてしまっており、内食も少し前よりお金がかかるようになってきました。内食でもある程度の金額がかかるうえ、買い出しの時間、調理の時間、片付けの時間など、内食のためには総合してかなりの時間と手間がかかります。そんな時に利用すると便利なものが配食サービスです。

配食サービスは以前に比べると、さまざまな企業が提供しており、1食500円もかからない配食サービスも充実してきているため、誰でも利用しやすいものとなってきました。配食サービスが有名になったのは何と言っても新型コロナウイルスの影響だと思います。当時は外食がなかなかできなくなってしまい、それを機に自炊を始めた人も多く見られました。それと同時に、デリバリーやお取り寄せ、そして配食サービスがより注目されるようになりました。

そこから配食サービスもより多様化していき、様々な用途に合わせて、最適な配食サービスを利用できるようになってきました。便利なだけでなく、健康に気をつけたい方向けのバランス健康食、タンパク質や塩分など、食事制限をしたい方向けの制限食、ご高齢の方など、硬いものがあまり食べられない方向けの柔らかい食事、介護食など、健康に気遣った食事でありながら、有名シェフや料理研究家監修の半調理済みの食事ができるものもあります。

おいしい健康「食事と健康に関する調査」によると、家庭における食事の困りごとに「献立を考えることが負担」、「レパートリーが少ない、マンネリしやすい」といったことが挙げられます。そういった時に、配食サービスを利用することは、献立のマンネリ回避や、普段食べているものでは偏ってしまいがちな栄養を補うこともでき、毎日でなくても利用することは便利な中食だと思います。

また、農林水産省発表の日本の家庭で発生する食品ロスは年間約240万トンとされており、配食サービスに頼ることはこの食品ロス問題にも優位性が高いと思われます。また、地方のご高齢の方は、車がないとスーパーに行くことも難しい地域があり、そういった場合には、スーパーに行くためにかなりの距離をタクシー利用していることも多く、食材以外でもお金がかかります。そういった金額も考えると1食500円未満で買うことができ、栄養バランスも整っている、そして、買い出しの時間も調理、後片付けの時間も必要がなく、自宅に届くというのはとても便利なサービスと言えるでしょう。

※参考:食品ロス量(令和4年度推計値)|農林水産省及び消費者庁、環境省

こういった様々なメリットから配食サービスは少し前に比べ一般的になってきています。また、現在は保険会社でも介護サービスの一環として、安価な配食サービスを紹介するところも増えてきました。働き世代の忙しく時間がない若い方にとっても配食サービスは便利ですが、食事制限を行わなくてはいけない同居者がいて、家族全員分の食事を変えなくてはいけなくなってしまう場合、また自宅介護を行っている場合に特に便利に利用することができるのではないでしょうか。

日々忙しいと、食生活もないがしろになってしまいがちですが、すべての健康はやはり食事からです。特に生活習慣病は、医師に診断されて最初に言われることが食生活の改善だと思います。なかなか自分の意志で食生活を改善することは難しいため、自分に合った制限食を利用することで時間もかけず、続けやすい生活習慣改善につながると思われます。負担の少ない生活習慣改善、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。

※この記事に記載の情報は公開日時点のものです。

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WRITER’S PROFILE

㈱投資用マンションSOS 代表取締役 関根克直

ファイナンシャルプランニング技能士2級。独立系FPとして18年。ライフプラン作成、保険見直し、住宅ローン提案、投資用不動産計算など、年間300件ほどの面談をおこない幅広いサービスを展開しています。 元ウィンドサーフィンインストラクター、またチャンネル登録10万人YouTuberとしても活躍中。

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