著名人・専門家コラム

2022.12.13

《脊柱管狭窄症》入院・手術にかかった費用を解説します【住宅FP関根が答える!Vol.37】

みなさん、こんにちは。ファイナンシャルプランナーの関根です。

実は10月26日から6日間、私自身、脊柱管狭窄症により入院、手術をしていました。今回は実際にかかった入院費や手術費に関して具体的な金額を挙げながらお話していきます。

脊柱管狭窄症とは?

まずは脊柱管狭窄症という病気がどういった病気かが分からないと手術費といってもあまり想像できないと思いますのでこの病気についてお話いたします。背骨には椎骨と、それをつなぐ椎間板や黄色靭帯などで構成されているのですが、その内側には脊髄の神経が通る「脊柱管」というものがあります。その脊柱管が狭くなる病気を脊柱管狭窄症といいます。背骨が変形することで脊柱管が狭くなってしまうと、中の神経が圧迫されて血流が悪くなり、腰や足の痛み、しびれなどの症状が起こります。今回は神経の通り道を確保するために、骨を削るという内視鏡手術を行いました。

かかった入院手術費用を解説

今回は参考までに、入院手術にかかった費用を解説させていただきます。

入院手術は10月26日からでしたが、9月に日帰りの検査入院がありました。9月の日帰り検査入院では主述の際に骨をどこまで削る必要があるのかといった事前準備となりました。この時の日帰り入院では、検査料金が3万円で、差額ベッド代が3万円の計6万円でした。

そして、10月26日からの入院手術代全部で41万円になりました。退院時期は経過によりはっきりとは決まっていませんでしたが10月中に完了したため、会計は2か月にまたがりませんでした。もう少し詳しくお話していきますと、41万円のうち、治療などにかかった費用は18万円、そして差額ベッド代が23万円という内訳です。

ここから高額療養費の計算がされますが、私の場合、高額療養費は一番等級が高い252,600円の上限に該当するため治療などにかかった18万円はまるまる自分自身での負担となりました。この医療費の上限金額は所得によって変わるので、もう少し安くなる人もいると思います。

その他の費用

今回の医療費として事前の検査入院と入院、手術の合計で47万円ということになりました。

そのほかにかかった費用としては、パジャマレンタル1日1,000円を入院期間中毎日利用したので5日間で5,000円もしました。

私自身、保険募集人を18年間やっていて自分が実際にお客様に保険を提案する際には、入院時における、家族の交通費なども入院にかかる費用として、計上しながら説明をするのですが、人によっては、子供の延長保育やベビーシッターの利用なども考えられます。

私の場合、交通費は都内での地下鉄移動のみですべて合わせても5,000円程度でした。退院後の帰りはタクシーだったので5,000円程度となり、交通費は合計1万円です。私の場合にはテレビは見なかったですが、人によってはテレビカードなども必要になります。

ここまでかかった費用をまとめると、入院前の検査で6万円、入院手術で41万円の合計47万円。パジャマ類のレンタル、タクシー、その他交通費と約2万円程度で、全部で合計49万円くらいでした。

医療保険の請求

ここで、入ってくるお金を整理します。私の場合には医療保険に入っているのでいくらの給付金が見込めるのかのお話をしていきます。私が加入している保険は入院日額1万円、手術給付金20万円という保険です。

入院は、事前の検査入院が1日、入院、手術で6日間の合計で7日間でした。そのため入院給付金でもらえる金額は7万円となります。今回の手術は、手術給付金の対象になるので手術給付金20万円で医療保険によりもらえる金額は合計27万円ということになります。

最終的な自己負担額は?

今回、私が払ったのが49万円だったので最終的な自己負担は、差し引き22万円ということになります。今後腰が悪化することがなければ、大掛かりな治療は必要ないかもしれないので今回の22万円の負担で終了となります。

ただ、今回私が入院をしていた病院での差額ベッド代が一日33,000円、合計で23万円だったので、かなり高級だったと言えます。49万円のうち23万円は差額ベッド代だったので医療費だけなら26万円です。入院給付金の27万円で、ほぼプラマイゼロにはなったと思います。あとは、一般的な差額ベッド代が一日1万円だったとして、差額ベッド代は7日間で、7万円で済みますので負担はかなり軽くなります。

これはあくまでも内視鏡手術なので、手術の中でもかなり軽めの手術となります。症状がよりひどかった場合には、背中にメスを入れることになりました。そうなると、費用はもう少しかかったと思いますし、そもそも入院の日数もかかったと思います。あくまでも目安ではありますが私の入院、手術の場合、負担は49万円、入院給付金で27万円が支給され、実質的な負担は22万円となりました。

今回の入院を通して考えたことがたくさんあります。うちの場合、正直そんなにお金に困ってはいません。そういう中での、最初にお財布から出ていく49万円も何とかなります。しかし、預貯金が少ないご家庭だとどうするのかと考えました。最近は物価高の影響から節約志向が高まり、また直近の保険不要論も相まって保険を見直したという人も多く見受けられます。無駄な出費があればもちろん正しい行動ですが、家計が厳しい、そもそも保険は必要ないと、保険を無条件に解約してしまうご家庭もあったのではないでしょうか。そんな時に病気になってしまったとき、病院に行きたい、でもお金がないから病院にいけない、入院ができないとなりかねません。今一度保険の必要性検討してみてはいかがでしょうか。

※この記事に記載の情報は公開日時点のものです。

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WRITER’S PROFILE

㈱投資用マンションSOS 代表取締役 関根克直

ファイナンシャルプランニング技能士2級。独立系FPとして18年。ライフプラン作成、保険見直し、住宅ローン提案、投資用不動産計算など、年間300件ほどの面談をおこない幅広いサービスを展開しています。 元ウィンドサーフィンインストラクター、またチャンネル登録10万人YouTuberとしても活躍中。

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