保険の雑学、始まりは古代ギリシャ時代でした【住宅FP関根が答える!Vol.17】

みなさんこんにちは。ファイナンシャルプランナーの関根です。

今日はいつものまじめな お勉強コラムではなく、少しラフに保険の雑学についてお話いたします。突然ですが「保険」っていつから始まったかご存知ですか。今回はこの保険の紀元についてお話いたします。

保険が始まったのはいつから?

保険が始まったのは古代ギリシャ時代、紀元前のお話です。紀元前よりも前のことになってしまうとどれくらいの時期かが想像つきにくいかと思いますが、聖徳太子が第 1 回の遣 隋使を送っているのが西暦 600 年になるので、それよりも1000 年くらい前の時代です。 現在は保険というと死亡保険に医療保険、がん保険などそういった生命保険を思い浮かべると思います。しかし、当時の保険は現在一般的な保険とは大きく形は異なります。

保険は海の上から始まった

当時は物流など海上輸送などがメインで、海上輸送は危険との隣り合わせでした。いつ天気が崩れるかも分からず、嵐が来ることもあれば海賊に遭遇することもありました。海賊に遭遇して、地上であれば逃げることはできますが海上では逃げ場がなく、あらゆることが死に直結してしまい、船というのはとても危険でした。

危険な場面に遭遇すると大変高価な資産である船と乗組員を守るため、積荷を海に捨てるという対処が行われておりました。海賊などは何もない船を襲うことはせず、落とした荷物を拾うため、また嵐の際には船のバランスを取りやすくすることができるため、積荷を海に捨てるのは大変有効な方法でした。その損害を荷物の依頼主と船の持ち主、両社が負担していたのですが、これが保険の「考え方」の始まりです。この時はまだ保険という定義ではありませんでしたが、保険というのは海上から始まっていました。

日本にもこの海上から始まった保険の名残はあります。例えば東京海上日動とか三井住友海上です。これらの保険会社も名前から分かると思いますが、実は海上、海の上から始まっています。その後、だんだんと海上での損害負担も進化していき少しずつ形が変わっていきました。近代の保険の原型ができたのは古代ギリシャ時代から長い時間を経て、14 世紀のイタリアからでした。この時のイタリアは大航海時代となっており、海上での保険は需要が高まっていました。当時の保険は航海を行い、航海が失敗したときには金融業者が積荷の代金を支払い、航海が成功したときには金融業者に手数料を支払うという仕組みができました。そこから「海上保険」という保険が広まっていきます。これが保険の始まりです。

今でこそ貨物輸送は船、飛行機、車、電車、自転車と広がっていますが、船以外はここ100年くらいのものです。しかし、船の輸送は古代ギリシャから行われていたため、この地球上で最も長く行われていたことから海上保険というものが進化しました。海の世界で海上保険が一般化されて長い時間が経ち、保険という制度が陸に上がり始めます。

火災保険の導入

1666 年にイギリスであったロンドン大火が有名です。パン屋から出火して 4 日間燃え続け、ロンドン市内の約85%が燃えてしまったことがありました。翌年から木造住宅が禁止されて、レンガ造りもしくは石造りしか建築許可が出なくなりました。これらの事件によりみんなでお金を出し合う、火災保険の導入が始まりました。

このころは日本でも火災は社会的に大きな問題で、江戸の大火では何千人も亡くなっています。放火は当時、大罪でした。市中引き回しの上、ひあぶり、死刑と大変大きな罰を与えられていました。江戸時代は長い鎖国でしたが、明治時代に入る頃、福沢諭吉が本を書き、その中でヨーロッパの『近代的保険制度』を紹介したことがきっかけでこの後、1880 年に日本最古の生命保険会社を設立しました。その後は次々に保険会社が誕生しました。

当時の市場規模は?

損害保険と生命保険の市場規模は例として挙げると、東京海上日動の東京海上ホールディングスでは損害保険 1700 億円に対して、生命保険のあんしん生命は僅か 350 億円で当時の生命保険は損害保険の約5分の1でした。

現在の損害保険の市場規模は任意の自動車保険50%、自賠責保険10%となり、自動車関連の損害保険だけで全体の60%を占めます。さらに火災保険20%、その他の損害保険などが入り海上保険、海上輸送保険はわずか 3%しかありません。

しかし少し前の1960 年、このころは高度成長期前により、日本でも必要な保険が現在とは異なります。このころは火災保険が50%、自動車保険は僅か13%で海上保険は30%もありました。昔の家は燃えやすかったため、火災保険の需要は高く、自動車保険は市場規模が小さかったため、相対的に海上保険の比率が大きくなります。

その後、マイカーの一般化、すごいスピードでモータリゼーションが進み、今の比率になったのは 2000年ころになります。保険というと生命保険を考えがちですが、実は「保険=損害保険」でした。
保険の歴史いかがでしたでしょうか。これも地球上の歴史です。やはり歴史ってロマンがありますよね。

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WRITER'S PROFILE
㈱投資用マンションSOS 代表取締役 関根克直
独立系FPとして18年。ライフプラン作成、保険見直し、住宅ローン提案、投資用不動産計算など、年間300件ほどの面談をおこない幅広いサービスを展開しています。 元ウィンドサーフィンインストラクター、またチャンネル登録10万人YouTuberとしても活躍中。
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