生命保険の選び方

2022.06.02

生命保険を見直すべきタイミングとは?見直しのポイントも紹介【FP監修】

保険の見直しが重要だとよく耳にするけれど、いつ見直しをすれば良いのかと疑問に思っている人もいるかもしれません。

そもそも生命保険はなぜ見直しが必要なのでしょうか。また、どのタイミングでどのように見直しをするのか、わからないことが多くて困っている人もいるでしょう。

この記事では、生命保険の見直しにおすすめのタイミングや見直しのポイントを解説します。

自分に合った保険を見つけるための参考にしてください。

生命保険の見直しが必要な理由

生命保険は入ったあとも定期的な見直しが必要だと言われますが、その理由は何でしょうか。それは、時間の経過とともに保障内容が自分に合わなくなったり、もっと良い保険が登場したりする可能性があるためです。

保険の見直しには、

  • 今の自分や家族の状況に合わせた保険でリスクに備えられる
  • 保険料が安くなる可能性がある


というメリットがあります。

しかし、生命保険の見直しは重要だとわかっていても、時間もかかるので面倒だと思う人もいるでしょう。また、頻繁に見直しをすれば良いというものでもありません。適切なタイミングで効率的に保険の見直しをしましょう。

生命保険を見直すタイミングはいつ?

生命保険の見直しにはメリットがあることがわかりましたが、ではどのタイミングで保険見直しをするのが良いのでしょうか。生命保険を見直すのに適したタイミングは4つあります。

  • ライフステージが変化する時
  • 保険の更新が近づいた時
  • 保険料を抑えたい時
  • 気になる保険を見つけた時


です。

それぞれの理由を詳しく見てみましょう。

ライフステージが変化する時

就職や子どもの誕生などのように家庭の収入や家族構成が変化することをライフステージが変わると言い、生命保険の見直しに適したタイミングです。

  • 就職
  • 結婚
  • 子どもが生まれた
  • 家を買った
  • 子どもが独立した
  • 定年退職


以上のように、収入や家族構成が変化する時は、必要な保障も変わっている可能性があります。たとえば、子どもが生まれたら教育費、退職が近づいたら老後への備えが必要になるでしょう。加入している保険でリスクに備えられているか、ライフステージが変化するたびに確認することをおすすめします。

保険の更新が近づいた時

いま入っている保険の更新が近づいた時も見直しのタイミングです。更新後の保険料と他の保険を比較してみましょう。

特に更新の制度がない終身保険や養老保険は、解約しない限り加入した時の保険料が生涯続きます。そのため、更新するたびに保険料が上がるのが一般的である定期保険と比べて、長い目で考えると保険料負担が少ない場合もあります。

ただし、一定期間だけ手厚い保障がほしいというニーズがある人には定期保険が適していることもあります。生命保険に入る目的も踏まえながら保険を選びたいですね。

保険料を抑えたい時

自分や家族の転職や退職、家族構成の変化などの事情で、いまよりも保険料を抑えたいと考えるようになった時も生命保険を見直してみましょう。保険の重要性は理解していても、保険料が家計に与える影響が気になる人もいるでしょう。自分や家族のためにリスクに備えながら、できるだけ無駄は省きたいですよね。

いまの自分に必要な保障を洗い出し、入っている保険の保障は大きすぎないか、似たような保障でより保険料が安い保険はないか検討してみましょう。

気になる保険を見つけた時

上記で説明した以外に、気になる保険を見つけた時も見直しのタイミングです。さまざま保険会社から新しい保険商品が続々と発売されています。気になる保険を見つけたら、いまの保険よりも自分に合っているか、お得かどうかをじっくりと検討してみましょう。

生命保険見直しのポイント

生命保険の見直しをしたいけれど、やり方がわからない人のために確認すべきポイントは5つあります。

  • 保障額
  • 保険期間
  • 保険料と払込期間
  • 解約返戻金
  • 保険金の受取人


それぞれのポイントを以下で詳しく解説します。

保障額

生命保険の保障額は、のこされた家族が生活するのに必要な金額から逆算することで求められます。

生活に必要な金額には、日々の生活費や子どもの教育費などがあります。そこから、配偶者などの家族の収入や遺族年金、死亡退職金などの給付金、貯蓄額などを差し引くと自分や家族が必要な保障額を割り出せるでしょう。

また、医療保険などで死亡保障がセットになっているものがあります。他の保険と保障が重複していないかも確認しましょう。

保険期間

保険期間を見直すポイントは、保障を受けたい期間と合わせることです。子どもが独立するまで、年金の受給開始年齢になるまで、など生命保険に入った目的に合った保険期間になっているか確認しましょう。

また、定期保険であれば自動更新になるタイミングはいつかも併せて把握しておくようにします。

保険料・保険料払込期間

保障が充実しているほど大きな安心を得られますが、その分保険料は高くなってしまいます。保険契約は長く継続するものです。そのため、将来にわたって無理なく払っていける保険料になるように保険商品を選んだり、保障を決めたりするようにしましょう。

また、保険料を払う期間である保険料払込期間の確認も重要です。たとえば、終身払いであれば、定年退職したあとも保険料の支払いが続くため、年金でまかなえる保険料かどうかは大切なポイントになるでしょう。もしくは、60歳満了などを選ぶことで年金から保険料を払うのを避けられます。

解約返戻金

終身保険や養老保険などの貯蓄性がある生命保険では、解約時に解約返戻金と呼ばれるまとまった金額が受け取れます。保険を見直しするなら、解約返戻金も含めた金額を比較しましょう。

将来どれくらいの金額が受け取れるかを示すのが予定利率です。加入している保険と、これから入ろうと考えている保険ではどちらの予定利率が高いでしょうか。また、保険に加入してからあまり時間が経っていない場合、解約しても解約返戻金が受け取れないことや受け取る金額が保険料として払い込んだ額を下回ることがあるのにも注意しましょう。

保険金の受取人

被保険者にもしものことがあった時に、受取人が保険金を受け取るのが生命保険の仕組みです。保険の見直しをする際には、被保険者や受取人が正しく設定されているか念のため確認しておきましょう。

まとめ

生命保険でもしもの時に備えるには、定期的な保険の見直しが欠かせません。特にライフステージの変化や保険の更新が近づいた時は見直しにちょうど良いタイミングです。

この記事で紹介した生命保険の見直しのポイントを参考に、いまの自分に合った保険を見つけましょう。

監修者情報

株式会社FP-MYS 代表取締役 工藤 崇
1982年北海道生まれ。相続×Fintechサービス「レタプラ」開発・運営。日本FP協会AFP認定者。2022年夏より金融教育のプロダクト提供。上場企業の多数の執筆・セミナー講師の実績を有する独立型ファイナンシャルプランナー(FP)。

※この記事に記載の情報は公開日時点のものです。

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リアほMAGAZINE編集局

保険選びのリアルな情報やノウハウをシンプルに分かりやすく解説するリアほ編集局です。

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