生命保険の選び方
2021.09.10
保険のプロが入っている保険とは?保険営業歴10年 私の家族が絶対に困らない保険
リアほMAGAZINE編集局の安藤です。
日本にある保険会社の数は、42社。保険商品は500商品以上にのぼります。
その中から自分にピッタリな保険を選ぶには本当に難しいことです。
ここでは、保険を熟知したプロが、何を重視して保険に加入しているのか?を公開します。
保険の加入を検討している方、保険の見直しを考えている方に少しでも参考になれば幸いです。
生命保険営業になる前の私の保険は?
生命保険営業になる前の私は当然のことながら、保険の知識はまったくありませんでした。
初めて保険に加入したのは、社会人1年目。当時は職場に保険会社の営業の女性が頻繁に来ていて、「社会人になったんだから保険には入っておきなさい。」と言われ、国内大手生保の保険に加入しました。ただ、理解していた内容は、「3年ごとに10万円が受け取れる!」それだけでした。
そして28歳の時に結婚し、32歳で娘を授かり保険を見直しました。この時も職場に来ていた保険の営業の方から「子供が産まれたんだから保険を見直しましょう!」と声をかけられたことがきっかけでした。確かに素人ながら、「保険の見直しはしないとな・・・」と思っていたので、提案いただいたプランにそのまま加入しました。保険の内容は、死亡時に保険金3,000万円と入院したら1日あたり5,000円が出る、とぼんやり記憶しています。今振り返ると、当時の私が知識不足だったこともありますが「何でもっとしっかり考えなかったんだろう」とゾッとします。
生命保険営業歴10年の私の保険
37歳の時にX生命にヘッドハンティングされ、転職しました。
そこで、生命保険の仕組みや、オーダーメイドによる1人1人にピッタリの生命保険の設計方法など、いろいろ学び生命保険の知識を身につけました。
先ほど、「今、振り返るとゾッとする」とお伝えしましたが、その理由は、転職前に加入していた保険では、「私が亡くなった時、家族を経済的に守れない!」と知ったからです。
本来、生命保険とは一家の大黒柱に万一があった時、のこされた家族が経済的に困らないようにすることが最大の目的です。独身、既婚、子供の人数や年齢、将来家族にしてあげたいことや、子供たちの進学プランなど、しっかり将来の人生設計を考えた上で生命保険に加入することが、何よりも重要です。
それでは、私が加入している保険の歴史を皆さまにご紹介します。
家族構成は、私と妻、子どもが2人です。
37歳 保険会社に転職 ※当時、妻(35歳)、長女(5歳)、長男(1歳)
(補足)
・子供たちの進路は、幼稚園は私立、小中学校は公立、高校は私立、大学は私立理系を想定
・住まい:住宅ローンで持ち家(団体信用生命保険あり、私が亡くなったときにローンは免除される)
合計保険料:約34,000円/月
1.X生命:終身保険
保険金額:500万円
保険料払込期間:65歳
保険期間:一生涯
加入目的:自身のお墓代と葬儀費用
2.X生命:収入保障保険
保険金額:月額20万円(契約当初の年金受取総額6,720万円)
保険料払込期間:65歳
保険期間:65歳
加入目的:のこされた家族の生活費(遺族年金を考慮して、不足分を補う目的)
3.X生命:逓減定期保険
保険金額:契約当初2,500万円(だんだん減っていく)
保険料払込期間:20年
保険期間:20年
加入目的:2人の子供の教育費(1人あたり1,250万円を2人分)
万が一、自身が亡くなって母子家庭になっても、子供に進学コースを変更したりあきらめたりさせないためにしっかり準備しました。
保険期間は子供の大学卒業にあわせて、20年です。
4.X生命:特定疾病保障終身保険
保険金額:300万円
保険料払込期間:65歳
保険期間:一生涯
加入目的:三大疾病 (がん・心筋梗塞・脳卒)への備え中
三大疾病で所定の状態になったとき、または死亡・高度障害のときに300万円が受け取れる保険です。
5.X生命:終身医療保険
給付金額:入院1日あたり5,000円、先進医療特約2,000万円まで
保険料払込期間:65歳
保険期間:一生涯
加入目的:自身の入院、手術による備え
46歳 総合保険代理店であるWDCを仲間と立ち上げ
5.X生命の医療保険を解約して最新の医療事情に対応できる保険に見直ししました。
合計保険料:約68,400円/月
6.A生命:終身医療保険
給付金額:入院1日あたり5,000円、がん診断給付金100万円、先進医療2,000万円まで
保険料払込期間:一生涯
保険期間:一生涯
加入目的:医療保障を充実させるため
7.B生命:生活習慣病入院一時金保険
給付金額:生活習慣病一時金100万円
保険料払込期間:3年ごとに更新
保険期間:3年
加入目的:40代後半で生活習慣病のリスクが高まっているので、8大疾病の入院に備える
8.C生命:変額有期保険
保険金額:1,400万円
保険料払込期間:80歳
保険期間:80歳
加入目的:死亡保障と老後の資産形成 (老後に妻との旅行費用などに充てたい)
現在加入している保険まとめ
1.X生命:終身保険 500万円
2.X生命:収入保障保険 月額20万円(65歳まで)
3.X生命:逓減定期保険 契約当初2,500万円(だんだん減っていく)
4.X生命:特定疾病保障終身保険 300万円
6.A生命:終身医療保険 入院1日あたり5,000円、がん診断給付金100万円
7.B生命:生活習慣病入院一時金保険:100万円
8.C生命:変額有期保険 1,400万円(80歳まで)
合計保険料:約68,400円/月
このうち貯蓄型の保険:約44,500円/月
以上が、現在私が加入している保険内容です。見た目の保険料が高いと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、貯蓄型の保険が多いためです。
まとめ
私自身が今、毎日を前向きに楽しく生きられているのは、自分にいつ万が一のことがあったとしても、「のこされた家族が経済的に困ることは絶対にない!」という安心感があるからです。決して保険金で裕福になるわけではありませんが、万が一、私が亡くなっても現在の生活レベルだけは、しっかり確保できる内容です。皆さまの参考になれば幸いです。
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