保険の基礎知識
2021.07.21
保険は3つの分野に分かれている!第一分野、第二分野、第三分野ってなに?
ここでは、保険の3つの分野について解説します。
一般消費者の皆さまには、特に「分野」などを覚えていただく必要はありませんが、一応3つの分野に分けられるのだなという豆知識程度に捉えていただければと思います
保険は「3つの分野」に分かれている
第一分野とは
第一分野は「生命保険」です。生命保険とは被保険者(保険がかかっている人)が亡くなったとき、または無事に満期を迎えたとき、あらかじめ約束されたお金を支払う保険です。
こちらは、生命保険会社のみが引き受けることができます。
ご家族に万が一の事があった場合に、遺したい人にご遺族にお金を遺すことができます。
いわゆる「死亡保障」を準備する、王道の保険です。
第二分野とは
第二分野は「損害保険」です。損害保険とは一定の偶然の事故によって生じた損害額に応じて、保険金が支払われる保険です。
具体的には、自動車保険や火災保険など車や家などのモノに対する保険や、事故で損害を与えてしまった相手に対して支払われる賠償責任保険などがあります。
こちらは、損害保険会社のみが引き受けることができます
第三分野とは
第三分野は「生命保険、損害保険のいずれにもあてはまらない保険」です。
第三分野は生命保険会社、損害保険会社の両方で取扱うことが可能です。
具体的な例として「傷害保険」や「医療保険」「がん保険」などの保険があげられます。
このように、保険業法では、保険を3つの分野「第一分野(生命保険)」「第二分野(損害保険)」「第三分野(それ以外の保険)」に分けています。
まとめ
保険は、3つの分野「第一分野(生命保険)」「第二分野(損害保険)」「第三分野(それ以外の保険)」に保険業法によって分けられています。「第一分野(生命保険)」は生命保険会社しか取り扱いができず、「第二分野(損害保険)」は損害保険会社しか取り扱いができないルールです。また、「第三分野(それ以外の保険)」は生命保険会社も損害保険会社も取り扱いができます。
現在、保険に加入している方は、ご自身の保険が3つの分野のうち、どの分野に当てはまるかイメージが沸きましたか?
ライフプラン、ライフステージ、ライフスタイル、資産の状況、お仕事など、必要な保障、保険の設計は千差万別です。「ちょっとどのような保険だったか自信がない」という方は、これを機会にまずは自身の保険を確認してみましょう。
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リアほMAGAZINE編集局
保険選びのリアルな情報やノウハウをシンプルに分かりやすく解説するリアほ編集局です。