生命保険視点から見れば「誕生日」はこんな意味を持つ【FPコラム】

ほかの人にとっては普通の日でも、その日に誕生した当人にとっては1年に1度の記念日である誕生日。生命保険の視点から見ても、区切りの意味を持つ大切な日です。今回は生命保険から見る誕生日の意味について。

ライフプランは1年毎に作成される

ライフプランを作成すると、1年毎に収支計画を予測します。その年の収入(年収)と、1年にどれだけのお金を使いそうか(年間予想支出)から引き、残った金額が預貯金可能額となります。このお金を貯蓄として貯めるか、若しくは運用資金とするかに繋がりますが、ライフプラン表が次の年度に替わる誕生日は、この使途を考える良いきっかけになります。

なお、年間予想支出が年収より高い場合、ライフプラン上その年度は「赤字」となります。家計上これは由々しき事態ですが、誕生日はリセットをする良い機会でもあります。預貯金から引いて、可能な限り短期間で預貯金額を戻せるように、次年度は上手にやり繰りをしていこうというモチベーションになります。元日を始点に設定することも多いですが、お正月はどうしても支出が先行するので、モチベーション上誕生日を始点にするのはお勧めです。

家計管理を進めるときに大切なのは、なんとなくお金が減っていた、なんとなくお金が貯まっていたではなく(後者はほとんどありませんが…)、お金の出入りを可視化すること。そのためにキャッシュフロー表があり、具体的な管理ツールとして家計簿アプリなどのツールがあります。

ライフプランは過去の記録だけではなく「計画表」にするべき

誕生日を区切りとした際、ここで大切なのはライフプランを過去の区切りとはしないようにすることです。後ろを振り返ってどれくらい預貯金可能額を得たのかは大切ですが、何より大切なのは「予実管理」という前向きな姿勢です。

支出のコントロールはできたのか。後から後悔するような臨時支出は無かったのか。想定している預貯金管理は実践できたのかを記録のみに留めることと、あらかじめ計画を立てて達成・不達成を考えることは異なります。筆者はFPとして時に気持ちの緩んだ支出は仕方無い(それで日々が少しでも豊かになるならば後押ししたい)という考えですが、それでも後日後悔するような支出が減らせるならば家計管理に取り組んだ意味は存分にあります。

公的年金まわりでも誕生日は重要な日

終身保険の必要保障額を見るときに、万が一の際に遺族年金(遺族基礎年金・遺族厚生年金)がどれだけ見込めるかの計算は必須です。何事も無く元気に過ごせたときに得られる見込みの収入から遺族年金の想定受給額を引いた金額が、終身保険でカバーすべき必要保険金額になります。

可能であれば誕生日が到来するごとに、自分にとって必要保障額はどのように変わったのか、再計算する機会を持ちたいものです。もちろん誕生日が来ることに終身保険を見直すのは現実的では無いので、いずれ保険見直しが必要かどうかを吟味する機会といえるでしょうか。この時には遺族年金だけではなく、元気に65歳以上を迎えられたら、どれくらいの老齢年金を受け取れるのかも合わせて確認しましょう。

ねんきん定期便で現在地を知ろう

老齢年金の受給見込み額を知るには、誕生日の直前に自宅に届く「ねんきん定期便」をチェックしましょう。ねんきん定期便はこれまでの年金保険納付の実績などの過去データと、受給見込み額が記載されています。毎年ハガキで届きますが、35歳・45歳・59歳で封書で、少し充実した内容のものが届くという特徴があります。

定期便は自分のもののほか、配偶者のものも同様にチェックしましょう。老後計画は自分と配偶者を合わせて計画を立てるため、二人分の受給見込みを分析することで、より精緻な老後計画を立てることが可能です。

確定拠出年金や定期保険を検討するにも誕生日は良い機会

また、このままでは十分な老後資金が確保できないという時にどのような方法を取るべきでしょうか。公的年金は基本的に保険料額を拡大し、保障を手厚くするという方法が取れません(未納分を追納する制度などはありませんが、本稿の目的とは異なるものです)。

そこで、老齢年金に上乗せされる、確定拠出年金などの検討をお勧めします。当然ながら毎月拠出される保険料も上がるため、日々の支出管理に頭を悩ませている状態では踏ん切りがつかめないもの。そこで誕生日は良い機会になります。個人型の確定拠出に限っては近年iDeCo(イデコ)という名称で国も後押しするなど注目が集まっています。また確定拠出年金ほど長期間には至らなくても、定期的に預貯金を進め、満期の到来を待つ定期預金もお勧めです。

生命保険から見た誕生日の区切りについてお伝えしました。自身にとって特別な日は、ライフプランにとっても区切りのある特別な日にしていきたいものですね。

※この記事に記載の情報は公開日時点のものです。

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WRITER'S PROFILE
株式会社FP-MYS 代表取締役 工藤崇
1982年北海道生まれ。相続×Fintechサービス「レタプラ」開発・運営。2022年夏より金融教育のプロダクト提供。上場企業の多数の執筆・セミナー講師の実績を有する独立型ファイナンシャルプランナー(FP)。
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