生命保険の選び方
2022.01.04
FP(ファイナンシャルプランナー)とLP(ライフプランナー)の違いって何?
ファイナンシャルプランナー(以下FP)とライフプランナー(以下LP)、似たような言葉で違いが分かりづらいかもしれません。
この記事では、FPとLPの違いや仕事内容を解説しています。
「何が違うの?」と疑問に思った方は、参考にしてください。
FP(ファイナンシャルプランナー)とは?
FPは厳密にいうと無資格でも名乗れます。しかしながら、一般的には資格保有者を示す言葉として使用されることが多いです。
FPはお金のエキスパートであり、下記6つの分野を主に扱い、資格取得までの過程で幅広く学ぶ必要があります。
1.ライフプランニングと資金計画
2.タックスプランニング
3.リスク管理
4.資産運用
5.不動産
6.相続・事業承継
FPの仕事内容は?
FPは、お金に関する知識を活用して相談者のライフプランに寄り添ったお金の使い方や管理方法をアドバイスする仕事です。相談者が「今後、どのような人生を送りたいのか?」「将来、海外旅行や車を購入する予定などがあるのか?」という情報をもとにライフプランニングを行い、最適なマネープランを提案します。さらに必要があれば、専門の税理士や社労士などと連携して相談者に最適なプランを提供します。つまり、お金のプロフェッショナルですね。
後述のLP(ライフプランナー)の仕事内容と重なる部分もありますが、生命保険に限らず、お金に関して幅広くコンサルティングできるのが特徴です。
ファイナンシャルプランナーの資格には、国家資格と民間資格があります。
・ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)
・CFP・AFP(民間資格)
金融機関や不動産会社などの企業に所属してFPを取得する方は、まずはFP2級やAFPを取得する方が多いです。また、自ら起業してファイナンシャルプランナーとして活動している方はFP資格の最難関といわれるFP1級・CFPの取得する方が多いです。
LP(ライフプランナー)とは?
LP(ライフプランナー)は、ザ・プルデンシャル・インシュアランス・カンパニー・オブ・アメリカ(以下、米国プルデンシャル)の登録商標です。
日本においては、プルデンシャル生命とソニー生命の営業社員の呼称として使用されており、ソニー生命においても商標登録されています。
したがって、LP(ライフプランナー)は保険会社の営業社員の呼称です。また、多くの保険会社においてはFPの資格を取得するように推奨されているため、FPの資格を持っているLP(ライフプランナー)も多くいます。
LP(ライフプランナー)の仕事内容は?
LP(ライフプランナー)は、保険会社の営業社員であるため、販売できるのは保険商品です。プルデンシャル生命やソニー生命のLP(ライフプランナー)は、相談者の家族構成や将来への不安・ライフプランをヒアリングした上で、オーダーメイドの生命保険を提案することをミッションとしています。
LP(ライフプランナー)は資格ではありませんが、十分な教育訓練を受け、保険だけでなく税務や法律・経済などの幅広い知識を身に付けています。
まとめ
FPとLPは、お金のプロフェッショナルという意味ではどちらも違いはありませんが、違いは、FPは一般的に資格保有者、LPは保険会社の営業社員の呼称である点です。
FP、LPとも保険、金融、税務、住宅ローン、年金など幅広い知識をもっており、相談者のライフプランをアドバイスするという点では、どちらも違いはないともいえます。FPであっても、LPであっても、保険、金融、税務、住宅ローン、年金などに対する幅広い知識と経験は必要でしょう。
FPとLPの違いや仕事内容について、参考になれば幸いです。
WRITER’S PROFILE
リアほMAGAZINE編集局
保険選びのリアルな情報やノウハウをシンプルに分かりやすく解説するリアほ編集局です。