生命保険の転換(下取り)は損をする?どういう仕組み?

生命保険の転換とは、ひとことでいうと生命保険の「下取り」です。

今まで加入していた保険で貯まったお金(積立部分や積立配当金)を「転換価格」として新しい契約の保険料の一部に使って、新しい保険に加入し直す方法です。
つまり、新しく保険に加入する方法のひとつです。

「下取り」というと、車の買い換えをイメージされる人が多いのではないでしょうか?
最近ではスマートフォンやパソコンなどの電化製品でも下取り制度が利用されています。

保険の転換「下取り」も、古い保険を買い取ってもらい、新しい保険に通常より安く入れる意味では車や電化製品と同じです。
ここでは転換のメリットとデメリット、転換をする場合の注意点についてわかりやすく解説します。

■転換すると、損をする?

ひと昔前に、生命保険の転換は、保険会社側の説明不足が社会問題になった時期がありました。
ニュースや新聞で「ひどい目にあった」「損をした」という記事を目にしたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?

転換が社会問題になった背景としては、古い保険が今よりとても予定利率が高い保険で、転換によって予定利率が低い新しい保険に切り替わる場合に、予定利率が低くなるデメリットについて説明を受けていないケースが多く発生していたためです。
後々、「知らなかった!」「損した!」「元に戻せないか?」などの苦情が多くが寄せられたため、転換は損というイメージが次第に広まっていったと考えられます。

・転換のメリット

新しい保険に新規で加入するより、安い保険料で入ることができることです。
今まで加入していた保険の積立金が大きいほど割引率も大きくなりますので、最新の保険にお得に加入できることがメリットです。
これは、車や電化製品の下取りと同じです。

・転換のデメリット

元の古い契約は消滅して、保険料も予定利率も新しく切り替わることです。新しい保険に切り替わると解約返戻金の増え方も変わります。転換「下取り」ができる古い保険は、一定の積立金が貯まっている状態です。後から元に戻すことはできないため、慎重に判断することが必要です。

また、同じ保険会社でしか転換制度は使えません。内容によっては、転換して新しい保険に加入するより、他の保険会社へ切り替えた方が保険料が安くなる可能性もあります。(そもそも、最近では転換を扱っていない保険会社もあります。)

■転換を検討するときの注意点

・転換前と転換後の予定利率を確認する。

昨今の低金利で、新しい保険の予定利率は、古い保険の予定利率より大幅に低くなっていることが多いです。
予定利率が高い方が、割安な保険料で加入することができて、将来の解約返戻金も増えていきます。特に貯蓄部分が大きな保険の場合には、古い保険の解約返戻金の推移と新しい保険の解約返戻金の推移を確認しましょう。

・転換以外の見直し方法を確認する。

古い保険の予定利率が高く貯蓄部分が大きい場合は、転換によって予定利率が下がった場合の損失が大きくなります。
古い保険が貯蓄部分と掛け捨て部分がセットになっている場合、貯蓄部分だけをのこし、掛け捨ての定期保険の部分だけを新しい保険に見直しできます。セットの保険を分解して、古い保険のいいところだけをのこす方法です。
ただし、古い保険契約をどこまで分解してのこせるかどうかは、契約内容や保険会社によって異なりますので前もって確認が必要です。

・更新型の場合は、将来の保険料も確認する。

転換でお得に新しく保険に入れることはメリットですが、肝心な保険の内容もしっかり確認しましょう。
特に注意が必要なのは、転換したあとの保険が10年や15年の更新型の場合です。
最初の10年は転換によって割安な保険料になっても、10年後の更新で驚くほど保険料が高くなることがあります。これは、転換後の最初の10年間の保険料そのものが本当はもっと高かったのですが、転換による割引でそもそも高い保険に入ったことに気が付かず、あとで後悔してしまうケースです。
特に転換後の保険が更新型の場合は、10年後、15年後の保険料負担も考えて自分にあっているか検討しましょう。

・他の保険会社で新しく保険に入る方法も比較検討する。

転換は、同じ保険会社でしかできませんが、視野を広げるといろいろな保険会社でたくさんの選択肢があります。他の保険会社で入りなおす場合と比較検討してみると、もっとぴったりの保険が見つかる可能性があります。

また今の保険を転換せずに、解約をして解約返戻金を受け取ることもできます。
今までの積立金は、下取りに使われず、解約返戻金として戻ってきます。
古い保険の貯蓄部分はなくなりますが、直近でお金が必要なイベントが控えているような場合には、解約するといくら戻ってくるか確認したうえで解約するのも選択肢の1つです。

■まとめ

転換は、生命保険の下取り制度です。現在の保険の積立部分や積立配当金が転換価格として新しい契約の保険料に使われるため、新しい保険の保険料が割引されることがメリットです。
ただし昔の保険は、今では考えられないほど予定利率の高い保険もあるため、内容によっては大きく損をしてしまうこともあります。
古いの契約と新しい契約の予定利率や解約返戻金の推移を確認して、慎重に判断することが大切です。また、転換を検討する際には、転換だけでなく現在の契約の貯蓄部分のみをのこす方法や他の保険会社で加入し直す方法など、いくつかの保険の見直し方法を比較して最もベストな方法を選びましょう。

※この記事に記載の情報は公開日時点のものです。

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WRITER'S PROFILE
KORI 株式会社WDC リアほマーケティング室長
大手生保、保険代理店、外資生保にて連続MDRT、社長賞など数々のタイトルを獲得。その後、コンサルティング会社を経て2021年6月 株式会社WDCに参画。
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