生命保険の選び方

2021.09.15

医療保険加入のメリットと加入時に考えておきたいこと

医療保険は、病気やケガでの入院、手術などのリスクに備えられる保険です。
治療にかかる費用だけではなく、病気やケガによる収入の減少にも備えられます。医療保険の保障期間(保険期間)には、定期タイプと終身タイプがありますが、終身タイプを選択すれば、生きている間の一生涯の保障を得ることができます。
この記事では、医療保険のメリットと検討する際に考えておきたいことについて紹介していきます。

■医療保険は必要?

日本では公的医療保険制度が整えられており、医療保険は不要だという考え方もありますが、入院時の差額ベッド代や食事代、先進医療の技術料などは全て自己負担となります。また、病気やケガによって仕事が一時的にできなくなると収入の減少が考えられます。医療保険に加入しておくことで、一時的な収入減少にも備えておくこともできます。働いている本人の入院だけでなく、子どもの入院や手術などがあった場合にも両親が仕事を休んで付き添うことも十分に考えられるため、お子さまにも保障が必要な場合もあります。

人それぞれ貯蓄でカバーできる範囲や家族を養っているなど、状況が異なるため、「必要かどうか?」や「どれくらい必要か?」「どれくらいの保険料が適切か」などに対する考え方はさまざまです。しかしながら、公的医療保険制度の対象外となる費用や収入減を考え、「突然の出費や収入減を貯蓄でカバーするのは不安だ」「大切な貯蓄は別の目的に使いたい」と感じる方は、医療保険への加入を検討するのがおすすめです。

■加入時に考えておきたいこと

保障期間(保険期間)はどう決める?

医療保険の保障期間(保険期間)は、定期タイプ終身タイプがあります。
終身タイプは、保険料は一生涯に渡ってずっと変わりません。保険料は加入時の年齢によって決まりますが、年齢が上がるほど病気や入院のリスクが高まるため、若いほど安い保険料で加入ができます。若い年齢で終身タイプに加入しておくのは、一生涯、保険に入れる権利を確保できる点でメリットといえます。
そのため、「一定の期間だけ保障がほしい」「少しでも保険料が安い方がいい」という場合でなければ、終身(一生涯)タイプを選んでおくと安心です。

定期タイプは、契約当初の保険料が低い点がメリットである一方、一定期間だけの保障で、更新ができても保険料が更新のたびに上がる点がデメリットです。
たとえば、定期タイプに加入していて大きな病気にかかり、「やっぱり一生涯続く保障がほしい」と思っても新たに終身タイプの医療保険には入れなくなる場合があります。定期タイプを更新し続けるとなると、保険料が更新のたびにどんどん上がるので負担が大きくなります。また、更新には一般的に限度年齢があるため、途中で保障がなくなってしまいます。

終身タイプは、契約当初は定期タイプと比較すると保険料は割高ですが、年齢が若ければそれほど大きな差ではない場合も多いです。将来の負担や保障を継続できる安心感を考えると、保険料がずっと変わらず保障がずっと続く終身タイプがおすすめです。

払込期間はどう決める?

保障は一生涯続く終身タイプであっても、払込期間(保険料を支払う期間)は、一定の期間や年齢までに定める事ができます。

たとえば、終身タイプで払込期間は60歳までを選ぶと、60歳までは保険料を支払う必要がありますが、60歳以降は保険料の支払いは不要で保障が一生涯、続きます。定年後の家計の負担を軽くするために、定年前に医療保険の支払いを終えておきたい方は、このように保険料の払込期間を定年予定の年齢に設定しておくのも選択肢のひとつです。定年を迎えて収入が減少したときの生活を考えると、保険料の負担がなくなるというのは嬉しい事ですよね。

注意したいのは、払込期間を60歳まで、のように一定期間まで(一定の年齢で払い終わる)を選ぶと、終身払よりも保険料が割高になる点や見直しがしづらくなる点です。
医療保険は時代に沿ってどんどん保障の内容が変わっていくため、若い時に加入した保険の見直しが必要になる可能性があります。「医療事情が変わったら新しい保険に入り直したい」という方にとっては、途中で切り替える可能性がある保険の保険料はできるだけ安い方が、ためらわずに見直しができます。そのような事情を考えると、割安な保険料の終身払にしておく方が得策です。将来、見直す可能性も考慮して払込期間は選ぶようにしましょう。

特約で保障を充実させることが可能

医療保険は、入院と手術がベースの保障です。
入院給付金は、入院1日あたり5,000円、といったように入院1日あたりで設定するものが多いですが、なかには入院日数に関係なくまとまった一時金が受け取れるものもあります。また、特約によって自由に自分に合った保障を上乗せできます。たとえば、がん・急性心筋梗塞・脳卒中の三大疾病を対象としたもの、先進医療、乳がんや子宮がんなどの女性疾病保障、通院に対する保障など、必要に応じて自由に組み合わせることが可能です。

多くの医療保険は、基本的に入院1日あたりの金額を選び、上乗せしたい保障を特約でつける、という仕組みです。さまざまな病気やケガに幅広くそなえたい方はベースの入院1日あたりの金額を大きくしたり、がんや女性疾病など特定の病気が心配な方入院1日あたりの金額を抑えめにして、特約で部分的に手厚くしたり、など選択肢はさまざまあります。また、特約は、保険商品によってそれぞれ魅力的な特長があります。複数の商品を比較して保険料と保障内容のバランスも考えたうえで、ご自身がいちばん納得できる保険を選ぶのがおすすめです。

■まとめ 

医療保険に加入するメリットは、治療にかかる費用だけではなく、収入の減少にも備えておくことができることです。
医療保険はベースの入院と手術の保障に加え、特約で自分に必要な保障を組み合わせることができるので、他の保険の契約状況や家計の負担を考慮して自分に合った内容にできます。
医療保険は生きるための保障でもあるため、保険料が上がらず一生涯続けられる終身タイプがおすすめです。注意点として、払込期間によって同じ保障内容でも保険料がかわります。
加入を検討する際には、公的医療保険制度や収入減による家計のダメージを考えた上で不足する分を保険でカバーすること、保険料は定年後の負担や見直す可能性を見据えて選ぶことも大切です。

※この記事に記載の情報は公開日時点のものです。

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リアほMAGAZINE編集局

保険選びのリアルな情報やノウハウをシンプルに分かりやすく解説するリアほ編集局です。

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