保険の基礎知識

2022.03.17

がん保険に入っててよかった・入っておけばよかったと思うのはどんなとき?

日本人の2人に1人がかかると言われているがんに特化した保険が、がん保険です。しかし、保障内容が医療保険などと似ているため、あえてがん保険に入る必要があるのか、迷っている人もいるのではないでしょうか。

この記事では、がんにかかった人が「がん保険に入っててよかった」と感じたときや、「がん保険に入っておけばよかった」と後悔しやすい人の特徴を紹介します。

がんを経験した人が感じたがん保険のメリットを知り、参考にしたい人はぜひ最後までご覧ください。

がん保険に入っててよかったと思うのはこんなとき

生活習慣や食事に気をつけていても、がんにかかってしまうことはあります。がんになった人が「がん保険に入っててよかった」と思うときを3パターン紹介します。

診断一時金でまとまった金額を受け取った

がん保険では、がんと診断された際に数十万円から数百万円のまとまった金額が診断一時金として受け取れます。一時金の使い道は限定されていませんので、入院費用など治療にかかる費用として使う人もいれば、治療のために仕事を休んでいる期間の生活費として活用する人もいます。

医療保険よりも手厚い入院保障が受けられた

入院給付金のように、がん保険には医療保険と似た保障内容がありますが、医療保険よりも保障が手厚いのが特徴です。

医療保険の入院保障は短期の入院だと給付金が受け取れなかったり、支払日数に上限が設けられていたりすることがあります。しかし、多くのがん保険にはそのような制限がありません。そのため、入院1日目から給付金が受け取れるうえに、支払上限日数がないので長期入院でも安心です。

通院給付金などがん治療の特性に合わせた保障を受けた

がん保険には、がんの治療の特性に合わせた保障が用意されており、その一つが通院給付金です。がんの治療では入院後も完治するまで頻繁に通院して治療を受けることがありますが、通院給付金があるがん保険に入っていれば、通院のたびに給付金を受け取れます。

医療保険にも通院保障を備えたものがありますが、支払回数に上限があるものが多いです。一方、がん保険では上限がないことが多いため、最後の治療までしっかりカバーできます。

がん保険に入っておけばよかったと思うとき

がん保険に入っていない人ががんにかかり、「がん保険に入っておけばよかった」と思うことがあります。「がん保険に入っておけばよかった」と思う人の特徴を2つ紹介します。

十分な貯蓄がない

がんの治療にはある程度大きなお金がかかります。がんの治療法にはさまざまなものがありますが、手術や入院、投薬などが必要で、しかも完治するまでに時間がかかるため、治療費が高額になる傾向があります。

厚生労働省が実施した「医療給付実態調査(平成30年度)」によれば、がん治療にかかる費用の平均は入院で約76万円(自己負担3割なら約23万円)、外来で約5.6万円(同約1.6万円)です。健康保険や高額療養費制度などが利用できるため、実際に支払う費用はこのデータよりも抑えられますが、それでも数十万円程度の費用がかかることがわかります。

がん保険に入っていなければ、治療にかかる医療費は貯蓄などからまかなわなければいけません。また、先進医療による治療は健康保険の対象外のため、その費用はすべて患者さんが負担します。治療によっては1回あたり数百万円かかることもあるため、貯蓄だけでは支払えないことが多いのではないでしょうか。

がん保険には先進医療を受けた場合に給付金が支払われるものがあります。そのため、がんの治療費による経済的リスクに備えるだけでなく、治療の選択肢を広げることにも役立つのです。

収入減少で困る家族がいる

がんには治療のために仕事を休むことによる収入減少のリスクがあります。不足している生活費は貯蓄から補うことになりますが、特に教育費が必要なお子さまがいる場合など、経済的に支えている家族がいると貯蓄だけでは心もとないこともあるでしょう。

しかし、がん保険なら、がんと診断された時点でまとまった金額の診断一時金を受け取れます。一時金の用途は指定されていませんので、家族の生活費やお子さまの教育費などにあてることも可能です。

また長期入院でも入院日数に応じた給付金が受け取れるなど、医療保険よりも保障が手厚いため、収入減少を補うことができます。

がん保険の保障内容

がん保険はがんに特化した保険です。ここではがん保険の代表的な保障内容を解説します。ただし、保険商品によってはここに記載されている保障がなかったり、名称が異なったりすることもありますので、加入を検討する際にはよく確認してください。

診断一時金

病院でがんまたは上皮内新生物と確定診断された際に受給できるのが診断一時金です。金額は50万円から200万円程度とまとまった金額であることが多く、加入時に選択できます。

診断を受けるだけで申請ができるので、比較的早く、まとまった金額を受け取れるのが診断一時金の特徴です。

入院給付金

入院日数に応じて給付金が受け取れるのが入院給付金です。入院給付金は医療保険でも一般的な保障ですが、がん保険の場合は支払日数に上限がないことが多いため、長期入院でも安心です。

また、医療保険では日帰り〜3泊程度の短期入院は対象外とされることもありますが、がん保険では入院1日目から給付金が受け取れることが多いのも特徴です。

通院給付金

がんの治療のための通院で受け取れるのが通院給付金です。最近では入院期間が短くなる傾向がある代わりに、退院後も外来で治療を続けることがあります。通院給付金はそのようながん治療の特徴に合わせた保障です。

また、保険によっては入院前の通院や、入院せずに通院だけでがんを治療する場合でも給付金を受け取れるものもあります。

先進医療給付金・一時金

先進医療給付金や先進医療一時金は健康保険が適用されない先進医療を受けた際に受け取れます。多くの場合、先進医療にかかった技術料相当額が支給されるため、費用を気にせず先進医療を受けられるようになるでしょう。

またすでに医療保険に加入しており、先進医療特約などを付加している場合は保障が重複しないよう注意しましょう。

まとめ

がんになった人が「がん保険に入っててよかった・入ればよかった」と感じるパターンを紹介しました。

がんになったときの経済的リスクを抑えるため、がん保険には診断一時金など医療保険よりも手厚い保障が用意されています。この記事が、がん保険に入るか迷っている人の参考になれば幸いです。

※この記事に記載の情報は公開日時点のものです。

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リアほMAGAZINE編集局

保険選びのリアルな情報やノウハウをシンプルに分かりやすく解説するリアほ編集局です。

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