保険の基礎知識

2021.12.18

ペット保険の対象になるペットとは?

保険商品の一種に「ペット保険」があります。
名前の通り、ペットを対象とした保険で、病気やケガで医療費が発生した際に、補償を受けられます。
ペット保険の主な対象は犬と猫です。また、最近では小動物や鳥、爬虫類などをペットにする方も増えています。
ペットには健康保険がないため、医療費が全額自己負担であることから、ペットにかかる医療費は高額になりがちです。
この記事では、家族の一員であるペットの病気やケガによる医療費に備えるために、ペット保険の必要性や犬や猫以外でも入れるペット保険について解説します。
ペットの医療費を考えたことがない方やペット保険に興味がある方は、ぜひ参考にしてください。

ペット保険ってどんな保険?

普段、私たちが病院で支払う医療費は健康保険があるので多くの場合、3割の自己負担で済んでいます。
しかし、ペットには健康保険がないため、ペットにかかる医療費は全額自己負担です。
ペット保険に加入すると、一定の保険料を支払うことで、ペットに病気やケガがあった際の医療費の自己負担が軽減されます。

ペット保険の保障対象は主に3つです。

・通院
・入院
・手術

そのほかにも、保険会社によっては、ペットが他人にケガを負わせてしまった際の賠償責任や病気やケガで足が不自由になったペットのための車イスの作成費用なども補償される保険もあります。

ペットにかかる医療費とペット保険の必要性

ペットにかかる医療費は全額自己負担であるため、ときに私たちにかかる以上の高額な医療費が発生するケースがあります。

たとえば、異物誤飲での犬の治療例として、通院・入院・手術・検査・薬などを合わせて合計277,000円の医療費がかかったという事例があります。
ほかにも、外耳炎での猫の治療例として、通院・入院・手術・検査・薬などを合わせて合計363,000円のかかったという事例もあります。
このように、ペットが病気やケガをした際にかかる医療費は高額になる可能性が高いです。ペットの医療費に備えて、ペット保険に加入しておくと安心と考える方も多いでしょう。

参考:アクサダイレクトHP〉ペット>いぬと暮らす、ねこと暮らす>おかねのハナシ>ペットの治療費は意外と高額?いざという時のためのペット保険の基本[vol.1]

ペット保険の対象となるペットとは?

まず、前提として、すべての動物がペット保険の対象ではありません。
実際のところ、多くのペット保険では、対象は犬と猫のみです。
そのため、犬と猫以外のペットを飼っている方で、ペット保険に加入したい方はそもそもの選択肢が少ないです。

ここでは、犬猫以外のペットにも保険契約が可能な保険会社の一部と、対象のペットを紹介します。

アニコム損害保険株式会社

アニコム損保では、犬猫に加えて、鳥・うさぎ・フェレットも加入できます。
ただし、注意点として、犬猫であれば、7歳11ヶ月まで加入できますが、鳥・うさぎ・フェレットは3歳11ヶ月までに加入しなければいけません。
補償内容としては通院・入院・手術をカバーしており、ケガであれば契約開始日以降、病気であれば30日の待機期間後に発生したものを補償します。

予防接種や去勢・避妊など健康体に施す処置など、一部補償対象外もありますが、少額の診療費でも使え、終身契約が可能な保険です。

参考:アニコム損害保険株式会社HP

SBIプリズム少額短期保険株式会社

SBIプリズム少短では、犬猫に加えて、小動物・鳥・爬虫類も加入できます。
加入できる小動物はうさぎ・フェレット・チンチラ・デグー・ハリネズミ・リスなどさまざまです。
ペットによって加入できる年齢や保険料などが異なるため、事前にチェックが必要です。
SBIプリズム少短の特徴として、ペットの年齢が上がっても保険料が上がらない点にあります。
犬猫は終身での契約が可能ですが、その他のペットは新規・更新可能年齢に制限がある点にご注意ください。

参考:SBIプリズム少額短期保険株式会社HP

アイペット損害保険株式会社

アイペット損保では、所定の条件を満たす小動物や鳥・爬虫類などを含むペットを対象としています。
特徴として、ペットが家族の一員となる日から補償される点です。
そのため、ペットの引渡し前までの申し込みが必要な点にご注意ください。

参考:アイペット損害保険株式会社HP

ペット保険の対象となる動物の一覧

ペット保険に加入できる代表的な動物をまとめます。
ここで紹介する動物以外のペットを飼っている方は、対象かどうか保険会社へ問い合わせてみてください。
また、保険会社によって、年齢などの加入できる条件が異なるため、複数の保険会社で比較検討することをおすすめします。

・犬
・猫
・うさぎ
・フェレット
・鳥
・ハリネズミ
・モモンガ
・リス
・プレーリードッグ
・ハムスター
・デグー
・チンチラ
・ネズミ
・モルモット
・トカゲ
・カメレオン
・イグアナ
・カメ
など

まとめ

ペットには健康保険がないため、医療費が全額自己負担であることから、ペットにかかる医療費は高額になりがちです。
そのため、家族の一員であるペットの病気やケガによる医療費に備えるために、ペット保険への加入も視野に入れておきましょう。
ペット保険の補償内容は私たちが加入する医療保険のように、通院・入院・手術にが対象となっているものが基本で、保険会社によって、賠償責任や車イス作成費用なども補償してくれます。

しかし、ペット保険の主な対象は犬と猫なので、それ以外のペットを飼っている方は加入できる保険の選択肢が少ない現状です。また、保険会社によって、対象としているペットや補償内容、条件などが異なります。私たちが加入する保険と同様に、複数の商品を比較検討することをおすすめします。
ペットを飼っている方、ペットを飼い始める前の方は、一度ペットにかかるかもしれない医療費と保険について対処方法を考えておくと安心です。

※この記事に記載の情報は公開日時点のものです。

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リアほMAGAZINE編集局

保険選びのリアルな情報やノウハウをシンプルに分かりやすく解説するリアほ編集局です。

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