保険の基礎知識

2021.12.19

生命保険や医療保険以外にもある、特定のニーズを満たすさまざまな保険

生命保険や医療保険など、保険と聞いて真っ先に思いつくような商品以外にも、世の中にはたくさんの保険があります。
本記事では、利用者のニーズに合わせて開発されたさまざまな保険を紹介します。

こんな保険があればな、というものが実際に保険として発売されているケースもあるかもしれません。
知っておくと、今後いざというときに生活や趣味を支えてくれる可能性があります。ぜひ最後までご覧ください。

利用者のニーズに合わせて選べる保険

保険と聞くと亡くなった際や病気やケガで入院や手術などの医療費が必要になった際に保険金や給付金を受け取れるものをイメージする方が多いと思います。このような保険のほかにも、世の中にはさまざまな保険があります。
海外では、ホームパーティーを開催した際に、泥酔した人が起こすトラブルを補償する、酔っ払いゲスト保険や幽霊によって人的被害を受けた際に保険金が出る、幽霊保険など、変わった保険もあるそうです。
このように、利用者のニーズに合わせて開発されたさまざまな保険を紹介します。

お天気保険

旅行した際に、雨が降ってしまうと予定が崩れて困りますよね。
海水浴、スキーなど楽しみが半減するものもありますし、観光するのにも雨が降っていると大変だったり綺麗な景色が見れなかったりします。
雨が降ると旅行が完全に楽しめない、というわけではありませんが、できれば晴れてほしいと思う方が多いでしょう。

お天気保険は、主に旅行代理店で取り扱いがあります。お天気保険に加入すると、旅行先で雨が降ってしまった際に、旅行代金や宿泊代金が還元される仕組みです。還元された旅行代金で、リベンジとしてもう一度同じような旅行計画を立てる選択肢も取れますよね。梅雨や台風の多い時期などに旅行計画を立てる際に利用するのもいいかもしれません。

チケットキャンセル保険、旅行キャンセル保険

楽しみにしていたコンサートや旅行に行けなくなってしまうと悲しいですよね。楽しみがなくなってしまうことに加えて、キャンセル料金が発生するケースもあります。そんなときに役立つのがチケットキャンセル保険や旅行キャンセル保険です。

急な病気やケガはもちろん、家族の入院や交通機関の遅延などが原因でやむを得ずいけなかった場合にチケット代金やキャンセル費用などが補償されます。
商品によって補償が適用される範囲が異なるので詳細の確認が必要ですが、チケット代が数万円するコンサートや旅行などを控えている方は検討してみてもいいかもしれません。

山岳保険

登山をしてみたい人におすすめの山岳保険です。
山岳保険は、傷害保険の一種で、遭難したときの探索救助費用が補償されるものを一般に山岳保険と呼ばれます。そのほか、死亡やケガの補償などが補償内容として挙げられます。
一部地域では条例により山岳保険への加入が努力義務と定められている地域もあります。

ドローン保険

ドローンを保有している方向けの保険です。ドローンやカメラ自体の損傷・盗難などを補償する機体保険と操作ミスによる損害賠償などを補償する賠償責任保険があります。
動画撮影など、個人でもドローンを利用する人が増えており、それに伴い事故も増えています。自動車保険や自転車保険と同じような感覚で、ドローンをお持ちの方は万一に備えて加入しておくと安心でしょう。

痴漢冤罪に備える弁護士費用保険

満員電車のトラブルのひとつとして、痴漢冤罪が挙げられます。痴漢被害をでっちあげるような犯罪に巻き込まれた際に役立ちます。いざという時に弁護士のアドバイスをもらえるほか、弁護士費用も補償対象になります。
会社員の方など、朝夕の通勤・帰宅ラッシュの時間帯に電車を利用する方は加入を検討してみてもいいかもしれません。

ストーカー対策保険

ストーカー被害にあった際に役立つ保険です。引越しや緊急時に避難するためにホテルなどに宿泊した際の費用などを補償してくれます。
保険会社によっては、いざという時に現場にガードマンが駆け付けてくれるサービスや弁護士相談、心理カウセリングなどのサービスもあります。

スポーツ中のトラブルに備える保険

スキーやスノボー、ゴルフなど、スポーツ中のトラブルに対処できる保険です。スポーツ中に起きたケガによる通院・手術補償に加えて、他人への賠償責任などにも対応しています。
保険期間が1日単位の商品もあり、旅行計画にスキーやスノボーを含めた際など、ムダなく利用できるものもあります。

1日自動車保険

免許は持っているけど、車は持っていない、普段車はほとんど乗らない、そんな方におすすめの保険です。1日単位で保険を利用できるため、親や友人の車を借りる際にこの保険を利用しておくと、万一の事故を補償してくれるため安心です。事故の相手方への賠償やケガに加え、車両補償や弁護士費用の補償もあります。

まとめ

利用者のニーズをもとに、保険会社は保険を開発するため、損害保険を中心に、ちょっと変わった珍しい保険が存在します。
そのため、私たちがふとしたときに「こんな保険があったらいいな。」と思った保険がすでに発売されている、なんてことがあるかもしれません。
本記事で紹介した保険以外にも、世の中にはさまざまな保険が時代の変化とともに開発され続けています。「こんな保険があれば!」、と思った際には調べてみるとピッタリの保険が見つかるかもしれませんね。

※この記事に記載の情報は公開日時点のものです。

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リアほMAGAZINE編集局

保険選びのリアルな情報やノウハウをシンプルに分かりやすく解説するリアほ編集局です。

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