フィンテックと保険の関係|インシュアテックとは?

フィンテック(FinTech)とインシュアテック(InsurTech)。
最近、この2つの言葉をよく耳にするようになりました。しかし、実際にそれぞれどんなものか、よくわからない方も多いのではないでしょうか?

本記事では、フィンテック(FinTech)とインシュアテック(InsurTech)の関係を中心に、インシュアテックによって将来どのようなメリットがもたらされるのか?わかりやすく解説します。
 

■フィンテック(FinTech)とインシュアテック(InsurTech)とは?

フィンテック(FinTech)とインシュアテック(InsurTech)は、テクノロジー(最先端技術)という点は共通していますが、微妙にその意味は異なります。
では、具体的に解説します。

 

・フィンテック(FinTech)とは?

フィンテック(FinTech)とは、フィナンシャル(Financial)とテクノロジー(Technology)が組み合わされた造語です。
フィナンシャル(Financial)は金融という意味で、フィンテック(FinTech)は、金融機関による最新で最先端のデジタル情報処理技術を活用した金融サービスをいいます。
 

・インシュアテック(InsurTech)とは?

インシュアテック(InsurTech)とは、インシュランス(Insurance)とテクノロジー(Technology)が組み合わされた造語です。
インシュランス(Insurance)は保険という意味で、インシュアテック(InsurTech)は、保険分野における最新で最先端のデジタル情報処理技術を使用した金融サービスをいいます。
お客さまに新しい保険商品や便利なサービスを提供したり、また保険会社自体のお客さま管理や、営業戦略などの経営効率や生産性を大幅に向上させる取り組みなどがあります。
 

・フィンテック(FinTech)とインシュアテック(InsurTech)の関係は?

インシュアテック(InsurTech)は、フィンテック(FinTech)の中のひとつです。
金融は、主に、銀行業、証券業、保険業(生命保険、損害保険)、リース業、クレジット業などがあり、保険は金融の一種です。
つまり、フィンテック(FinTech)は金融機関を中心にした金融全体のサービスで、その中のひとつとしてインシュアテック(InsurTech)が位置づけられているのです。
 
 

■インシュアテック(InsurTech)で大きく変わる保険業界

昨今、日本の保険会社とインシュアテック(InsurTech)のスタートアップ企業が業務提携するケースが増えています。
ビッグデータやAIなどの最先端のテクノロジーであるインシュアテック(InsurTech)が、保険業界を大きく変える起爆剤になっています。
では、現在の状況を踏まえ今後、インシュアテック(InsurTech)によって日本の保険マーケットにおいて進むかを予想し解説していきます。

 

・オンライン契約がもっと便利に簡単に

対面がメインであった保険加入が、パソコン、スマートフォンやタブレットなどのオンライン上で、お客さま自らが保険商品を選んで加入できる仕組みはさらに進化していくでしょう。
すでに複数の保険会社でオンライン契約の仕組みは用意されていますが、近い将来もっと便利になり、さまざまな手続きのスピードも上がっていくでしょう。
たとえば、契約から契約中のフォロー、そして保険金支払いまでをすべて網羅する専用アプリの開発や、即日契約できるシステム開発などが考えられます。
また、お客さまが保険会社や保険代理店と面談で相談したい場合、個別にWeb会議システムで接続したい、事前にアカウント作成などの細かい準備をしたりしなくても、数秒間で簡単につながってオンライン面談ができるシステムも開発されています。
 

・新しい保険商品が登場

昨今スマートフォンのアプリやスマートウォッチなどのウェアラブル端末を使用して、毎日の歩数や心拍数が簡単に測定できるようになりました。今後、多くの人々がウェアラブル端末で毎日の血糖値や血圧を測定できる時代もそう遠くはないでしょう。
このような最先端テクノロジーを活用することで、個人個人の体調や特性に応じた最適化された保険商品の提供がさらに進むことが予想されます。
また、お客さまの細かい要望にこたえられる保険商品も今後どんどん増えていくでしょう。
事例をあげると、
・医療保険
お客さまの端末から発信される医療データに基づいて保険料が割り引かれるサービス。
・自動車保険
お客さまの端末やドライブレコーダーから発信される運転手の運転特性データに基づいて保険料が割り引かれるサービス(テレマティクス保険)。
・火災保険
 IoTを活用した防犯と防火性能の高いスマートホーム専用の保険料が安い火災保険などが既に提供されています。

 

・新しい保険の仕組みが誕生

過去の保険業界の常識を根底から覆す保険の仕組みそのものが、インシュアテックによって誕生するかもしれません。
そのひとつとして、海外で発祥したP2P(Peer to Peer)保険という考え方が注目を集めています。
P2P保険は、従来の保険と全く異なる保険の仕組みです。
P2P 保険の主な特徴は、保険契約者どうしでグループ(コミュニティ)を構成する点と、損害が発生した場合の補償方法です。
損害が発生した場合、損害の補償に充当される源泉が異なります。
損害が少額の場合は、構成されたグループでプールした資金をシェアします。
一方、一定額以上の損害になり、グループでプールした資金でカバーできない場合は、引受保険会社や再保険会社がカバーする仕組みです。
また、P2P 保険では、SNSを利用して契約者を募集したり、AIやモバイルアプリなどの革新的技術を利用したりすることでコスト削減や顧客体験の向上を図っています。

出典:損保総研レポート第124号 2018.7
 

・保険金支払いのデジタル化

保険金の支払いも、これまでの保険金請求書などの紙ベースのアナログ請求から、デジタル請求にする動きが活発化しています。
たとえば、病気で入院や通院をした際、スマートフォンで医療費の領収証を撮影した写真を保険会社に送信し、保険金が支払われるサービスも既にスタートしています。
また、大規模な自然災害が発生した場合、従来は保険会社の査定担当者が実際に物件を見て損害額を算定していましたが、ドローンとAIなどを活用し、保険金支払いまでの期間を大幅に短縮する保険金支払いシステムも開発されています。
このような取り組みより、近い将来、保険金支払いまでの事務負担はもっと軽減され支払いまでにかかる時間も短縮されていくでしょう。

 

・保険事務の効率化

インシュアテック(InsurTech)はお客さま向けの保険商品やサービスだけではなく、保険会社、保険代理店、保険ブローカーの保険販売、保全業務、保険金支払業務の事務を大幅に効率化できるメリットがあります。
たとえば、ドイツのウィーフォックス社(wefox Germany)が開発・提供している「wefoxプラットフォーム」は、保険ブローカーや保険会社向けに、AIやビッグデータアナリティクス、クラウドなどを活用したさまざまな機能が搭載されている保険販売用のプラットフォームです。
2019年1月にSBI ホールディングス社が、同社と専属のビジネスアライアンス契約を締結し、SBI wefox Asia社を設立しました。
また、アメリカのレモネード社はホームオーナーズ保険や借家人保険を取り扱っており、コンピューターによって手続きが自動化され、チャットボットとの簡単なやりとりで保険加入でき、保険金の請求手続きも簡単に行うことが可能です。
このように、保険会社内の事務手続きはさらに効率化されるでしょう。
 
出典:SBIホールディンクスHP|ドイツの Insurtech ベンチャーである wefox Germany GmbH のAI とビッグデータアナリティクスを活用した保険販売・コンサルティング支援事業を展開する新会社の設立について、
損保総研レポート第124号 2018.7

・異業種からの参入が活発に

現在、日本のインシュアテック(InsurTech)は、スタートアップ企業と大手の保険会社が業務提携してサービスを提供するケースと、大手の保険会社が自社で開発したサービスを提供するケースの2つがあります。
しかし、前述のP2P 保険などのように、海外ではサービスを提供するスタートアップ企業自体が一部保険会社の機能を果たしている事例もあります。
今後、日本国内においても、P2P 保険や、それに類似した保険商品を提供するスタートアップ企業など、異業種からの保険業界への参入は活発になるものと予想されます。
 

■おわりに

今回は、フィンテック(FinTech)とインシュアテック(InsurTech)の違いをまとめ、先進国であるアメリカとヨーロッパの海外事例も交えながら、今後の日本の保険マーケットとインシュアテックの将来性を解説しました。
インシュアテックによって今後、従来にはない斬新な保険商品が登場したり、保険そのものの仕組みが大きく変わったりするかもしれません。

われわれが来年2022年初旬にオープン予定の「リアほ」は、最先端のインシュアテックを取りいれつつ、お客さまに寄り添った「ロボット保険ガイド」にするように現在、最終段階の開発に入っています。
皆さま、ぜひ、「リアほ」のオープンを楽しみにしてください。 

※この記事に記載の情報は公開日時点のものです。

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