損害保険・少額短期保険

2024.02.15

葬儀保険に加入できるのは何歳まで?更新できる年齢や生命保険との違いも紹介!【FP監修】

監修者情報

株式会社FP-MYS 代表取締役 工藤 崇
ファイナンシャルプランニング技能検定2級・証券外務員二種。レタプラ開発・提供。YMYL領域の執筆多数。相続・保険・資産運用などの個人相談。IFA事業展開予定。ライフプラン・シニア関連の開発案件受任。

葬儀保険は高齢でも加入しやすい保険だといわれていますが、実際のところ何歳まで加入できるのでしょうか。

この記事では葬儀保険には何歳まで加入できるのかを紹介します。また、加入できる年齢と同時に押さえておきたいポイントとして何歳まで更新が可能かも併せて解説します。生命保険との比較も解説しますので、参考にしてみてください。

なお、そもそも葬儀保険とはどのような保険で、どのような特徴があるのかについて知りたい人には以下の記事がおすすめです。

葬儀保険に加入できるのは何歳まで?

葬儀保険は一般的な保険商品と比べると、加入できる年齢の上限が高いのが特徴です。80歳を過ぎていても加入できる商品が多く、なかには89歳まで加入できる商品もあります

葬儀保険は高齢の人におすすめ

葬儀費用に備える方法はほかにもいくつか種類がありますが、年齢制限がゆるい葬儀保険は高齢の人に特におすすめです。

また、葬儀保険は加入の際に医師の診断書や健康状態などに関する告知が不要なものもあるため、持病や病歴があっても加入しやすいのがポイントです。年齢が上がるほど病気をしやすくなるため、高齢者は年齢制限だけでなく、健康状態が理由で保険に加入できないことも増えてきます。

年齢が89歳未満で、年齢や持病・病歴があってほかの保険に入れない人には葬儀保険が向いています。

なお、85歳までであれば葬儀保険だけでなく、生命保険にも加入できる可能性があります。85歳以下の人はこの記事の後半「生命保険は何歳まで加入・更新できるか」の項目ならびに以下の記事も併せてご覧ください。

葬儀保険は何歳まで更新できる?

葬儀保険の保険期間は1年または2年と決められているため、継続したい場合は更新が必要です。ただし、保険の更新ができる年齢にも上限があります。加入できる年齢の上限だけでなく、何歳まで更新可能かも葬儀保険に入る前に確認しておきましょう

最大99歳まで更新可能

加入可能な年齢の上限よりも葬儀保険の更新ができる年齢は高いのが一般的です。たとえば、89歳まで可能な葬儀保険の場合は99歳まで更新が可能です。保険期間は1年のため、最長で1年後の100歳過ぎまで保障が受けられることになります。

終身保障ではないため保険金を受け取れないことも

葬儀保険は少額短期保険と呼ばれる種類の保険です。少額短期保険は保障期間が1年または2年と短いことを特徴とする保険のため、生命保険のように一生涯保障が続く終身タイプはありません。

そのため、更新可能年齢を過ぎると葬儀保険の保障はなくなってしまうため、その後に亡くなっても当然保険料は受け取れません。そこで問題なのが葬儀保険は掛け捨て型であることです。葬儀保険の場合、保険期間が終了したり解約したりするとそれまでに支払った保険料は戻ってきません。

掛け捨て型であることは、葬儀保険の保険料が貯蓄性のある保険商品と比べて安い理由の一つでもあります。しかし、保険金が受け取れない場合に保険料が無駄になったと感じることがあるかもしれません。

生命保険は何歳まで加入・更新できるか

葬儀保険との比較として、生命保険には何歳まで加入・更新ができるのかを見てみましょう。高齢者に葬儀保険が向いている理由や、葬儀保険よりも終身保険を検討したほうがよいのはどのような人かも解説します。

生命保険に加入できる年齢の上限

生命保険の加入可能年齢の上限は、多くの商品で75〜80歳程度とされています。中には85歳まで加入できる死亡保険もありますが、選択肢は限られてしまいます。

したがって、基本的には80歳を超えると一般的な生命保険に加入するのは難しくなると考えておくほうがよいでしょう。

しかし、反対にいえば80歳までは葬儀保険だけでなく、一般的な生命保険に加入して葬儀費用などに備える方法もあるということです。

なお80歳前後の人が葬儀保険を含む保険で葬儀費用に備える方法については、以下の記事もご覧ください。

生命保険の更新可能年齢の上限

生命保険のうち、定期保険や医療保険には更新可能年齢に上限があることが一般的です。上限年齢は商品によって異なり、80〜90歳としているものが多く見られます。

定期保険や医療保険も原則として掛け捨て型のため、保険金を受け取ることなく更新可能年齢を超えて保険契約が終了する可能性がある点は葬儀保険と同様です。

ただし、生命保険にはそもそも更新が必要ないタイプの商品があることは押さえておきたいポイントです。次の項目で詳しく紹介します。

終身保険には更新がない

葬儀保険と生命保険の大きな違いの一つが、生命保険の場合は、更新の必要がなく保障が一生涯続く種類の商品が選べることです。

特に葬儀費用に備えるという目的で考えた場合、葬儀保険の代わりとして利用できる可能性があるのは終身保険です。

終身保険では、解約しないかぎり死亡保障が一生涯続きます。そのため、加入し続けていればいつか保険金が受け取れる仕組みだといえます。

また、終身保険には解約返戻金があることも葬儀保険との違いです。途中で解約した場合は加入していた期間に応じて解約返戻金が受け取れます。葬儀保険は掛け捨て型のため、保険料が無駄になるのが心配な人は終身保険も検討しましょう。

ただし、終身保険に加入できる年齢は商品によって異なるものの、80歳頃までがほとんどです。80歳を超えている人には、葬儀保険が有力な選択肢のひとつとなるでしょう。

まとめ

葬儀保険に何歳まで加入できるかは商品によって異なりますが、生命保険などの保険よりは上限年齢が高い傾向があり、80歳を過ぎていても加入できる可能性があります。

一方、加入できる年齢とともに大切なのが何歳まで更新できるかです。葬儀保険は99歳まで更新可能な商品もありますが、生命保険のように一生涯にわたって保障が続く商品はありません。葬儀保険は掛け捨て型のため、保険金を受け取らずに保障期間が終了する可能性もあります。この場合、支払った保険料は戻ってきません。

葬儀保険は加入できる年齢の上限が高いため、生命保険などに加入できない高齢者にはおすすめです。ただし、更新可能年齢に上限があることや掛け捨て型であることを考慮して、慎重に検討しましょう。

※この記事に記載の情報は公開日時点のものです。

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リアほMAGAZINE編集局

保険選びのリアルな情報やノウハウをシンプルに分かりやすく解説するリアほ編集局です。

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