生命保険の選び方
2021.07.27
専業主婦(主夫)でも保険は必要でしょうか?主婦(主夫)業を年収で見るといくら?
専業主婦(主夫)の仕事を、日給・月給・年収に換算してみましょう。
どれだけの仕事をこなし、どれだけ家庭に貢献してくれているのかがみえてきます。
■専業主婦(主夫)でも保険は必要!
まず始めに、専業主婦(主夫)の概念は、
・家事育児をする主婦(主夫)
・育児休暇中の賃金労働者
・企業などで定年まで勤めたパートナーが定年退職後に家事をする人
・家で炊事、洗濯、掃除、買物、家計管理などをする人
などが当てはまります。
専業主婦(主夫)の役割としては、
・出産(女性)
・育児
・パートナーが賃金労働をすることのできる生活基盤を維持すること。
・ボランティアや社会教育などにより地域活動から社会貢献をする。
などです。
■専業主婦(主夫)の仕事を、日給・月給・年収で見るといくら?
専業主婦(主夫)の仕事内容は多岐にわたり並べたらキリがないのですが、主に
◆ 炊事
◆ 掃除
◆ 買物
◆ 家計管理
◆ 子育て
上記5つが基本的な仕事内容です。
これらを専業主婦(主夫)は、無償で提供しているのです。
それでは、専業主婦(主夫)の仕事を、日給・月給・年収に換算してみましょう。
どれだけの仕事をこなし、どれだけ家庭に貢献してくれているのかがみえてきます。
通常の会社員やパートタイマーと同じように、1日あたり8時間労働として時給で考えていきます。
◆ 炊事 = 3時間
◆ 掃除 = 2時間
◆ 買物 = 2時間
◆ 家計管理 = 1時間
◆ 子育て = 8時間(他作業と並行)
次に、それぞれにおける時給・日給に換算します。
◆ 炊事 = 3時間
給食のパートタイマーの平均時給1,100円とすると ⇒ 1,100円×3時間 = 3,300円
◆ 掃除 = 2時間
清掃員パートタイマーの平均時給1,100円とすると ⇒ 1,100円×2時間 = 2,200円
◆ 買物 = 1時間
宅配業務の平均時給1,000円とすると ⇒ 1,000円×1時間 = 1,000円
◆ 家計管理 = 1時間
経理業務の平均時給1,100円とすると ⇒ 1,100円×1時間 = 1,100円
◆ 子育て = 8時間
べビーシッターの平均日給10,000円とすると ⇒ 日給10,000円
これらを合算した主婦(主夫)の日給はなんと、17,600円です!
これを、月給に換算すると、
平日(月20日で計算) : 日給 17,600円×20日 = 352,000円
平日だけで、この金額です。
もちろん、平日だけでは終わることはなく、土日や残業・雑務などを含めて考えると、月給40万円~45万円と言われています。
子育てがない家庭においても、月給20万円ほどです。
最後に年収に換算します。
平日(月20日で計算)のみの場合: 月給 352,000円×12カ月 = 4,224,000円
土日・残業含む場合: 40万円×12カ月 = 4,800,000円
子育て無しの場合 : 20万円×12カ月 = 2,400,000円
専業主婦(主夫)の日給・月給・年収がお分かりいただけたでしょうか?
あくまでも、8時間労働で換算していますので、場合によってはこれ以上になることも明らかですね。
■保険により資金的に救われ、通常生活に戻りやすくなる
前置が長くなりましたが、本題である「専業主婦(主夫)でも保険は必要でしょうか?」の答えは、言うまでもなく「必要」です。
もし、パートナーが万が一亡くなったり、病気・ケガで入院してしまったとき、これらの仕事(家事全般)を一人でおこなわなければなりません。
自分自身で、すべてをこなすことは可能でしょうか?
今まで通りの仕事をしながら、家事や子育て、入院の場合はお見舞いまで、肉体的にも精神的にも大変なことです。
しかし、保険に加入することで「炊事」「掃除」「買物」「家計管理」「子育て」の資金的な部分をまかなうことが可能になります。
万が一のときには、仕事と家事や子育てを並行していく期間が長くなります。
保険で心の悲しみをぬぐうことはできませんが、経済的に余裕があることで精神的負担は軽くなります。
また、子どもがいる家庭は子どもと関わる時間が犠牲になることも想定されます。経済的な余裕は結果的に時間的余裕を生み出すこともできると考えた時、専業主婦の保険は家族にとって必要なのか。これを機にいま一度考えてみましょう。
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リアほMAGAZINE編集局
保険選びのリアルな情報やノウハウをシンプルに分かりやすく解説するリアほ編集局です。