著名人・専門家コラム

2024.12.14

保険比較は価格だけじゃない!付帯サービスにも注目しよう【住宅FP関根が答える!Vol.128】

みなさん、こんにちは。ファイナンシャルプランナーの関根です。
みなさん、保険はどのように選ばれていますか。もちろん一番は自分に合う保障内容があるかどうか。しかしながら流行りの保障内容などはどこの保険会社もそれほど大きな差はありません。そんな中で選ぶ決め手になるのはやはり保険料なのではないでしょうか。

2000年代に入り、各保険会社による保険料の引き下げ競争が激化しました。しかしながら、どの業界でもそうですが価格競争には限界があります。一時期の住宅ローンの金利競争と同じで消耗戦となり必ず終わりが来ます。そして、ある時期に保険の価格競争から付帯サービス競争へと変化していきました。今回は保険会社の付帯サービス競争についてお話していきたいと思います。

付帯サービスによる保険の差別化

保険料を選ぶ決め手は保障内容、保険金額というのが一般的でした。価格競争の結果、どの保険会社も低価格での保険提供を行うようになり、結局は顧客の獲得に繋がらなくなってしまいました。その後付帯サービスを保険会社ごとに提供していくことでほかの保険会社との差別化、区別化を行うようになりました。では具体的にどんな付帯サービスがあるのでしょうか。私自身、保険募集人を行っていることもあり、具体的な保険会社、商品名をあげることは難しいのであくまでも参考程度にお読みいただければと思います。

健康サポート

生命保険の付帯サービスとして提供されているものは、まずは健康サポートです。電話やオンラインで、医師や看護師に健康に関する相談ができるサービスや、ストレスや精神的な不調について専門家に相談できるカウンセリングサービスなどです。特に近年では、メンタル面のケアの重要性が高まっているため、こういったカウンセリングサービスを付帯している保険が増えています。また、健康診断や人間ドックの費用割引を受けられるサービスは現在の保険ではかなり一般的になってきているサービスです。健康診断を定期的に受けることで、保険料の割引が適用されるプランもあります。保険加入時だけでなく、加入時には健康体としての割引を受けられなくても、次年度以降に再チャレンジすることもでき、健康意識をもつ良いきっかけになるのではないでしょうか。

医療サポート

そしてほかの生命保険の付帯サービスとして提供されているのが医療サポートです。がんなど重大な病気が発見された際に、別の医師や病院で意見を求めることができるセカンドオピニオンサービスです。信頼できる診断や治療方針を検討するためにセカンドオピニオンはとても有効なサービスです。また特定の病気に対応する専門医を紹介するサービスで、紹介状の手配や予約サポートも含まれることが多いです。入院中の必要物品や生活上の支援を行うサービスを提供している保険会社もあります。例えば、アメニティの提供や、病室のアップグレード割引などが含まれます。

介護・高齢者サポート

さらには介護・高齢者サポートを充実させている保険会社もあります。介護が必要になった場合に、介護保険の利用方法や介護施設の選び方など、さまざまな介護相談に応じるサービス、介護施設への入所が必要になった際、施設の紹介や優待割引が受けられるサービス、施設見学の手配や入所手続きのサポートを行う保険もあります。また、認知症はみんなが不安になる病気の一つで、認知症の早期発見のためのアドバイスや、認知症診断後のサポートプランの提供など、認知症に関するサポートも増えています

家族・生活支援サポート

ほかにも家族・生活支援サービスを充実させている保険もあります。病気やケガで家事が難しい場合に、掃除や洗濯、料理などの家事を代行してくれるサービスを提供していたり、小さな子供がいる家庭向けに、育児相談やベビーシッターの手配などを行うサービスは特にシングルマザーや共働き家庭で役立っています。ほかにも教育資金に関するアドバイスや、教育費の計画に役立つ情報提供を行うサービス、教育に関する相談窓口がある保険も多いです。

特定疾病ケアサポート

また、最近では特定疾病ケアサポートが充実している保険も多いです。がん保険や特約に付帯していることが多く、がん治療に関する専門家のアドバイス、治療方針の提案、先進医療の手配などを行うサービスや、糖尿病や高血圧などの慢性疾患に関する食事や生活習慣のアドバイスなどが含まれる健康管理のサポートなどを提供している保険が多いです。健康診断や生活指導の提案、医師からのアドバイスを受けることができ、疾病予防のためのサービスを行っている保険会社もあります。

まとめ

こういったサービスもたくさんありますが、保険会社の付帯サービスというと保険会社と提携している会社のサービスも多いのではないでしょうか。宿泊施設や旅行パッケージの割引を提供するサービス、各種スクールや趣味講座の費用割引、イベント招待など、契約者限定の特典を提供するサービスなどは、保険会社提携施設でのサービスです。ほかには終身保険には葬儀の手配や費用見積もり、葬儀場の紹介など、葬儀に関するサポートを提供するサービスが付帯されているものもあります。

現在の保険は契約したらおしまい、そういった保険はかなり少なくなり、保険金請求をするわけでなくても保険会社のサービスを利用する機会は今後さらに増えていくのではないでしょうか。みなさんも保険に加入する際、保障内容と保険料を比較しても差がないと感じた場合、付帯するサービスを比較してみるのはいかがでしょうか。

※この記事に記載の情報は公開日時点のものです。

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WRITER’S PROFILE

㈱投資用マンションSOS 代表取締役 関根克直

ファイナンシャルプランニング技能士2級。独立系FPとして18年。ライフプラン作成、保険見直し、住宅ローン提案、投資用不動産計算など、年間300件ほどの面談をおこない幅広いサービスを展開しています。 元ウィンドサーフィンインストラクター、またチャンネル登録10万人YouTuberとしても活躍中。

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