認知バイアス!学資保険の仕組みって知ってますか?【住宅FP関根が答える!Vol.14】

みなさんこんにちは。ファイナンシャルプランナーの関根です。

突然ですがみなさん、学資保険は学費を用意するための保険だと思っていませんか。それ認知バイアスですよ。今回のコラムでは様々なところで実際に作用している認知バイアスについてお話いたします。

認知バイアスってなに?

認知バイアスとは、直感やこれまでの経験による先入観によって非合理的になる心理現象のことを言います。すごく簡単に言うと、「人の決めつけによる思い込み」ということです。また、認知バイアスにも様々な種類があります。皆さんもお心当たりのある内容あるのではないでしょうか。

具体的にはどういったことが認知バイアスになるのでしょうか。よく耳にするのは認知バイアスの中でも、確証バイアスかと思います。確証バイアスは自分に都合の良い情報だけ集めて、他の意見を無視することをいいます。ネットでちょっと欲しいなと思う商品があったとき、商品の感想やレビューを見ることが多いかと思います。レビューを見て、マイナスの印象を与えるレビューがあっても、星の評価が多くて良い評価のレビューがあればそこを中心に見ることで安心して、購入したことありませんか。これも確証バイアスです。

ほかにも、ハロー効果などもあります。ハロー効果とは、目立つ部分だけ見て、他の部分を見ないことをいいます。実際にどういった効果かというと、合コンで外見がぱっとしないなあと思っていた人が、実は年収1000万円以上の人だと分かって、急に合コンでモテモテになってしまったなどです。なんとなく、年収1000万円という目立つ部分に目が行って外見がぱっとしないというところに目がいかなくなるということあるのではないでしょうか。

また冒頭にも記載しましたが、学費を準備するなら学資保険だし、老後資金を準備するなら年金保険に入るという方が多いと思います。これは典型的な認知バイアスです
学費の準備の仕方も、老後資金の準備に関しても保険に加入する以外にも方法があります。やはり以前は「投資=リスク」といったイメージがあり、「老後資金=年金保険」という選択をする人が多かったです。しかし最近は投資も浸透してきています。投資をして、学費に充てたいときに現金化することもできますし、60歳まで資金ロックとなってしまいますが、老後資金の準備に関しては、積立NISAやiDeCoで運用をする方も多いです。

ネーミングによる印象操作

ここでお考えていただきたい。「年金保険」と聞くと、いかにも、老後の準備にぴったりの商品をイメージしますよね。しかし、この保険の中身は、私が思うに、『超低金利である日本の長期国債投資』とでも呼びたいものです。主に国債で運用され、金利が低く手数料が高いため、元本割れ期間が長いです。でも、投資と名が付くだけで敬遠する人もいます。そういう意味では、「個人年金保険」というネーミングは巧妙だとは思いませんか。

「学資保険」もそうです。個人年金と同様、主に国債で運用している保険商品ですが、「学資保険」という名前がつくだけで、直感的に子どものための保険だとイメージしてしまいます。消費者にはネーミングに惑わされず、いったん立ち止まって『どんな仕組みなのか』と、考えてみてほしいです

また、国債で運用している保険商品というものは物価上昇に負けてしまう可能性が高いです。特に学資保険の場合には、短期間で解約してしまうと元本割れしてしまうリスクがあるため加入前によく考えてから加入しましょう。

実際物価の上昇はどれくらい起きているのでしょうか。バブル崩壊後の30年間、ほぼ物価が上がりませんでした(消費税増税分を除く)。しかし、その期間においても教育費の物価は上がっている年が多かったです。そうなってしまうと、国債で運用される保険商品より、教育費の物価上昇の方が勝ってしまい、結果的に学資保険で準備できた金額は実際に必要になる学費を下回ってしまうということになります。

認知バイアスに影響されないためには?

認知バイアスを認識していても、やはり、先入観などにより、気が付かないうちに影響されてしまうことがあります。もちろん、こういった現象があるということを知っているということはふとした時に自分の行動も見直すきっかけにもなりますし、ぜひ頭の片隅にこの言葉残しておいてください。しかし、分かっていても影響されてしまうもの。このようなことを回避するにはどうしたらよいのでしょうか?

まず一つ目は、違った視点に立って考えるということです。何かを選択するとき、A案が良いと思っても一度立ち止まってみることをおすすめします。少数派の人の意見を聞いてみる、他の可能性は考えられないかといった視点に立って考えてみると、より良い選択ができるかもしれません。

また、1つの情報に流されないということも重要です。自分に都合の良い情報しか取り入れなかったり、みんなが賛同するものを正しいと思ったりせずに、多くの情報を集めた上で判断をしましょう。1つだけの情報に惑わされることなく、自分にとって本当に必要な情報が得ることができるでしょう。
自分に都合の良い情報しか取り入れないなど、良くないことと分かっていても、できないというのが人というもの。人は不合理に生きてしまうものです。物事を決める時などは特に意識して一歩引いて冷静に見てみましょう。

※この記事に記載の情報は公開日時点のものです。

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WRITER'S PROFILE
㈱投資用マンションSOS 代表取締役 関根克直
独立系FPとして18年。ライフプラン作成、保険見直し、住宅ローン提案、投資用不動産計算など、年間300件ほどの面談をおこない幅広いサービスを展開しています。 元ウィンドサーフィンインストラクター、またチャンネル登録10万人YouTuberとしても活躍中。

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