保険見直しQ&A

2021.07.27

子どもが社会人になったときに保険を見直すべき理由と選び方のポイントを解説

子どもが独立したら保険の見直しをしましょう、という話を聞いたことはありませんか?
子どもが社会人になり独立すると親の生活も大きく変わります。
生活が変わるタイミングで保険の見直しをすることで自分に合った保険になります。
 
今回の記事では、子どもの独立時に保険の見直しをした方がいい理由と、どのように保険を変更すべきかについて解説します。
 
 
 

■子どもが社会人になったら保険を見直した方がいい?

 
結論から言うと、子どもが社会人になったら、教育費などの心配事がなくなるため見直しが必要です。
 
そもそもの話ですが、保険に加入する理由は何かあったときに必要なお金を準備しておくためですよね。
病気やケガなどで発生する医療費、万が一自分が亡くなった時、働けなくなった時(就業不能)に家族の生活が困らないように備える目的があります。
 
子どもが社会人になると、まず子どもの教育費が不要になります。
ご家庭の事情によると思いますが、子どもがお給料の一部を家に入れてくれたり、一人暮らしを始めたりすることが多いため、教育費がほとんどかからなくなります。
 
子どもが社会人になる前は、教育費を含めた死亡保障を設定していたと思いますが、子どもが社会人になったら教育費が不要になるため、死亡保障の金額を変更しましょう。
 
死亡保障の金額を減らすと毎月の保険料が安くなります。
 
 
 

■子どもが社会人になったらどんな保険が必要?

 
子どもが社会人になったあとに必要なお金は、老後資金、葬儀費用、医療費、介護資金が中心です。
多くの方はすでに生命保険(死亡保険)や医療保険に加入していると思うので、どのように見直していくかを考えていきます。
 
 

・生命保険(死亡保険)の見直し

 
死亡保険は先ほど解説した通り、子どもにかかる教育費が減ったため、現在加入している保険が子どもに教育費をのこせるように加入しているのであれば、死亡保障の金額を減額するか、場合によっては保険を解約してもよいでしょう。
 
今後の死亡保険の加入目的としては、万が一のときにのこされた配偶者のための生活費、葬儀費用、相続のためのお金などが考えられます。
 
まずは、それぞれのお金がどのくらい必要か、そのお金をすでにどのくらい準備できているかを確認しましょう。
 
家族にのこすべきお金を貯蓄でカバーできていれば死亡保険は必要ありません。
逆に現在、貯蓄でカバーできていない部分は死亡保険で補いましょう。
 
子どもが社会人になると、家族にのこすべきお金が減るため、死亡保険で補う部分も減ります。
今後必要なお金に合わせた保障額になるように保険を見直しましょう。
 
 

・医療保険の見直し

 
年齢を重ねることにより、病気やケガのリスクが高まるため医療保険の保障は手厚くしてもよいでしょう。
 
医療保険の見直し、選び方に関して具体例を2つ紹介します。
 

1.三大疾病保険への加入

日本人の病気による死因は1位がん、2位心疾患、3位脳血管疾患です。
これらの3つを三大疾病と呼び、三大疾病は55歳から84歳までの死因の上位3位を占めています。
そのため、三大疾病になってしまったときの備えとして、三大疾病保険への加入の選択肢があります。
 
(※)参考:厚生労働省 人口動態統計年報 主要統計表 第8表 死因順位別にみた年齢階級・性別死亡数・死亡率(人口10万対)・構成割合
 
 

2.先進医療特約への加入

通常、私たちは公的医療保険のおかげで医療費の自己負担は1割〜3割です。
先進医療を受ける際は公的医療保険の対象外のため、医療費は全額自己負担となります。そのため、先進医療を受けた際は多額の医療費が必要です。
 
先進医療の例として、陽子線治療と重粒子線治療があります。どちらもがんの治療に用いられるケースが多いです。
平均的な費用は陽子線治療が約270万円、重粒子線治療が約310万円という報告があります。
 
270万円や310万円を自己負担で準備するのは大変ですよね。
さらにこの費用に加えて治療を受ける際の入院費もかかります。
 
ただし、一部の技術は保険適用に途中で変わる可能性もあり、必ずしも先進医療を使う可能性が高いとは言い切れません。
 
また、先進医療特約は単独で加入することができず医療保険またはがん保険の特約としてセットで加入する必要がありますが、先進医療の保険料はわずか数百円であることがほとんどです。
万が一の医療費にそなえて医療保険やがん保険に加入しておく場合は、先進医療特約に加入した方が安心ですね。
 
(※)参考:厚生労働省 第93回先進医療会議資料 令和2年6月30日時点で実施されていた先進医療の実績報告について 令和2年度(令和元年7月1日~令和2年6月30日)実績報告より。
 
 

3.介護保険への加入

前述した三大疾病などによって介護が必要な状態になると、退院後も長い期間にわたって介護費用がかかります。
医療保険で入院や手術としたときの出費はカバーすることができても、自宅で介護となったときや介護施設に入る場合の費用はカバーすることができません。
子育てが落ち着いた今だからこそ、長生きへの備えのひとつとして介護になったときの準備もしておきたいですね。
 
 
 

■まとめ

 
人生は結婚、出産、住宅購入、定年退職など様々なライフステージの変化が訪れます。
子どもが社会人になることもライスステージの変化の一つです。
子どもが社会人になると、子どものための教育費が不要になります。
そのため、人生において何度かある保険を見直すタイミングの1つとして「子どもが社会人になったとき」もそのタイミングと言われています。
 
生命保険は、死亡保障を減額または解約し、医療保険は加齢に伴い病気やケガをする可能性が高くなるため手厚くする方向で見直してみてはいかがでしょうか。
 
医療保険の見直しを行わなくても、生命保険の見直しで浮いた保険料を元に運用して、医療費に充てる選択肢もあります。
 
子どもが社会人になると、今後必要なお金も大きく変わります。
これから必要な老後資金、葬儀費用、医療費、介護資金などについて、
保険でどれくらい準備するべきか改めて考えてみてはいかがでしょうか?

※この記事に記載の情報は公開日時点のものです。

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リアほMAGAZINE編集局

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