契約前に知っておきたい

2021.08.13

睡眠薬を飲んでいると生命保険には加入できない?理由と入れる保険を解説します

生命保険には告知義務があり、睡眠薬を飲んでいると加入できないケースがあります。本記事では、加入が難しい理由と睡眠薬を服用中の方でも入れる保険について解説します。

日々のストレスから、夜なかなか眠れなくて睡眠薬を飲んでいる方もいるのではないでしょうか?睡眠薬は病院にいくと処方してもらえるケースが多いため、身近な薬とも言えます。しかし、睡眠薬を飲んでいることが原因で新しい保険への加入が難しいケースがあります。

本記事では、睡眠薬を飲んでいる方が生命保険への加入が難しい理由と、服用している方でも加入できる生命保険について解説します。

■睡眠薬を服用すると生命保険への加入は難しい

結論から言うと、睡眠薬を飲んでいる方の場合、生命保険への加入は難しいといえます。

生命保険への加入の際は審査があり、睡眠薬を服用していたかどうかや、過去の通院歴、入院歴などを保険会社に報告する義務があります。
そして不眠症は精神疾患と判断されることが多く、睡眠薬を服用している方の審査は通りにくいのが現状です。

生命保険に審査がある理由は、契約者間の公平性を保つためです。
保険金や給付金は、契約者が支払った保険料から支払われます。
契約者が支払う保険料を保険会社がまとめて管理し、病気やケガなどでお金が必要になった契約者がいたら集めた保険料を元に保険金や給付金として支払います。

そのため、保険会社は年齢や性別などから保険金や給付金が支払われる確率を予測し、その支払いに対応できる保険料を設定しています。
保険金や給付金の支払いが発生する確率が極めて高い方の加入を認めると、保険金や給付金の支払い発生率が高くなるため保険料が足りなくなり、全員の保険料を高くしてもっと多くの保険料を集める必要がでてきます。しかし、一部のリスクが高い人を理由に全員の保険料を高くするのは、他の契約者からすると不公平になってしまいます。
そのような不公平が起こらないよう、生命保険の加入時に審査を行い、保険会社の定める一定の基準を満たした人だけが加入できるようにしています。

不眠症などの精神疾患の方は治療が難しく再発や長期化することもあり、リスクが高いと判断されることが多いため審査に通りにくく加入が難しいです。
    

■睡眠薬を服用していても加入できるケース

睡眠薬を服用していても、生命保険への加入ができるケースもあります。

・市販の睡眠薬を飲んでいる

生命保険に申し込みする際の告知では通常、医師から処方された薬のことを聞かれるため、自分の判断で購入した市販のサプリメントや市販の睡眠薬を飲んでいても告知する必要はありません。
医師の診察を受けておらず、市販の薬を飲んでいるだけの場合は、睡眠薬の服用が原因で加入できないケースは低いです。

・最後に診察を受けてから5年以上経過している

多くの場合、5年以上前の傷病歴(通院歴や処方された薬など)を聞かれることはないです。
昔、飲んでいた時期があったけど、現在は睡眠薬の服用を終えて医師の診察を受けていない方は5年経過を目安に睡眠薬を服用していることの告知義務が無くなると考えてください。

ただし、睡眠薬の服用は終えていても、通院が続いている場合は告知が必要で、加入が難しい可能性があります。
    

■生命保険へ加入するためには?

まずは普通に申し込みしましょう。
保険会社によって審査基準が異なるため、一社の審査が通らなくても他の保険会社では通る可能性があります。
中には、保険料割増や精神疾患を保障の対象外とする特別条件で加入が認められるケースもあります。

普通の生命保険への加入ができなかった場合、引受基準緩和型保険があります。
引受基準緩和型保険は普通の生命保険よりも審査基準が緩やかになっているため、睡眠薬を服用中の方でも告知に該当しなければ加入できる可能性はあります。
ただし、普通の生命保険より割高であるため保険料の負担が大きくなること、保障内容が限定されているなどのデメリットがある点にご注意ください。

引受基準緩和型保険への加入もできなかった場合、告知のない無選択型保険があります。
無選択型保険は引受基準緩和型保険よりもさらに保険料の負担が大きくなり、保障内容も限定されます
告知がない保険ですので、入れる可能性が高いですが、負担する保険料に保障内容が見合うかどうか事前によく検討することをおすすめします。

■がん保険なら加入できる可能性高い

睡眠薬を服用していると、審査の厳しい死亡保険や医療保険への加入は難しいことが多いですががん保険なら加入できる可能性は高いです。

がんと精神疾患の因果関係はないと判断する保険会社が多いためです。

がんは日本人の死因1位の病気であり、日本人の半分はがんになる時代とも言われています。
医療保険のように幅広い保障はありませんが、がんのリスクだけでもカバーする選択肢はあります。

■まとめ

睡眠薬を服用している場合、不眠症が精神疾患と判断されることが多いため、生命保険の加入時の審査に通らず、加入は難しいといえます。
ただし、精神科には通院していなく市販の薬やサプリメントを服用している方や最後に睡眠薬を服用してから5年以上経過している方は、加入できる可能性があります。

保険会社によって審査基準が異なるため、まずは複数の保険会社に申し込みすることをおすすめします。
複数の保険会社に申し込んでも加入できなかった場合、引受基準緩和型保険無選択型保険があります。
これらの保険は通常の保険より割高で保険料の負担が大きく、保障内容が制限されている、などの注意点があるため、申し込みの前に保険料や保障内容についてよく確認しましょう。

また、睡眠薬を服用していてもがん保険には加入できる場合が多いです。通常の保険には加入ができなくてもがんのリスクだけはカバーするという選択肢も検討してみてはいかがでしょうか。

※この記事に記載の情報は公開日時点のものです。

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リアほMAGAZINE編集局

保険選びのリアルな情報やノウハウをシンプルに分かりやすく解説するリアほ編集局です。

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