生命保険の選び方

2022.08.09

生命保険の相談はどこですればいい?選び方やトラブル・解約の相談方法は?【FP監修】

生命保険に興味はあるけれど、加入の相談はどこですればいいの?
いったん契約した生命保険だけれど、見直しをしたい。
トラブルが起こってしまったら、誰に相談すればいい?
生命保険の加入前から加入後、トラブルが発生した場合、解約時まで、状況に応じて相談先を選ぶことが大切です。この記事では、生命保険に関する不安や疑問を解消するために、どんな方法があるかご紹介します。困った時にこの記事をお役立てください。

生命保険に加入したいときはどこに相談する?

生命保険商品は、生命保険会社・保険代理店・金融機関が主に販売しています。それぞれが取り扱う保険商品や、提案の方法には違いがありますので、その特徴を紹介します。

生命保険会社

生命保険会社は、自社の保険商品を専門的に取り扱っています。生命保険会社の営業担当者や直営ショップの担当者は、「〇〇に備えたい」という契約希望者の声に最も適した自社商品を提案します。
他の保険会社の商品は取り扱いをしていません。そのため、1つの保険会社の商品について詳しく説明を受けられますが、他社商品との比較はしにくいという特徴があります。

保険代理店

保険ショップ、保険代理店のなかには、複数の保険会社の商品を取り扱う店舗があります。生命保険選びの選択肢が広がり、契約希望者の事情や希望に合った保険商品を比較しやすいというのが最大の特徴です。
とはいえ、代理店ごとに取り扱う商品は異なり、中には特定の保険会社の商品だけを扱っている代理店もあります。相談をする前に、ホームページなどで取扱保険会社や保険商品を調べましょう。

金融機関

銀行や信用金庫、証券会社などの金融機関で取り扱われる保険商品は、貯蓄や投資などの資産運用に優れた保険商品が厳選されていることが多いです。
保険会社ではないので取扱商品自体は少なく、いろいろな商品を比較するのにはあまり向いていません。また、各金融機関によって取り扱われている保険商品は違っています。

加入先で保険料は変わってくるの?

基本的に、同じ保険商品で契約内容が同じであれば、どこで契約をしても保険料は同じです。商品や契約内容が違えば、保険料は異なります。

オンラインや通信販売で生命保険に加入する方法はある?

メールやチャットで生命保険の相談を受け付けている保険会社も増えてきました。相談だけでなく加入も自分だけでできる生命保険も。どうしても判断ができないときは、コールセンターへの電話やチャットを使ってリアルタイムで相談しながら、手続きを進めるのです。
オンライン販売や通信販売の生命保険は、便利で気軽に申し込みができる一方、自分で保険商品の仕組みやリスク、自分や家族に必要な保障内容を理解する必要があります。保険の知識がある人に向いている販売方法です。
営業担当者との面談に時間がかかったり、相談場所に気を使ったりするのが気になる人にも便利な方法です。

生命保険の解約はどうすればいい?

なんらかの理由で生命保険を解約したい場合の連絡先は、加入時に交付される書類や、加入先の会社のホームページで確認することができます。
解約したい旨の連絡をすると、その後の手続きについて説明してもらえます。

解約の時点で、保険料を滞納していたり、保険会社とトラブルが起こっていたりしない限りは、解約手続きはスムーズに進むでしょう。

担当者の人柄や相性も重要

生命保険の加入先はもちろんですが、保険の提案や手続きを担当してくれる人を選ぶことも重要です。
保険商品を売りたいという目的が強い担当者、保険の加入は最低限の保障があれば十分だという考えの担当者もいます。逆にいくつもの保険に加入し、万が一の備えを充実させておくべきという考えの担当者もいるのです。

最近ではどの加入先でも、ライフプランに沿った資産形成のアドバイスを行うFP(ファイナンシャル・プランナー)やライフプランナーといった資格を持っている方が多くみられます。メリットばかりではなく、リスクなどのデメリットについてもきちんと説明してくれる人、客観的な視点から資産形成の相談や保険商品の提案をしてくれる人に相談するのがおすすめです。
提案を受けたあとは、家族と相談をしたり、自分でじっくり検討したりするなど、提案の内容に納得した上で加入するようにしましょう。

おすすめの加入先と加入方法について知ろう

生命保険について、自分で調べたり、選んだりする自信がある人もいれば、ファイナンシャルプランナー(FP)など知識がある人に相談したいという人もいるでしょう。そのため、生命保険の加入先や加入方法は、自分の希望に合わせて選ぶことが大切です。

保険会社のHPからダイレクト加入がおすすめの人

  • インターネットやパンフレットなどで情報収集を終えており、加入したい保険商品が定まっている人
  • 担当者に会わずに申し込みがしたい人
  • ある程度の知識があり、手続きなども自分ひとりで行える人

保険代理店・金融機関を通しての加入がおすすめの人

  • どの生命保険がいいか比較したうえで加入したい人
  • 複数の保険会社から自分にあったものを選んで、契約をまとめてしたい人
  • 生命保険の知識がないので専門家にお任せしたい、または相談しながら決めたい人

保険会社・保険代理店・金融機関の担当者を通しての加入がおすすめの人

  • 手続きは自宅や近隣のお店などを訪問してもらいたい人
  • 商品の選び方や書類の書き方を教えてもらいたい人

生命保険加入後や解約時のトラブルを相談できるのは?

国民生活センターの統計によると、PIO-NET(全国消費生活情報ネットワークシステム)に寄せられた、生命保険に関するトラブルの件数は次の通りです。

2021年12月31日時点

年度 2018 2019 2020 2021
相談件数 6,589 8,808 6,080 3,610(前年同期4,122)

生命保険に関する主な相談は

  • 勧誘の際の説明不足
  • 契約時の告知に関するトラブル
  • 解約返戻金の額

に関するものです。

生命保険のことで不安やトラブルがある場合の相談先

生命保険加入後や解約時に納得がいかないことがあった場合、次のような相談先が考えられます。

  • 加入している保険会社や金融機関の相談窓口
  • 一般社団法人 生命保険協会 生命保険相談所
    https://www.seiho.or.jp/contact/index.html
  • 各地の消費生活センター
  • 弁護士
  • 税理士

新聞や雑誌、インターネットなどでトラブル解決のための知識をつけることもできますが、実際のトラブル対応となると勝手が違います。トラブルが起こってしまった場合は、一人の判断で突き進むのではなく、専門家に相談するほうがいいでしょう。

まとめ

今回の記事では、生命保険に関する相談は、どこにすればいいかをご紹介しました。
生命保険を販売しているのは、主に、生命保険会社・保険代理店・金融機関です。各加入先それぞれの特徴を理解したうえで、自分に合った加入先を選びましょう。
オンラインや通信販売で加入できる保険商品もあります。保険の知識があり、自分や家族に必要な保障内容を自分で検討できる人に向いている加入方法です。
生命保険の契約時や加入後にトラブルが起こった場合も、相談できる窓口はあります。1人の判断で突き進むのではなく、専門家に相談しながら事態の解決にあたりましょう。

監修者情報

株式会社FP-MYS 代表取締役 工藤 崇
1982年北海道生まれ。相続×Fintechサービス「レタプラ」開発・運営。日本FP協会AFP認定者。2022年夏より金融教育のプロダクト提供。上場企業の多数の執筆・セミナー講師の実績を有する独立型ファイナンシャルプランナー(FP)。

※この記事に記載の情報は公開日時点のものです。

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リアほMAGAZINE編集局

保険選びのリアルな情報やノウハウをシンプルに分かりやすく解説するリアほ編集局です。

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