生命保険の選び方

2021.09.04

成田空港でどんな保険に入ればいいの?

海外旅行傷害保険は、海外旅行中に被ったケガや病気による死亡・後遺障害・治療費用のほか、賠償責任、携行品損害、救援者費用などを補償する保険です。
具体的にどんな補償があるの?」「海外で医療費ってどれくらいかかるの?」「そもそも海外旅行傷害保険って必要?」
ここでは、そんな疑問におこたえします。

・海外旅行傷害保険とは?

海外旅行傷害保険は、保険会社によっては「海外旅行保険」などの名称で販売されており、被保険者(補償の対象となる人)が海外旅行を目的として住居を出発してから帰着するまでの間(以下「旅行行程中」といいます。)に被る可能性のある各種の危険(リスク)を補償※1する保険です。各種の危険(リスク)を総合的に補償する商品のほか、必要な補償だけを選んで契約する、いわゆるバラ売りの商品も用意されています。

※1 海外の滞在地や往復の航空機内だけでなく、住居から往きの空港に着くまでや帰りの空港から住居までといった、日本国内で発生した事故についても補償対象です。

・どんな時にお金が支払われるの?

保険金が支払われる旅行行程中の主な補償内容は次のとおりです。
・疾病・傷害死亡:病気や事故が原因で亡くなってしまったとき
・傷害治療費用 :ケガの治療費
・疾病治療費用 :病気の治療費
・賠償責任費用 :誤って他人にケガをさせたり他人の物を壊して法律上の賠償責任を負った場合
・携行品損害  :被保険者が所有かつ携行する身の回り品」が盗難にあったり壊れた場合
・救援者費用  :海外旅行先でケガや病気で入院して家族が現地に駆けつけた場合の費用
・航空機寄託手荷物遅延費用:手荷物の到着が遅れて身の回り品を購入した場合の費用
・航空機遅延費用:航空機が遅れて宿泊代・食事代などを別途自己負担した場合の費用

・どんな時にはお金が支払われないの?

保険金が支払われない主な場合をまとめてみました。
・契約者、被保険者、保険金受取人の故意または重大な過失による身体障害
・被保険者の自殺行為・犯罪行為・闘争行為による身体障害
・被保険者に対する刑の執行によって被った身体障害
・戦争、内乱、暴動などの異常な事態による身体障害
・頸部症候群(むち打ち症)・腰痛・その他の症状で医師による他覚所見のないもの
・被保険者の無資格運転、酒酔い運転、麻薬・シンナーなどを使用した運転によって生じた 傷害
・被保険者の脳疾患、心神喪失による傷害
・妊娠・出産・早産・流産に起因する疾病
・歯科疾病
・旅行開始前または旅行終了後72時間経過後に発病した疾病

総合的に保障するタイプの海外旅行傷害保険でも保険会社によって補償内容の詳細は異なります。ご加入の際は内容をよくご確認ください。

・海外での治療費ってどれくらいかかるの?

海外では日本に比べ治療費が高額になるのが一般的です。
たとえば、ハワイの私立病院で虫垂炎(盲腸)の治療を受けると平均2日の入院と手術で医療費は約300万円※2ほどかかります。
ちなみに日本では平均4日の入院と手術費用で約60万円※2高額療養費も適用になれば自己負担は9万円弱(70歳未満、年収約370~770万円の方の場合)です。日本の健康保険制度ってありがたいですね!
現地の病院や医療機関で治療を受けた場合、基本的には、いったんその場で治療費用の全額を支払い、帰国後、その領収証を保険会社に提出して保険金請求を行ってはじめて保険金が支払われます。保険会社によっては適切な病院や医療機関と交渉してキャッシュレス治療の手配をしてくれるところもあります。これなら安心して治療を受けられますね。

※2 出典:ジェイアイ傷害火災保険|アメリカ合衆国(ホノルル)医療事情(2016年8月時点)協力:Urgent Care Clinic of Waikiki 聖路加国際病院 

・前もって加入した方がいいの?直前に空港で加入しても同じ?

空港にある保険会社のカウンターなら、海外出発当日に保険の説明を受けてから手続きができます。海外旅行保険ではどんな補償が受けられるのか、保険金はいくら受け取れるのか、よく分からない場合でも安心です。ただし、空港の保険会社のカウンターの営業時間はあらかじめ必ずチェックしてくださいね。
このように空港での加入はとても便利ですが、デメリットもあります。

(空港で加入するデメリット)
・事前申し込みよりも保険料が高いことが多い。(事前にネットで申し込むと割引がある場合があります。)
・空港加入の場合、セットプランが多く不要な補償がついていて自由度が低い。
・往路の自宅から空港までの移動中の補償がない。
・契約できる保険会社の選択肢が少ない。

結構、デメリットが多いですね。海外旅行は前もって計画することがほとんどです。事前にネットでじっくり比較して加入した方が良いでしょう。

・まとめ

海外の医療事情をお伝えしましたが、決して大げさな話ではありません。日本の健康保険制度の保障内容が手厚いだけで、海外の医療費は高額です。数百万円の医療費の支払いに泣かないように、海外旅行に行く際には数千円で加入できる海外旅行傷害保険を検討しましょう。

※この記事に記載の情報は公開日時点のものです。

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リアほMAGAZINE編集局

保険選びのリアルな情報やノウハウをシンプルに分かりやすく解説するリアほ編集局です。

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