「保障」と「補償」と「保証」は何が違うのか【FPコラム】

生命保険に関する記事を読んでいたり、契約書に目を通すと「保障」と「補償」の二文字が目につきます。また金銭契約などを結ぶと各所で「保証」が出てきます。この3文字、何が違うのでしょうか。これらを理解することで、生命保険の最も大切な考えをより深く理解することができます。

まずは言葉の違いを比較する

国語辞書を睨みながら、言葉の意味を比較してみましょう。合わせて保険まわりでの使われ方を記載していきます。

保障・・・保護

地位や権利などに害や影響が及ばないように保護することを「保障」といいます。安全保障、社会保障という言葉が代表的ですね。大きな脅威から身を守ることも意味します。保険では生命保険でこの「保障」を使います

補償・・・償い

何らかの損が生じた場合に、損した分を埋め合わせすることを「補償」といいます。損害保険はこの「補償」を使います

保証・・・責任

人物やモノに対して責任を負うことです。責任を負うことや、確かだと請け負うことといった意味も持ちます。

生命保険と損害保険における保障・補償の違いは、記事を監修していても意外に理解されていないことが多く、驚きを感じます。たかが言葉の問題とも感じますが、生命保険は積み重なれば人生2番目に大きな買い物といわれるほど、長い期間にわたりお金を支払い続けるものです。基本的な言葉の意味も取り違えている業者や専門家には、なかなか任せる気にはならないという側面はあります。そしてもう一つは、目の前に「まさか」の種があるとして、限られた家計からの拠出のなかであなたは何を優先させるかということです。

あなたに必要なのは保障か、それとも補償なのか

保険加入と聞くと知名度の高さから、多くの人が医療保険終身保険を考えます。どちらも生命保険として高い必要性がありますが、すべての方に両方の保険が必要なわけではありません。預貯金のある方や他の資産運用をしている方、独身・既婚など環境の違い、年齢などによって、保険の必要性は大きく変わります。

生命保険と損害保険の関係にしても一緒です。たとえば個人タクシーの仕事をしている人は、生命保険よりも自動車保険を充実させたいもの。UberEatsでたくさんの案件を受注している人は、自転車の使用時間が相場よりも何倍も多いため、自転車保険を考えたいもの。テニスの社会人サークルに精を出している人は、ラケットが人に当たってケガをさせることを考えると、とりあえず個人賠償保険にはしっかりと保険料を出しておきたいものです。

このように本来保険は、その人の環境を分析し、丁寧にカスタマイズされなければなりません。ただ実際は、インターネット上で同じ環境の人がどのような保険に入っているかという(そもそも正しいかどうかもわからない)情報を受け、「終身保険には入らなければならない」「子どもが生まれたら学資保険は必ず必要」といった右に倣え、をしてしまっているように思えます。保険料は限られた家計管理のなかからお金を拠出する、本来とても貴重なもの。まわりがこうしているからではなく、自分たちには何が一番必要なのかを折を見て考える、そんな習慣を身に着けたいものです。

誰に向けての「ホショウ」が最も大事なのか

家族が増えてくると、守らなければならないものも増えます。いわゆる「ホショウ」においても子どもの生活なのか学習環境なのか、親の収入なのか高齢の介護なのかによって、選ぶ保険も変わってきます。これは、「住宅選び」に似ているものではないかと思います。

本当は職場に近くて満員電車を回避できて、庭もあって治安も良くて買い物環境もあって御飯が美味しい、そういう万能な街に住みたいものです。ただ、当然ながらそんな物件は存在しません(もしくは目が飛び出るくらい高いかのどちらか)。なので妥協ではないですが、優先順位を決め、物件を購入したり借りたりします。ホショウも、これと同じです。

優先順位を決めるにあたっては、やはり家族合意が必要です。我慢をした人が途中で折れてしまわないように、家族で話し合って順位をつけていきましょう。家の話に戻りますが、庭付きの生活を優先させたお父さんが都心まで2時間をかけて通っていても、その庭で子どもたちと遊ぶことを楽しみに頑張った結果、通勤途中の勉強で資格を取得してしまったという話もあります。

それでも答えが出ないときは、ライフプランナーといった専門家の出番です。家族全員の話を聞き、一緒に優先順位をつけてくれるプランナーならば、家族全員のアドバイザーとして信頼を得ることも出来るでしょう。

ホショウ選びこと保険選びにおいては、そのような優先順位決めを大切にしていきましょう。そのなかで縁あって繋がった家族が、より信頼し合った仲の良い家族に成長していければ、とても素敵なことですね。

※この記事に記載の情報は公開日時点のものです。

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WRITER'S PROFILE
株式会社FP-MYS 代表取締役 工藤崇
1982年北海道生まれ。相続×Fintechサービス「レタプラ」開発・運営。2022年夏より金融教育のプロダクト提供。上場企業の多数の執筆・セミナー講師の実績を有する独立型ファイナンシャルプランナー(FP)。
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